高丘哲次のレビュー一覧

  • 約束の果て―黒と紫の国―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    すべての仕掛けを理解した上で、また読み返したくなる一冊。ただし初見時の感動は感動であったので、「時間を置いて」読み返したくなるというべきか。
    アジテーションに利用される遺物、という話から始まることもあり、現実的な話かと思いきや、娯楽小説とされる作中作が思ったよりファンタジーにすっ飛んでいき、しかもそれが何らかの比喩でもなんでもなく、恐らくは作中の歴史の真の姿であるというのは意外だった。「いくらなんでも王子多すぎやろ」「おっ、数が符合したってことはこれが何かのキーなのか?」「いやそういう話なんかーい!」となって忙しいのなんの。これで作中作の文体も違ったりしたら面白い反面、読むのが大変だったろうが

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    2025年01月29日
  • 約束の果て―黒と紫の国―(新潮文庫)

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    最初は三国志?のような字面が続いて、楽しく読めるのか不安になったが、すぐに作品の世界に引き込まれた。
    挿絵がなかったこともあって、後半の文章を読んでそうだったのかと思うところもありとてもおもしろかった
    途中から少しグロい表現がでてくる

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    2024年04月14日
  • 最果ての泥徒

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    3.8。大分前に読んでたのに漏れてたので。面白くはあったのだけど、国名当て字で違うものにした方が素直に飲み込める部分が端々にあった。架空の存在を重ねるには近すぎて重い。

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    2024年10月15日
  • 約束の果て―黒と紫の国―(新潮文庫)

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    3.9。面白かった!話のシンプルさを眩ませ先へ先へ導く構成が見事。実のところこの作品名も著者もまるで知らなかったのだが、ひょんな事から知って手を出した。大当たり。こういう事があるから小説読むのがやめられない、と改めて思わされた。

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    2023年11月10日
  • 約束の果て―黒と紫の国―(新潮文庫)

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    空前絶後のボーイ・ミーツ・ガール!!
    な~んて帯に書かれたら、もう駄目、気になっちゃって買ってしまったよね。
    さすが、日本ファンタジーノベル大賞受賞作、作中の世界を理解するまでが難しい。これもまだまだ読み返したいシリーズ。
    表現がとても儚くて美しくて好き。

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    2024年02月24日