美輪明宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
美輪明宏さんのご冥福を心よりお祈りします。
つい最近では美輪明宏さんが老衰で亡くなったとのニュースを受け、かなり衝撃を受けてしまいました。人間誰しもが老い、亡くなるという当たり前に美輪明宏さんは相応しいとはとても思えなかったからです。
美輪明宏さんを感じたく本書を手に取り読み上げましたが、やはり高みに優れた人格の中にも人間らしさがあり、ああこの方も1人の人なんだと感じられました。美輪明宏をテレビで見るたびにただならないオーラとパワーを感じる人だと常々思っていたので、言われなくてもすごい人だとなんとなくはわかっていました。美輪明宏さんのお言葉も素敵で、たくさんの人に愛されただろうとテレビを見ていてよくわかります。お若い時は三島由紀夫とも親交があると知りさらに驚き、文化人として知らぬ存ぜぬにはいられないお人だとわかり、それからいつか美輪明宏を知りたいと思うまま亡くなられてしまいましたね。
好きな愛読書の作家が亡くなったような、これから読もうとしていた本が読めなくなったようなそんな儚さを思い、読んだ本書は素敵で、読める喜びに感謝して本を閉じた次第です。 -
Posted by ブクログ
/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
わたしはテレビ放送は見たことないんですが、三輪さんの言葉は重みがあっていいですね。
・それはその人の自由。大いに楽しめばいいんです。
・あなたを非難する資格のある人など、どこにもいません。
という2つの言葉がなによりよかったです。
しかし、面白ろかったです。
苦労したり、いろいろな経験をしてたりしている人は深みがでるんでしょうね。美輪さんの深みがとても伝わってきました。
美輪さんは相手への意識が高いですね。
やはり、相手へ関心を持って、相手のことを考えて、行動することができるんでしょうね。素晴らしい人なんでしょうね、きっと。
あとは、恋と愛の違いというのが、何度もでてきました。それは恋、愛さないと、というのが美輪さんの口癖のようにでてきます。
パラパラと読み進め、面白いな〜と思えるところがいくつもありました。
・だいたい悪口を言う人間は、コンプレックスの塊なんです。人の悪口を言う人は、ろくな人間ではないんです。
・今の世の中、こういう人ばっかり。みんな、寄りかかれる人を探し求めている。悩みを掃除機のように吸い取ってくれる、そんな都合のいい相手を求めているだけなのです。お互いそういう人なんだから、そりゃうまくいきっこないですよ。
・ストーカーっていうのは、その人の容姿・容貌とか、ちょっとした眼差しとか、そういったものを好きになって忘れられなくなるんです。ファンというのは容姿・容貌はどうでもよくて、醜かろうが美しかろうが関係ない。
・下品な言葉を使っていると、その人の品性もそうなりますから、お気をつけください。
・味わいあるものを否定して考えるのはもったいない話です。
・こんな世の中、おのれを信じるということが一番大事なのです。
/_/ あらすじ _/_/_/_/_/
本書はNHK Eテレで放送されている「美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室」から厳選して加筆・修正を行い、まとめたもの。
美輪さん、2歳の時にお母さんを亡くし、2度目のお母さんも9歳の時になくなっているそうです。
2度目のおかあさんが3人子供を残したので、その子供達の面倒を見ていたとのこです。
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Posted by ブクログ
美輪明宏さんと瀬戸内寂聴さんの対談。
内容は、寂聴さんが天台寺のご住職になる際に美輪さんが霊視された、天台寺と寂聴さんの御縁の話から始まり、スピリチュアル論、教育論、宗教論、そしてメインに三島由紀夫や文豪たちとの交流の思い出、現代日本を憂える言葉、など。
まず、美輪さんの言葉が美しい。
「◯◯なさいまし」「◯◯あそばせ」なんて、私、使ったことないです。普通の話し言葉も整っていてそれでいて堅苦しくはない。普段から本当にこういう話し方が身についていらっしゃるんだなと感心しながら読みました。
寂聴さんのはもう少し砕けた話し言葉だけど、ただおしゃべりしてる訳じゃなく、ちゃんと語っていらっしゃる。寂聴さんの法話は面白楽しいことで有名でしたが、さもありなん。
最後の方にお二人が、今の日本を憂えて「私たちは大変だけど良い時代を生きた」と言い合う場面がありましたが、私が普段から感じていることでもあり、かと言って自分から何か行動をしているわけでもなく、心苦しさでぎゅうっとなりました。
そりゃ昔の人だって全員が美輪さんみたいに美しく生きちゃいなかったろうけど、品とか芯とか粋とか意地とか、ほんとどこに置いてきちゃったんでしょうね。
…ニュースやネット、有名無名のSNS見てると、そういうのは日本だけじゃなくて世界全体そうなっちゃってるなって思いますけど。
読み終えて、なんかこう、心を改めて背中に一本、芯を通して生きていかなきゃならんなぁ、と思いました。
それにしても、三島由紀夫や川端康成、大江健三郎と同じ時代を生きた人たちなんですね…人は歴史の中で生きてるんだな、としみじみ実感。