山口幸夫のレビュー一覧

  • ハンドブック 原発事故と放射能

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     福島原発事故を起因としたニュースが今でも立て続けに報道される。今でも事故は終わっておらず、むしろその状況は事故後よりもさらにひどくなっていることを日に日に感じている。
     事故から3年以上経ち、改めて原発についての認識を整理するためにこの本を手に取った。一つ一つの事柄を丁寧に説明してくださる著者の文体からは読者への限りない良心と事故への怒りを感じ大変好感が持て勉強になった。原子炉の仕組みから放射能の基礎知識、原子力の歴史、被曝とは何か、そしてエネルギー効率について、それらがたどってきた歴史をまぜなが丁寧に説明されていた。
     特に第二章と第三章が勉強になった。
     

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    2014年06月05日
  • ハンドブック 原発事故と放射能

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    基礎の基礎を勉強したくて、まずはジュニア新書を読んでみた。さすがに入りやすく、わかりやすい。
    でもまだまだ知りたいこと、知るべきことが多い。多くの角度から勉強してみたい。

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    2014年02月04日
  • 理科がおもしろくなる12話

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    ネタバレ

    ジュニア新書、侮れないよな。
    原子力のお話もそうなのだけれども、
    よく解説してもらうと、それが便利な反面
    とてつもなく環境には
    悪影響を及ぼしていることには驚くばかりです。

    驚きだったのはよく成分名を聞くDDT
    恐ろしいほどに行けない代物です。
    そして、人工成分の宿命といえる耐性。
    相手だって進化をするのです、
    耐性を身に着けるんですよ。

    なんというか人の生活活動は
    きちんと意識しないと有害でしかない…

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    2020年12月16日
  • 理科がおもしろくなる12話

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    [ 内容 ]
    20世紀に私たちの生活を限りなく豊かにしたかに見えた科学の発展も、いまや地球温暖化・環境ホルモン・度重なる原発事故など、地球の生態系全体にかかわる深刻な問題を生み出しています。
    本書では古代以来の科学の歴史と今日の問題をやさしく解説。
    新しい「理科総合」と「科学史」の副読本としても最適の一冊です。

    [ 目次 ]
    1 科学の歴史(物質の最小単位を求めて;生命とは何か;宇宙をどう見るか;効率と能率)
    2 わたしたちと最先端の科学(電波とは何だろうか;量子力学の舞台;ピー・ピー・エムの世界;生命のつながり)
    3 「環境の時代」の中で(原子力発電と放射能のゴミ;動く大地;地球温暖化と異

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    2011年03月24日
  • 理科がおもしろくなる12話

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    とくに4章以降の後半が面白かったかな。91年発行の古さは感じなかった。ジュニア新書なので記述は平明ながら、きちんと図表を理解すれば面白さが増す部分もあってナイス。

    残念なのは参考文献があまり充実していないこと。本文に物足りなさを感じたときに、すっと進める行き先がない。まあこれも対象が対象だけに期待するほうが間違っているかもしれない。

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    2010年05月05日