東辻賢治郎のレビュー一覧

  • 暗闇のなかの希望 ──語られない歴史、手つかずの可能性

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    絶望と冷笑主義が蔓延する現代に於いて、希望を持つことは可能なのか。「希望は光を浴びた舞台の真ん中ではなく、周縁の暗がりにある」。2003年、イラク戦争が始まった時期に書かれた本書。安易な楽観には気を付ける必要があるが、絶望する必要もない。しなやかに、前を向く勇気を持つこと。「あなたの敵は、もう希望はないとあなたが信じることを願っている」

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    2026年06月26日
  • ウォークス 歩くことの精神史

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    500ページを「歩き」 、著者の歩いた風景を「読む」。この本を完読できる人は、歩くことに向いてる人かも。


    歩くことについての随想であり、著者の脳内に展開された濃密な哲学ランドスケープです。約500ページの分厚いハードカバー本。広大な著者の脳内世界にある、"歩行"という大陸のマップとも言えます。"歩く"というキーワードを太い幹として据え、哲学、文学、人類学、社会学、ナチュラリズムなどあらゆる方向へ枝葉をのばす詩的な思索でできています。

    「歩くこと」を主題にした本を数冊読みましたが、それぞれに共通してることは、より高みを目指す登山とはことなり、歩くこと

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    2026年03月28日
  • 地図とその分身たち

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    タイトルと帯に心惹かれて購入したものの、ちゃんと表紙を見ていなかったためエッセイとは気付かなかった。そんな驚きから読み始めたが、内容はある程度面白く楽しむことができた。ヨーロッパの地理に詳しければより楽しめそうだとは思うのだが、そっち方面に詳しくなることはきっとないだろう。飛行機も船も車も嫌いな引きこもり人間にはちょっとハードルが高い。
    本筋とは全然関係ないのだが、蝟集という単語が作中に出てきて、意味を調べた。意味そのものは集という字からわかる通り、一か所に集まっている様なのだが、蝟という字がハリネズミを表しているらしくハリネズミの針のように集まっているという意味だそうだ。知らない言葉と出会う

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    2024年08月12日
  • フェミニスト・シティ

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    街は女性のものではない。という考え方にびっくり。なるほどたしかに、路面店でお買い物するより、商業施設にいると安心するんだよなあ。
    また、女性、たとえば白人女性の権利が守られるほどに、有色人種の方の権利が迫害されるなんて面も指摘していたり。
    解決策は示さないけど、とにかくそういう見方があるんだなと学べる本。

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    2024年08月06日
  • フェミニスト・シティ

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    確かにね、と思うことが文章となり書いてあった。たしかに、安全なショッピングモール、女性が好きなのはそうか落ち着くからか。
    その他、気づかなかったことも発見があった。
    最後まで読みきれなかった...

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    2023年09月26日
  • フェミニスト・シティ

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    難書だが、最初の3章あたりが1番面白かったな。研究者で子持ちの彼女が都市で感じた違和感をうまくエピソードとともに表現していて、気持ちがわかるわかる。確かに街はmale-dominant でつくられているわぁ、と納得した。研究者らしく、研究もいくつも紹介されていて、とても面白い一冊だった。最後の方は難しかったなぁ。

    p.103 ケイリーン・シェーファー『家に着いたらメッセージしてーー現代の女友達の進化と成功』

    p.129 孤独を楽しめる条件は、パーソナルスペースが尊重されることだが、女性がこの特権を享受できる事は少ない。理想的な遊歩者(フラヌーズ)とは都市の群衆の中に自由に出入りできるよ

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    2022年11月03日