マイケル・ムアコックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
イギリス発祥のファンタジーの一つに「永遠の戦士」と呼ばれるシリーズがあります。
「永遠の戦士」の名を冠するものは多数いますが、その一方で、多にして一なる存在であるともされています。
「地球」を舞台にした別次元での物語、時に同時に存在し、時に時代も次元をも超えての転生体としてつながり、
その万華鏡のような有り様と「多元宇宙」と表現される世界で、それぞれを主人公とした物語は紡がれていきます。
自分が初めて手に取ったのは中学生の頃でしたからもう20年近く前になります、そう考えると息が長いですね。
本国イギリスでは幾度となく新版が重ねられていますが、最新版では体系化され全14冊にまとめられたそうで -
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Posted by ブクログ
ものすごく久しぶりの気がするマイクル・ムアコックです。
最近(ここ数年かな?)、ハヤカワ文庫でも、創元推理文庫でも、「永遠の戦士」シリーズ関連で新装版が出たりしています。
「永遠の戦士」というシリーズは、ムアコックのこれまで別々に書かれていた物語を、無理矢理(?)、実はパラレルワールドでとか、実は生まれ変わりで(同じ者の別の側面で)という感じに理屈づけて、くっつけた壮大なシリーズです。
で、こうすることによって、いろいろな物語の主人公たちが、クロスオーバーで、いろいろな世界に顔を出します。
特に、ヒロイック・ファンタジーの4シリーズである、エルリック、エレコーゼ、コルム、ホークムーンは、別 -
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Posted by ブクログ
ムアコックのエターナル・チャンピオンシリーズの一作。
日本人読者にとって(私もそうだが)、剣の中の竜に登場したフォン・ベックのシリーズかと思いきや、実はこちらの方が先であった。
ストーリーとしては30年戦争を舞台にフォン・ベックが美女を手に入れるべくルシファーの命のもと聖杯探索に出る、というもの。
今までのエターナル・チャンピオンシリーズに比して、現実の世界を舞台にしている(とはいっても架空歴史ではあるが)。フォン・ベックはエルリックを始めとする従来の主人公に比べれば現実主義者で行動的。いわゆるエターナル・チャンピオンを期待するとちょっと違うが、それでも冒険小説としては十分読める。