野末武義のレビュー一覧
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ネタバレ印象に残った点
★結婚相手としてパートナーを選ぶのには、結婚やパートナーに対する期待や動機があり、二人を結びつけている。3
・本質的にパートナーが変わってしまったというよりも、自分がコインの表と裏のどちらを見ているかという問題。9
・子供の誕生によって夫婦関係が悪化した:5割の夫婦。23
・「いつもありがとう」「お母さんのつくる食事はおいしい」→自己評価の安定、心の健康。逆に「仕事をやっているから、ツマが家庭をやるのは当たり前」→子供も母親に感謝しなくなる。36
・自分がパートナーにgiveしていることは意識しやすいが、逆はなかなか気づきにくい。38
★親密:自分が自分らしくいられ、相手のそ -
Posted by ブクログ
夫婦間のコミュニケーションにおいて、互いの考えを汲み取れなかったり、自分の気持ちを伝えきれずに不満が溜まったりすることへの改善策を求めて本書を手に取りました。本書は、アサーション=「自分も相手も大切にする自己表現」を軸に、夫婦関係の本質と具体的なコミュニケーションスキルを分かりやすく解説しています。
特に印象に残ったのは、夫婦といえども元々は異なる文化的背景(育った家族)を持つ他人であり、価値観の違いは当然であるという視点です。相手を変えようとするのではなく、自分の「ものの見方・考え方」や、相手の特性に対する自分の「受け止め方(良く解釈するか、悪く解釈するか)」を変えることの重要性も学びまし -
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良書だった!
夫婦・カップルの関係性はとても複雑で難しい、永遠の課題とも言えるが、誰からも教えてもらえない。
仕事におけるコミュニケーション術は多くの人が学ぼうとするのに、この課題に関しては学ぶ風潮自体が無いように思える。
そのため、育ってきた環境やメディア、身近な人たちからの偏った影響で自然と価値観が形成されていく。
本作では、夫婦関係によって生じる問題の原因が言語化されている。自分たちの間に起きている問題はまったく珍しいことではない、よくあることなのだと知ることができる。
自分の弱み、ものの見方や考え方の癖に気付かされ、面白いしためになる本だった。
もしこの本の内容をパートナー同士で共有 -
Posted by ブクログ
夫婦・カップルだけの関係にとどまらず、人間関係を良好に築くためにどうすればいいかを、本質的に記載している本だった。
説明も分かりやすく、初学者でも理解しやすい言葉遣いだった。
人といい関係を築くためには、自分のことを受け入れ、相手とアサーティブに対話することが必要。簡単にアサーティブにな対話ができるとは思わないが、少しずつ、自分の改善するべき点を見つけ、人と良い人間関係を築いていきたい。
以下、気になった言葉
■パートナーの話を聴けないとき
・聴けないということをアサーティブに伝えることが大切。
「私は今いそがしいし疲れているから、あなたの話に集中できないと思う。だから、明日にしてほしん -
Posted by ブクログ
ネタバレそもそもで、関係性を続けることの大変さを異文化交流と表現しています。
上手くいかないのも当たり前、という事ですね。
そんな中、付き合いたてから、子供ができて成人するまでなど、様々なライフステージで起こりうる問題の話があります。
親密でいるには、お互いにケアし、他ではない相手を尊重し、楽しむことが大事とのこと。
・パートナーをありのままに受け入れる
・二人の関係に自分が責任を持つ
・謝ることを許す
・痛みを分かち合う
親密になる前に身構えてしまう防衛反応、親との関係性が成人になってからも影響していること、男女の問題に対する取り組みの違いなど、内容は多岐です。
ここまでは問題のパターンの -
Posted by ブクログ
性別や生まれ育った環境によってコミュニケーションの取り方が違うということが書かれている。性別によって異なるコミュニケーションの方法については、本当にそうだなって思うと同時に、このことについて知識があるだけで、異性間のコミュニケーションの齟齬は減らせると思った。育った環境の影響というのも本当にあると思う。私も気づかないうちに同性の親と同じような、良好な関係を築く上で好ましくない態度をパートナーにとっていることがある。しかし、いくつかのコミュニケーションの取り方についての類型化をこの本で知ることで、自分のコミュニケーションの取り方の癖や、他にどういう取り方があるのかを知ることができ、対処につなげる