石沢武彰のレビュー一覧

  • 手術はすごい

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    ネタバレ

    医者ってやっぱりすごい!と改めて感じられる1冊。
    今回は手術、それも胃腸系に特化したものだけど、鍛錬の賜物じゃないかと純粋に思った。
    手術もすごいがそれを習得する人も充分に凄すぎる。

    著者は、手術の技術について述べているけれども、これ同じ人間がやってる、と考え出すと、頭良くないとこれは確かに難しすぎるなぁ⋯などと色々なことに合点がいった。

    手術しなくても、エコーやX‐Rayの読み方もきっと訓練しなんだろうなぁ、などと思いを馳せたりして、他の科についても読みたくなった。

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    2026年05月26日
  • 変革する手術 「神の手」から「無侵襲」へ

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    まだ2月だけど、ここ最近読んだ新書でNo.1だ!
    「手術はすごい」(ブルーバックス)では、手術そのものの奥深さに触れることができたが、今回は著者がこれまで歩んできた医師人生を手術という軸をもって振り返っているような内容。

    恩師や仲間の印象的なエピソードも面白いし、医療の現在地を知ることが出来て、最後まで新知識をインプットできて楽しかった!

    全く知らない世界だったけど、こうやって上手な文章で知らない世界に繋いでくれる人がいてくれるおかげで、また新しい世界を知っていける!

    「教わりにいくんじゃないぞ、教えにいけ!」

    恩師である幕内先生の言葉が印象的

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    2026年02月28日
  • 手術はすごい

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    専門的な用語が並んでいる部分は難しいので全部理解しながら読むことはできなかった。
    でも、外科手術の素朴な現実が詰まっている点はとても魅力的だと感じた。

    手術前の治療戦略が全てを決める点や、外科手術が最後の手段である点、生存率などの指標を用いて、メリットデメリットの天秤をかけながら手術するかしないかを選択する点は印象的だった。

    これらは至極当然のことではあるが、自分の専門である心理療法では、こうした視点は薄い。
    もっとメリットデメリットの天秤をかけて治療を選択していけるような取り組みを進める必要はあるだろう、と思えた。

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    2026年01月23日
  • 手術はすごい

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    ブルーバックスを一気に最後まで読んだのは初めてかもしれない。面白かった。

    ものづくりの職人が、道具や考え方を紹介しながら、作る過程を実況中継して見せてくれるような感じ。

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    2025年11月29日
  • 手術はすごい

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    久々に講談社ブルーバックスを手に取った。急にサイエンスに目覚めた訳ではない。新刊書で気になるものはその都度コンスタントに購入していた。元来、科学好きなのだが、何故か積読。つまり他にも読みたい本がいっぱいあるの!積読にはそれなりの理由があるということ。

    実は先日、自治体の定期検診で胃カメラを飲んだら、赤い部分があるというので組織を2つ取って貰った。3週間後の結果を聞くのが恐ろしい。そんな折も折、ブルーバックスの新刊書のコーナーに行ったら本書「手術はすごい」が目に留まった。そりゃそうでしょう、Xデーが設定されれば、本書の情報が役に立つ。だから熟読しましたよ。担当医には胃カメラは毎年飲んで下さいと言われた。今回は見栄を張って局所麻酔のみで臨んだが死ぬほど苦しかった。来年は絶対に全身麻酔をかけて貰う!

    言い訳はこれくらいにして本題へ。著者は大阪公立大学(大阪府立大学と大阪市立大学が2022年に統合)肝胆膵外科学の石沢武彰教授。今回本書で初めて知った技術をピックアップする。肝胆膵ってミツカン酢の簡単酢と響きが似ている。
    〇 肝臓は1枚ではない。
    肝臓は8つのブロック(S1~S8)に分かれている。ブロッコリーの様なものらしい。だから、癌の発生しているブロックだけ摘出すれば良い。
    〇 何でもかんでも手術ファーストではない。
    大門未知子が「早く私に切らせて」「私、失敗しないので」と言ってもそれに安易に乗ってはいけない。手術の前に、化学療法や放射線治療を行って、出来るだけ癌を小さく、癌の範囲を縮小してから手術を行う。患者の負担を最大限に減らすためである。
    〇 手術のポイントは切除する範囲の選択とリンパ節の廓清(かくせい:根こそぎ取り除くこと)
    癌の転移はリンパ節を経由するので、怪しいリンパ節は徹底的に廓清する。
    〇 腹腔鏡手術ではお腹に炭酸ガスを入れる。
    他の気体は残存したものは体内留まるが、炭酸ガスは血管を通じてに体外に排出される。
    〇 癌の近くには必ず動脈がある。
    Doctor Xに出てくるヤブ医者は毎回毎回動脈を傷つけて大量出血してアラームを鳴らしてしまう。それを未知子が手際良く止血する。癌の栄養源は動脈から送られてくる豊富な血液を戴いて発育する。なので、手術の良し悪しは癌周囲の動脈の徹底把握の度合いで決まる。
    〇 外科手術にもAI技術が忍び寄る。
    CT画像をAiに食わせると、癌を取るべき場所、再発が予想される箇所を提示してくれる。将来は医師免許が無くても外科手術ができるか。あなたもブラックジャックになれる。
    〇 電気メスは切除だけでなく止血もできる。
    止血と言っても流石に、動脈・静脈ではない。電気メスが組織に触れた時に高熱が発生し、組織・血管を凝固させる。
    〇 超音波メスはとても便利
    超音波は組織の蛋白質を粘着性物質に変質させ、組織を凝固させると同時に分離する。ある程度の出血は抑えられてスルスルと切ることができる。ただし、ミストが多く発生するので、内視鏡の鏡を曇らせてしまう。
    〇 インドシアニングリーン(ICG)は胆管に集まる
    ICGを静脈注射するとICGが胆管に集まって来る。ICGは近赤外染料で、760nmの近赤外光を照射すると820nmの蛍光を発する機能性染料。これで他の組織と目視で区別しにくい場所でも、誤って血管や胆管を傷つける確率が減る。実は昔の職場でICGやインジゴカルミンなどの機能性染料を合成していた。様々な波長特性を持つ機能性染料を作ってはレーザー光線を照射していた。これらの染料は蛍光を発するだけでなく光を熱にも変換してくれる。ということは、癌の切除にも使えるかもね。
    〇 脂肪肝は肝臓手術の敵
    お酒のみの人、超音波検診で脂肪肝って言われたことありませんか?超音波で肝臓がピカピカに光るんですって。実はこの私も脂肪肝です。肝臓の手術の際にはご迷惑をおかけしますことを前以って御報告しておきます。脂肪が多いと術後に脂肪組織同士の癒着が発生しやすい、脂肪の海をかき分けながら血管を探さなければならないので血管を傷つける確率が高まる。脂肪の近くには脂肪に栄養を運んでいく血管も多く存在しているとのこと。
    〇 第5章では4件の手術例を紹介している。症例・問診から始まり、治療戦略、手術戦略、手術記録(臓器のスケッチ等)、術後経過、振り返り(反省点のピックアップ)を流れる様に説明している。実はこのスケッチが意外と重要で、後々の手術にかなり役立つとのこと。手術前の術式のイメージトレーニングにかなり有効で、これが頭の中でデータベース化(経験を積むということ)につながり、手術時間の短縮に繋がるそうだ。

    Doctor Xに限らず医療ドラマが大好きなので、本書で得られた情報はとても役に立った。最近ではドラマ中の医療ドラマの比率が高くなっており、また、Doctor Xみたいなドラマにこの様な高度医療技術を加えた新しい医療ドラマが出来ないかと密かに期待している。

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    2025年01月31日
  • 手術はすごい

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    つい最近ロボット支援下の手術(いわゆるダ・ヴィンチ手術)を受けたこともあって、非常に面白く読んだ。

    著者は「手術のみが①治療ターゲットに直接到達できる(直達性)②病変を丸ごと取り除ける(根治性) この2つの点にこそ「メスの輝き」があると考えます」(p.19)と述べ、以下、第1章「戦略・戦術編」第2章「武器編」、第3章「技術編その1 基本テクニック」、第4章「技術編その2 応用テクニック」、第5章「実践編」と続く。

    ほぼ全ページに図や写真が入っているので、専門的な内容もすいすい頭に入ってくるし、QRコードで実際の縫合のテクニックなどを見られるのも良い(とにかく外科医の縫う技術はすごい。かなりの訓練が必要なんだろう)。

    これから手術を受ける人、受けた人、あるいは医者を目指す人にもオススメ。

    【追記】個人的には先日のダ・ヴィンチ手術が通算4回目の手術。ほかは骨折の手術、内耳窓閉鎖術と修理系の手術が2つ。そして脳下垂体腺腫切除という病巣切除型の手術であった。本書にそういう分類があるわけではないが。

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    2025年01月26日
  • 変革する手術 「神の手」から「無侵襲」へ

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    胆肝膵、特に肝臓癌の治療の進歩がよくわかる。ゴッドハンドだけでは世界を救えない、その技術を汎化しないといけない、なるほど。

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    2026年09月07日
  • 手術はすごい

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    ネタバレ

    外科医(肝胆膵外科) 石沢武彰氏による消化器外科で行われる手術についての解説書。ブルーバックスから刊行されているため、専門外の人が読むことを前提に平易な文章で書かれており、一般の人でも読み終わった時にはある程度、手術に対して具体的なイメージを持てると思います。出来ればお世話になりたくないですが、知っていて損はないと思います。5章の実践編は、術者の考えの道すじがわかって、特に面白かったです。将来、技術の向上が有効性や安全性の向上に貢献すると思いますが、やはり技術を使いこなす医師の努力のおかげだと思いました。

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    2025年07月25日
  • 手術はすごい

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    よく考えたら手術のイメージって、ドラマでしかないなーと思っていたので、よい意味でいろいろ裏切ってくれた本。
    そもそも手術は最強カード、そもそもリスクがあるので十分な勝ち目がないといけないという記述にも納得。大目的は患者がより良くなることだから。

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    2025年02月07日
  • 手術はすごい

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    こんなお医者さんに手術してもらいたい、と思うと同時に、外科医ばかりは家業で継ぐのではなく適性と実力で継いでいってほしいと切実に思った。

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    2026年06月16日
  • 手術はすごい

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    ネタバレ

    日本と海外における手術の倫理観?や捉え方の違いが面白かった。
    日本人の几帳面さや丁寧さが、手術のクオリティを上げていることにもっとフォーカスしたほうがいいなって思った。

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    2026年02月22日