作品一覧 2022/09/08更新 グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界 試し読み フォロー ステークホルダー資本主義 世界経済フォーラムが説く、80億人の希望の未来 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> チャールズ清水の作品をすべて見る
ユーザーレビュー グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界 クラウス・シュワブ / ティエリ・マルレ / 藤田正美 / チャールズ清水 / 安納令奈 ー パンデミックが引き起こした深刻な危機によって、経済や社会がどのように機能し、なぜ機能しないかを考える機会がたっぷりと与えられた。その審判は明確だろう。私たちは変わる必要がある。というより変わるべきなのだ。だが、変われるだろうか?過去の過ちから学べるのか?パンデミックをきっかけに、明るい未来が開け...続きを読むるのか?地球全体に秩序をもたらすことができるのか? シンプルに言おう。グレート・リセットをやるのか、やらないのか?リセットは野心的な挑戦だ。野心的過ぎるかもしれない。 それでも、やらないという選択肢はない。 私たちは全力で取り組み、やり遂げなければならない。肝心なのは、世界の分断をなくし、汚染や破壊活動を減らしながら、パンデミック前の世界よりも寛容で、公平かつ公正な世界を作ることだ。何もしない、あるいは、おざなりなことしかしないのは、日々悪化する社会格差、経済の不均衡、不正や地球環境破壊に向かって、夢遊病者のように歩くのと同じだ。行動を先延ばしにするなら、この世界がますます狭量になり、さらに分断し、ますます危険で自分本位で、地球に住む大多数の人にとってとにかく耐え難い場所になるのを、ただ見ているのと同じだ。 もう一度言う。何もしないという選択肢はないのである。 ー 複雑に考えすぎるから良くない。 シンプルに、やらない選択肢はないという前提で、やるべきことをやるしかない。 その時に、「公平さ」が問題になり、特定の誰かが犠牲・我慢を強いられるのであれば、その負担をみなが分担する仕組みがないと、世界の分断は抑えられない。 とは言え、本作の出版後にロシア侵攻が起こり、世界の情勢がより複雑になり、分断は加速した。エネルギーと食糧の情勢が変わり、持続可能性やレジリエンスがますます試されている。 さて、やらないという選択肢は無い中で、何もやらずに漠然と日々を過ごしていいものか。そんなわけはない。じゃぁ、何をやろうかなぁ〜。 Posted by ブクログ グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界 クラウス・シュワブ / ティエリ・マルレ / 藤田正美 / チャールズ清水 / 安納令奈 感想 悲劇を踏み潰す社会システム。個人はコロナに打ちひしがれる。しかし集合としての人類は負けない。それは強み。裏を返せば変化できない弱さ。 Posted by ブクログ グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界 クラウス・シュワブ / ティエリ・マルレ / 藤田正美 / チャールズ清水 / 安納令奈 本書はいわゆるグリーン成長を主張している本だと理解しています。 拝金主義の集団であるダボス会議でも「GDP成長絶対主義」を見直しを主張し始めたのは一つ評価したいです。新型コロナウイルスがネオリベラズムにとどめを指すものという認識も正しいものだと思います。しかしながら本書内で指摘されているようにパンデ...続きを読むミックは経済・社会の不平等性を徹底的に浮き彫りにするものでした。 その根本の欠陥を生み出す資本主義への批判が全くないと言ってもありません。 やっぱり本書全体で語られているリセットと言いながら特権階級にいるダボス会議にいる人々の資本や権力はリセットする気はさらさらないんだね、とつくづく思わされました。 Posted by ブクログ グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界 クラウス・シュワブ / ティエリ・マルレ / 藤田正美 / チャールズ清水 / 安納令奈 コロナの影響による社会や環境、テクノロジー、個人の変化はどうなるかについて書いてあった。 テクノロジーの部分がかなり興味深く、プライバシーをある程度無視した監視体制が正当化される現在の状態が続けば、たしかにテクノロジーはどんどん進化すると思うが、テクノロジー主導の中国のような監視社会も出来上がって...続きを読むしまう危険性が、自分の中に抜けていた。 便利なこと=決断しなくても良くなること という認識があったが、それは逆にテクノロジーに頼った危険な考え方だと感じたので、その点は押さえておきたい Posted by ブクログ グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界 クラウス・シュワブ / ティエリ・マルレ / 藤田正美 / チャールズ清水 / 安納令奈 「パンデミックというグローバルな体験を共有したことで、危機と共に見えてきた諸問題に少しでも歯止めをかけられるだろうか?」(P.274) という議論を投げ掛ける本だった。 Posted by ブクログ チャールズ清水のレビューをもっと見る