サヘル・ローズのレビュー一覧

  • 言葉の花束 困難を乗り切るための“自分育て”

    Posted by ブクログ

    2023年 啓文堂書店の記憶に残るpart2 愛の本 つつじが丘店 さんの紹介で手に取った。サヘル・ローズさんのことは全く知らず。
    きれいなカバーからは想像できない過酷な反省から生まれた言葉の花束であることを痛感し、また共感した。
    ご本人は「私は強くない 私は弱い だけど 弱者じゃない」と書かれていたが、弱いことを自覚して強くなろうと努力する姿に強さを感じた。
    そして、その上を行くお母さんのフローラさん。この方がどう考え、どう生き延びてきたか本にしていただきたい。
    サヘルさんが多くの「個を見てくれる」方々に出会ってホントによかった。

    0
    2025年02月19日
  • 言葉の花束 困難を乗り切るための“自分育て”

    Posted by ブクログ

    いろいろな経験をしたサヘルさんだから出てきた言葉がいっぱいでした。
    別にいじめられているわけでもいじめているわけでもない私ですが、いろいろな言葉が突き刺さり、娘にもプレゼントしたくなる言葉がたくさんありました。

    0
    2024年12月27日
  • 言葉の花束 困難を乗り切るための“自分育て”

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【相手の目を見る】
    親代わりのお仕事の皆さまへの章でも出てくることば。支援者として、受援することを躊躇わずパワーをためて、頼り相談しながら、相手の目を見て接し続ける。誰か1人にとってでも、寄りかかれる存在になれれば。それを信じて待つ。

    【真実告知】について書かれている章がある。すばらしい育ての親であるフローラさんが、産みの親ではないことを伝え、もしかしたら生きている家族や親戚を探したかったら一生に手伝うと12歳頃に真実告知と選択肢を与えられたこと。サヘルローズさんは、この時のことについて瘡蓋をほじくり返すような触れてほしくなかったことと綴っている。小さいときから話してあげるのがいいのかもしれ

    0
    2024年10月02日
  • 支える,支えられる,支え合う

    Posted by ブクログ

    世の中には様々な要因で困っている人がいる。その人たちのことを知るだけでも支え合う社会の形成の一歩だろう。
    それが中学生向けに書かれたこの本の意義なのだろう。
    もちろん当事者にも助けを求めていいのだとも伝えてくれる。

    0
    2023年10月26日
  • 支える,支えられる,支え合う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    サヘル・ローズさんの生い立ちを通していじめについて考えるのがトップトピック。
    その後の章は、複雑な環境に生きる子どものための学習支援、発展途上国におけるマイクロファイナンス、病気治療中の子どものサポート、虐待環境からの自立といったテーマで構成されており、当事者や支援活動を行う人のリアルな体験が語られています。そして、それぞれの語り手、テーマに対するサヘルさんのコメントが添えられる。

    テーマが盛りだくさんすぎて、すべてを浅く知り、頭の片隅で考える、という程度になってしまいそうですが、おそらくそれでいいのだと思います。浅くとも「知る」ことの重要性、そして小難しくないからこそ広く読める。

    中学生

    0
    2022年03月16日
  • 言葉の花束 困難を乗り切るための“自分育て”

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「サヘル、今の自分の顔を見てごらん、醜いよ。
    人の悪口を言うその口も綺麗じゃないし、
    人を憎んだり、悪いところを見てしまう目も綺麗じゃない。
    いい?美しさは、見た目じゃない。
    美しさを追い求めてもキリがないの。上にはいくらでも上がいる。
    そして外見の美しさしか備わっていない人は、10分以上見たら飽きるもの。
    本当に美しい人は、一緒にいればいるほど、美しさが溢れ出すもの。人は中身なの。
    何を読んで、何を見て、どんな言葉を発するかによって決まってくる。
    悪口を言う人は、そういう顔つきになる。目も口も誤魔化せない。だからこそ、心を磨きなさい。
    相手を愛しなさい。同じフィールドには立たないこと。暴言を

    0
    2022年01月21日
  • 支える,支えられる,支え合う

    Posted by ブクログ

    日本に住んでいると、日常的に見聞きすることが少ないだけに、ある程度意識していないと、どうしても移民については疎くなってしまう。まずは圧倒的に少数で、必然的に小さい声に耳を傾けるところから始めないと、何が問題で、どう考えたらよいのかなんて、考えることも出来ませんわな。

    0
    2022年10月25日