堀越正雄のレビュー一覧

  • 江戸・東京水道史

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    タイトルには江戸とありますが、内容的には東京都水道局100年史という感じの本です。玉川上水などの素掘りの水道しかなかったところから今の利根川まで使った大規模な近代水道網に至る歴史を職員さんの目線で書いているますが、東京の拡大とともに面的にも質的にも拡大していく様子がよく解ります。そういえば80年代までは渇水が良くありましたが最近は渇水を聞くことも少なくなって、本書では書かれてない直近30年間も水道の拡充は続いているのですね。

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    2023年03月09日
  • 江戸・東京水道史

    Posted by ブクログ

     水道関係の仕事があるとか、ではないんだけれど、このところ続いていた“水道本”はこれが最後。本書は江戸時代から昭和50年代までの東京の上水道史である。

     玉川上水、淀橋浄水場、溜池……、存在と名前は知っていても、詳しい中身は知らなかったのだが、本書でその全体像が分かった。鉄管も消毒剤もなかったころ、きれいな水を市街地まで届けるのは大変な苦労があったと、改めて実感。ポンプとかなかったころに、ちゃんと流れる水道システムを造った先人は本当に凄い!

     水道の料金システムもなかなか興味深い。江戸時代は、武家は石高、町人は小間割り(こまわり→小間は江戸時代に幕府が町人の屋敷地に対して、公役を賦課すると

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    2021年01月18日