武田雄治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
経理の本分ということで経理部員としての心構えや仕事への向き合い方について個人的には納得する内容だった。(私は経理歴6年)
経理は「情報倉庫業」ではなく「情報製造業」でもなく「情報サービス業」というところは大いに腑に落ちる部分だった。
特に後半は腑に落ちるどころか頭が痛くなった。
「人の上に立つものの心得」は自分の会社の上司というか経理責任者に読ませてやりたい。経理部のビジョンなんて聞いたことはないしマネージャーの役割を行なっていないから部員にまとまりはなく結束など微塵も感じない。また属人化のオンパレードで誰が何をやっているかはなんとなくしかわかっていないし、挙げ句、作業量にバラツキがあり頼みや -
Posted by ブクログ
本書は、上場企業の経理部員をターゲットに、
経理部に配属された時に、経理の処理ルールの本ではなく、最初に経理部の意義、本当のお客様を知るために書いたと「はじめに」に書いている。
上場企業でも経理部の業務が仕訳の入力や決算書に数値を当てはめる作業で終わっていたり(情報倉庫業)、各利害関係者に対して価値ある情報をタイムリーに提供できているが、その情報が事実にとどまっており(情報製造業)、新たな価値を創造したり、企業価値を高めたり、経営のサポートをしたりする部署(情報サービス業)至っていないと述べている。
部署の存在意義や業務の原則、部員の心得を述べながら、情報サービス業としての経理として必要な知識