東辻賢治郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
500ページを「歩き」 、著者の歩いた風景を「読む」。この本を完読できる人は、歩くことに向いてる人かも。
歩くことについての随想であり、著者の脳内に展開された濃密な哲学ランドスケープです。約500ページの分厚いハードカバー本。広大な著者の脳内世界にある、"歩行"という大陸のマップとも言えます。"歩く"というキーワードを太い幹として据え、哲学、文学、人類学、社会学、ナチュラリズムなどあらゆる方向へ枝葉をのばす詩的な思索でできています。
「歩くこと」を主題にした本を数冊読みましたが、それぞれに共通してることは、より高みを目指す登山とはことなり、歩くこと -
Posted by ブクログ
タイトルと帯に心惹かれて購入したものの、ちゃんと表紙を見ていなかったためエッセイとは気付かなかった。そんな驚きから読み始めたが、内容はある程度面白く楽しむことができた。ヨーロッパの地理に詳しければより楽しめそうだとは思うのだが、そっち方面に詳しくなることはきっとないだろう。飛行機も船も車も嫌いな引きこもり人間にはちょっとハードルが高い。
本筋とは全然関係ないのだが、蝟集という単語が作中に出てきて、意味を調べた。意味そのものは集という字からわかる通り、一か所に集まっている様なのだが、蝟という字がハリネズミを表しているらしくハリネズミの針のように集まっているという意味だそうだ。知らない言葉と出会う -
Posted by ブクログ
難書だが、最初の3章あたりが1番面白かったな。研究者で子持ちの彼女が都市で感じた違和感をうまくエピソードとともに表現していて、気持ちがわかるわかる。確かに街はmale-dominant でつくられているわぁ、と納得した。研究者らしく、研究もいくつも紹介されていて、とても面白い一冊だった。最後の方は難しかったなぁ。
p.103 ケイリーン・シェーファー『家に着いたらメッセージしてーー現代の女友達の進化と成功』
p.129 孤独を楽しめる条件は、パーソナルスペースが尊重されることだが、女性がこの特権を享受できる事は少ない。理想的な遊歩者(フラヌーズ)とは都市の群衆の中に自由に出入りできるよ