大原省吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大原省吾『首都圏パンデミック』幻冬舎文庫。
まさに今の時代だからこそ興味ひかれるタイトルだ。2016年に刊行された『計画感染』の改題作とのこと。内容からすると改題前のタイトルの方がしっくり来る。種を明かせば、本作の中では首都圏でパンデミックは発生しないのだから、誇大気味のタイトルという訳だ。
しかし、ストーリーは独創性があり、ウイルスに関する専門知識もちりばめられており、非常に面白い。
プロローグにバンコク発の羽田行きの旅客機内で乗客の発症する場面が描かれる。本編に入ると、主人公の新庄直人がタイで記憶を失った謎の男として登場する。また、長崎県の五島列島の小島で、強力な新型ウイルスにより島民の殆どが短時間で死に至るという恐ろしいシーンが描かれる。
その後、物語はタイと日本を行き来しながら、予想を覆すかの如く紆余曲折しながら、新型ウイルスの謎と感染拡大の恐怖が描かれていく。
新型ウイルスの日本上陸を目前に日本政府が下した決断は……
見事な結末に胸を撫で下ろしながら、今の新型コロナウイルス感染が世界で一刻も早く収まることを願うばかりだ。
本体価格830円
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Posted by ブクログ
〜あらすじ〜
感染力、毒性が強い新型ウイルスが長崎で発生。
そのウイルスが蔓延した飛行機が東京に向かう。
首都圏封鎖も視野に入れる政治家。
未曾有の脅威と闘う人間を描いたタイムリミット・サスペンス。
裏表紙に書かれているあらすじを見て面白そうだと思い、手に取りました。
しかし、冒頭の人物紹介の一番初めに、
新庄直人(三十六歳)
主人公。記憶をなくし、タイの田舎の川辺に流れ着く。
と書かれており、もしやカバーと中身が違うのではないかと一瞬思いました(゚o゚;;
しかし実際そんなことはなく、東京の警察サイドから首都圏パンデミックを阻止するパートと、タイの川辺からスタートして首都圏パンデミックを阻止するパートに別れており、なぜ主人公がタイにいるのかは後々話が繋がってくると判明します。
それにしても飛行機の中でウイルスが蔓延すると、文字通り地獄ですね((((;゜Д゜))))ガクガク
しかも作中の新型ウイルスは、症状が出てから死に至るまでの時間が短いので、読んでいて本当に恐ろしくなりました。
フィクションだと思いたいですが、現実でもコロナのようなウイルスが蔓延していたので、決して起こり得ないわけではないですよね…。
物語はとても面白く、特に飛行機内のお話からは寝る時間になってもなかなかやめ時が見当たらずに夜更かしするほどでしたが、読んでいてなんだか怖くなってしまったので☆4にしました。
そもそも修学旅行でしか乗ったことはないですが、怖くてしばらく飛行機には乗れません(((=ω=)))ブルブル