青本雪平のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ父親の都合で転校を繰り返す礼恩を取り巻く小学校生活を軸に進むミステリー
最後のオチが秀逸で、エピローグ読み終えてすぐプロローグをもう一度読んでまたエピローグを読みました。
読んでいる最中にすごく感じていた「主人公、小学生4〜6年生にしては文体カチカチすぎじゃない?」ろいう違和感がまさに伏線であったことに震えました…!
私自身も小学生の時に、子どもながらにその理論はおかしいでしょ、と大人に思ったことが少なからずあり、そんな情景も思い出されました。
また、どうしても私は作家論的な読み方をしてしまうので、作者にとっても言ってしまえば嘘である創作というものの意味や思いを改めて考察・検討されてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の要目礼恩(かなめ・れおん)は、父親の仕事の都合で転校を繰り返している小学生。彼が各地を転々とする生活のなかで身に付けた処世術。カメレオンのように世界に擬態し、違和感なく融け込むこと。そんな鋭い観察眼と思慮深さを持つ礼恩が転校するたびに遭遇する、噓つきなひとびとが関わる事件や謎を描いたお話。
タイトルや表紙は少し不穏な印象がありますが(それで借りたところもある)、読んでみると思慮深い小学生視点での群像劇といった内容で面白かったです。
ミステリーを読んでいる人ほど「あの件はどうなったの?」と思いたくなる要素も正直ありますが、小学生では理解仕切れないところはハッキリとそう描写されているだけ -
Posted by ブクログ
配信という文化、システム、そこでのマナーなどもろもろ、動画配信を普段あまり見ないために知らないことも多かったけど
テクノロジーが進歩しても、そこに関与する人の人間臭さみたいなものは無くならないんだなと思った
発信する人の性格や思いを汲み取る道具として、手書きの文章には筆圧や筆跡があるけど、動画配信では声色や話すスピードなどがあって
選ぶ言葉以外の情報はむしろ多い
配信者が語る内容、その裏にどんな感情があるのか、受け取る側はどんな反応をするのか
そういう人間味が誰もが見ることができるスケスケのガラスケースの中にごちゃっとある感じ
そういう裏の意図って分からない方がいいこともある -
Posted by ブクログ
ネタバレ動画配信者たちの連作ミステリー。
誰かをはめようと画策した人が、逆にしてやられる⋯的な展開が続くなぁという印象でした。
表紙のデザインからも、視聴者も巻き込んで話が展開されるのかな?と思っていたのですが、視聴者はほぼ登場せず、配信者同士の攻防がメインでした。
『考察系』なんかでは、生配信のみせかけ配信なんてしたら、コメント入れようとした視聴者にすぐバレてしまうのでは⋯?と思いましたが、視聴者は登場してこないため、まあいいのか⋯?と。
動画配信者は、フリーか、事務所に所属していたとしても活動はそれぞれで行う人が多そうですが、同業者とのつながりは、コラボなどもよく見ますし、深めな世界なのかな〜など -
Posted by ブクログ
ネタバレ動画配信にまつわる話を集めた短編集。
『暴露系』知り合いの雑誌記者に、ある暴露系配信者についてのネタを譲ると言われた暴露系配信者の千里。迷いながらもタレコミ元に会いに行ってみると…。
『心霊系』いわく付きの心霊スポット・旧K邸に心霊系配信者が集められた。センパイの配信を手伝う大学生のおれも向かうことに…。
『考察系』人気配信者の社長に集められた考察系配信者3名。半年前に自殺した考察系配信者・テラー寺沢の死の真相を考察してほしいというが…。
『救済系』地方の新聞社で働く女性は、ある行旅死亡人の情報に目を止める。樹海で発見された、女性向けのキャラクター型リュックを所持していた男性の遺体。引っかかる