リチャード・P・ルメルトのレビュー一覧

  • 戦略の要諦

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    戦略とは何で、どう考えるべきかが一冊にまとまっている。500p超で骨太な本。
    大切なことは、何が一番重要なポイントなのかを見極め、それを解決するためにどうするのかということ。みたいな話ではあるが、奥が深い。
    一回では理解が追いつかないので何回か読み直したい。

    目標数値を達成するものではないという話もあり、個人的に持っていた違和感の正体に気づけた。

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    2025年05月10日
  • 戦略の要諦

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    戦略策定という抽象度が高いと考えられるものを、具体的で“ちゃんと腹落ちする”考え方で進めるためのガイドしています。戦略というエグゼクティブ向けで抽象度の高いテーマを、以下に実践的に進められるか、という内容だと思います。
    課題ありきの戦略立案の進め方を提唱しています。ただ中盤の、課題をいかに捉えるかとか、戦略を立てるための自社の強みをいかに捉えるかor構築するかという内容は、それほど独自性のない内容に思いました。
    一方で、いかに芯を食った戦略を立てるために議論していくか、という『戦略ファンドリー』の項については、独自性もあり実践的で、高揚感のある内容で参考になります。

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    2024年04月26日
  • 戦略の要諦

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    前著「良い戦略 悪い戦略」の加筆版といったところ。事例が豊富なのは良いのだが逆に読み切るための分量も多くてややしんどい。最終章の「戦略ファウンドリー」で、実際に経営幹部たちが戦略を検討した事例が書かれているのが参考になった。後で手のひら返しにならないようにするためのコツまで書いてあって実践的。

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    2024年04月05日
  • 戦略の要諦

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    素晴らしかった。
    困難だが解決可能な最重要ポイントを見つけて、そこにリソースをぶちこむ
    現状を鑑みない理想だけの目標はクソ

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    2024年04月04日
  • 戦略の要諦

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    まるで言うとおりにするかは差し置いても、ミッションやビジョン、バリュー、パーパスの策定に夢中になっている高校生みたいな経営陣には重要な話で、耳障りのいいことに夢中になっててもなんにもならないし、利害調整は本質ではないことが再認識できる。

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    2024年03月24日
  • 戦略の要諦

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    戦略の要諦
    著:リチャード・P・ルメルト
    訳:村井章子

    戦略とは何か、ということを語る大書

    扉に、こうある

    戦略の策定とは
    意思決定ではない
    目標設定でもない

    卓越した優位性も
    長期的ビジョンも
    他社との比較も要らない

    戦略の策定とは、克服可能な最重要ポイントを見極め
    それを解決する方法を見つけることである 



    気になったのは、以下になります。

    ■序

    戦略を立てるスキルは3つの要素で形成される
     ・ほんとうに重要なのはどれで、後回ししてよいのはどれかを見極める能力
     ・その重要な問題の解決は手持ちのリーソスで現実的に解決可能なのかを判断する能力
     ・リーソスを集中して投入す

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    2024年03月14日
  • 戦略の要諦

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    アイデアを生む最も信頼できる方法は『難しいと感じたところ』を『とことん考える』こと。そしてそのときに役に立つのは、粘り抜く、類推する、視点を変える、暗黙の前提を言語化する、常に“なぜ”を問う、無意識の制約に気づく、の6つ。

    効率がとことん求められるご時世において、これがなかなか難しい…。

    VUCAの時代にRBVが当てはまるのかと斜に構えて読み始めたが、地に足がついた内容だった。戦略ファウンドリー、自分でもやってみよう。

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    2024年01月05日
  • 戦略の要諦

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    ●2025年5月26日、東京大学・書籍部にあった。セッションで寄った日。
    「良い戦略、悪い戦略」の著者の最新作だって。

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    2025年05月26日
  • 戦略の要諦

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    この本で訴えたい4つのことは、戦略を立てる最善の方法は困難な課題に正面から立ち向かうことであること、活用できるリソースを確認すること、いかにも魅力的な誘惑に負けたり横に逸れたりしないよう注意すること、グループで戦略を立てるやり方には落とし穴が多いと心得ることである。戦略とは何かについての解説、課題の診断方法、診断後の攻略方法、リーダーを迷わす誘惑などを部単位で解説している。

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    2025年01月02日
  • 戦略の要諦

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    重要ポイント:課題の中で最も重要かつ解決可能な要素
    戦略の要諦:困難に向き合い最重要ポイントを見つけてリソースを集中投下する

    戦略:課題を解決するための方針と行動計画の組み合わせ
       →課題の特定から始まる⇔目標:最終到着地点
       ×目標設定からスタート
       〇課題の理解からはじめ、成否のポイントを見極める

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    2024年12月31日
  • 戦略の要諦

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    『良い戦略悪い戦略』のリチャード・P・ルメント氏の最新作。「戦略」は抽象的単語ゆえに玉石混合の経営理論や手法が語られる分野だが、著者はシンプルに「克服可能な『最重要ポイント』を見きわめ、それを解決方法をみつけること」と明確に定義している。500ページ超の大著であるが、論点はThat's Allで、そこに豊富な事例や要素分解を交えて肉付けされている。前著と同様、鋭い切れ味とほどよいウィットに富んだ文章は小気味よくリズミカルに読める。高度な分析手法や最新の経営理論、権威ある学術研究といった内容ではないものの、戦略の定義と設計ポイントが明確なだけに、本書を共通理解として戦略策定できるとブレ

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    2024年08月05日
  • 戦略の要諦

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    「ミッション」、「パーパス」は無意味であるの表紙に興味を抱き読んだ。パーパス経営など言われているが、パーパス作りが目的化する状況もあったため。
    骨子は最重要の課題を設定して集中して対処することを主張。≒戦略と位置付けている感じ。
    目標設定は戦略でないと繰り返し書かれており、その通りだと痛感。売り上げ目標が先に設定され「頑張って達成するぞ」的な会社なので余計に。
    後半は課題形成におけるプロセスも過去事例を交えて書かれており、非常に参考になった。経営に関する書籍を読んできている人は最終の第五部だけ読んでも意義がありそう。

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    2024年05月02日
  • 戦略の要諦

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    最近流行している「ミッション」「パーパス」経営の危うさを指摘する内容

    願望や理想は目標であり
    戦略とは重大な課題を克服すべく設計された方針と行動の複合体であると定義づけしており
    この2つを混同している場合が非常に多い

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    2024年03月14日
  • 戦略の要諦

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    戦略とは作って終わりではなく、課題発見と解決の連続。ステートメントやビジョンのようなふんわりしたものではなく、現実に即した課題解決の連続。

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    2024年02月26日
  • 戦略の要諦

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    戦略とは何か?をまとめた本。500ページを超えた本で読み切るのにかなりの時間を要したが、なるほどと思わされる部分が多く為になった。
    簡単にまとめると、戦略をたてるのは目標(特にシェアや財務の目標)を設定する事では無い。組織が直面する問題を洗い出し、診断し、最重要課題ポイントを見極め、どう取り組むかを議論する事である。この部分がしっかり出来れば、それを実行を管理する目標は自然に出来てくる。世の中目標を立ててから戦略をたてようとする間違った対応をする事例が多すぎると。私の所属する会社は大丈夫か?この本で得られた知見から判断してみたい。

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    2024年02月15日
  • 戦略の要諦

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    戦略の良し悪しを考えさせられる思想に近い。
    しかしながら納得する部分が多い。
    実行段階においてはどうやればいいのか?と考えることもあるが、これまた同時期に刊行されていたThinkBiggerを参考に進めてみるのが相性が良さそう。

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    2024年02月05日
  • 戦略の要諦

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    戦略は課題の本質を見抜いて考えるもの、でも良い戦略を考える明確なプロセスはない、というのが要諦かと捉えた。そうなると最初の方の記述で十分で、それ以外の部分は費用対効果があまり良くないように感じた。

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    2024年01月20日