内田洋子のレビュー一覧
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内田洋子さんと亡夫シルヴェリオさん共著の、短編小説風エッセイ。高等遊民ぽい伊男性を主人公に、前半12章ではひと月ずつ地方の風土と美味を堪能し、後半12賞の一年で塩、水といったイタリアの食の根幹を成す要素に踏み込む。
なんでこんな大傑作が絶版なんですか!
1997年ごろユーロ加盟前に書かれているから...続きを読むPosted by ブクログ -
今の所今年のベスト1。
内田洋子さんの長年のイタリア暮らし、街から村へときには洋上で、それぞれに場所を変えての日々をそれぞれを綴った本で読んできたけど、これは新聞やウェブに発表されたその断片的エッセイをまとめたもの。
初めて知るエピソードもあれば、昔会った人に再会したように感じられる話もあって、しか...続きを読むPosted by ブクログ -
内田洋子さんの本は、上質な絵画を観ているかのよう。
物語かと思うほど情景や人が美しく、読みながらうっとりする。
通勤電車ではなく、新宿御苑でレジャーシート引いて、美味しいカフェラテを飲みながら、ゴロゴロしながら読んだらさぞ素敵だったはず。
秋にぴったり。夏に読んだら夏にぴったり。
電車のアナウ...続きを読むPosted by ブクログ -
筆者のスッキリとした書き味が好み。
文章も長くはなく、少しづつ読み進めることができる。
よく出てくる土地や場所馬あるが、バールや知り合いの伝手を活かし色々な話が出てくるのが面白い。Posted by ブクログ -
前半はイタリア各地の郷土料理
後半は食材そのものや食卓にまつわる小話
どちらも12ヶ月、一月で一つの章となっている
楽しくて美味しそうなイタリアの食卓が目に浮かぶエッセイPosted by ブクログ -
読書録「食べてこそわかるイタリア」4
著者 内田洋子、シルヴェリオ・ピズ
出版 講談社
P10より引用
“一年のうちで最も過ごしにくいこの時期を、余裕のある人が貧
しい人と分かち合って切り抜ける、というのがその主旨だったか
らだ。”
目次から抜粋引用
“よいクリスマスを
夏だけの住人
知...続きを読むPosted by ブクログ -
「モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語」の著者であり、それから読み始めた内田洋子さんの最新作。以前読んだ「カテリーナの旅支度」の方が、人間描写が生き生きと陰影が濃かった分、イタリアという国の空気感が伝わってきて、個人的には興味深く読みました。
本作はコロナ禍で人との直の交流が絶たれた時期に書...続きを読むPosted by ブクログ -
内田洋子の最新作。装丁の色が鮮やか。
日本経済新聞等の新聞に書かれたもの、および、「Webでも考える人」という新潮社のサイトに書かれていたものが1冊にまとめられたもの。
日本経済新聞に書かれていたものは、2021年7月から12月まで連載させていたもの。時期的には、コロナ禍が始まってから1.5年くら...続きを読むPosted by ブクログ -
ほぼイタリア人といっても
過言ではなさそうな著者がみた
コロナ禍のイタリアの姿
海があって 歴史があって
魅力的な人々で 料理までうまい
正直かけてるものが なさそうに思える
ぼーっとしてるだけで満足してしまいそう
そう思うのは 私が年いったからかなぁ なんてPosted by ブクログ -
イタリアでの暮らしが長い著者がイタリアの普通の人たちの暮らしを伝えてくれる。
コロナ禍でロックダウン中のイタリアや、水に沈みつつあるヴェネチアでの生活など、一挙にイタリアへ連れて行ってくれる。Posted by ブクログ -
イタリアのさまざまな地域の特徴ある食材や料理が、ショートストーリーで語られる。地域色も楽しめたし、とにかく美味しそう! イタリアの地図が手元にあるとなお楽しめるかな。Posted by ブクログ
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イタリアの地図が頭にないので地名と料理と気候などがすぐにはピンとこなかったのが難点。
食べてイタリアを知りたーーーーいと思った。Posted by ブクログ