笠岡誠一のレビュー一覧

  • 9割の人が間違っている炭水化物の摂り方

    Posted by ブクログ

     本書は、栄養生理学や食品科学を専門とする先生が執筆されている。健康のための食事法は、「①正しい理解×②幸福感×③快楽のコントロール」が必要になる。そのためには、炭水化物の摂り方についての知識が必要で、本書では、より健康的な炭水化物の摂り方・食べ方が紹介されている。
     健康になるための食事、炭水化物、レジスタントスターチなどに焦点が当てられていて、勉強になった。夕食はなんとなく炭水化物を控えていたが、炭水化物が必要な理由や効果的な摂り方がわかった。栄養バランスや食物繊維を摂ることなどいろいろ考えつつも、食事を楽しく摂っていきたいと思う。

    1. 「不健康の落とし穴」にハマらないために
    ・炭水化物=糖質(単糖類から多糖類まで様々ある)+食物繊維
    ・炭水化物を減らすと食物繊維を減らすことになるので注意→腸内環境の悪化
    2. 炭水化物は「腸の健康」を握っている
    ・腸活の目指すところ:悪玉菌をできるだけ減らし、善玉菌が優勢な状態を作り出す
     →①発酵食品(納豆やキムチ)に含まれる善玉菌そのものを腸に送り届ける
     →②善玉菌のエサとなる食物繊維を送り届ける
     (①をプロバイオティクス、②をプレバイオティクスという)
    ・日本人はアミラーゼ遺伝子を多く持っていて炭水化物を分解しやすい
    ・不溶性食物繊維を簡単に摂取するには?
     →「ご飯」を「冷やして」食べること
     →炭水化物を冷やすと、「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」が増加
    ・レジスタントスターチは水溶性と不溶性の両方の食物繊維の機能を兼ね備える
    ・加熱後のでんぷんを冷ますと、分子鎖がほどけにくくなる(消化しにくい)
     →でんぷんを大腸にまで届けることができる
    3. 集中力・記憶力を上げる「炭水化物」の摂り方
    ・ご飯を冷ますとレジスタントスターチが増える→GI値が下がる
    ・バランスのよい食事とは?
     →①炭水化物50~65%、脂質20~30%、たんぱく質13~20%(栄養バランス)
     →②主食・主菜・副菜・汁もの(定食メニュー)
    4. 体調をよくする正しい炭水化物の摂り方・実践編
    ・寝ているときでも、からだの中では様々な働きがあってエネルギー供給が必要
     →夜寿司や冷ましたおにぎりがおすすめ
    ・おやつ(捕食)にも冷たいおにぎりがおすすめ
    ・ご飯の温度とレジスタントスターチ量:常温(または冷蔵後)で1時間冷ましたもの>それを電子レンジで再加熱したもの>冷凍保存したもの>それを電子レンジで再加熱したもの>炊き立て
    ・パンにもレジスタントスターチはあるが、小麦(粉)よりも米(粒)の方がよい
    ・イモ類や豆類にもレジスタントスターチは豊富にある
     →冷ました焼き芋やポテトサラダ
     →インゲン豆や小豆、ヒヨコ豆
    ・ご飯とみそ汁は栄養学的に最高。発酵食品をプラスして最強の腸活メニュー
    5. 「健康マインド」を作り、心もからだも元気に!
    ・完全食はあくまで現時点での基準(厚労省の摂取基準がベース)
    ・食はそのときの感情に左右されやすい。感情によって食べたいものも変わる
     →気分が前向きなときにはヘルシーなもの
     →ストレスや気分が落ち込みがちなときにはジャンキーなからだに悪そうなもの
    ・食事は「からだの栄養」だけでなく、「心の栄養」でもある

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    2025年01月20日
  • 腸活先生が教える病気を遠ざける食事術 炭水化物は冷まして食べなさい。

    Posted by ブクログ

     笑えるくらいわかりやすいタイトル通りの本。(もちろん細かいことや必要な情報は本に網羅されている)
     実用書はこれくらいわかりやすくて読みやすい本が好き。

     何よりも、世の中にある健康法や食事療法において、やりすぎると害になるものや、生半可に行うと害のあるものが多々ある。でも、冷やした炭水化物を食べたところで……多分そんなに害はない。あったかいご飯が食べたい人がストレスを感じるくらいかと思うが、その場合の回避策についても書かれているし、安心して人に進めやすい。
     あとは冷や飯を食う生活を始めて、効果ができるか出ないかですよね……。それは1週間程度だとまだわかりません。

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    2020年11月30日