エリザベスギルバートのレビュー一覧

  • 食べて、祈って、恋をして〔新版〕
    人から薦められて手に取ったら、想像以上に分厚くて驚いたが、するすると読めた。
    特にインドの章が好きだった。
    小説みたいな波瀾万丈な人生で、筆者の行動力がすご過ぎる!
  • 女たちのニューヨーク
    ヴィヴィアンという90歳近い主人公が、アンジェラという女性に手紙を書く形で物語が語られる。
    この2人の関係が、最後のほうまで謎だったが、そこがいい仕掛けになっていると思った。
    ヴィヴィが一番馴染めない堅物のオリーヴ。でも彼女の行動力や格言が、大事な転換点になっていたのも興味深い。
    「名誉の戦場は痛み...続きを読む
  • 女たちのニューヨーク
    雑誌「VERY」のシスターフッド特集の中で紹介されていた1冊。

    読み始めたら止まらない。特に中盤からぐいぐいひきこまれる。1940年代のニューヨークを舞台に、自らが世界の中心であることを証明するように、嵐のような生活をするヴィヴィアン。若さゆえの自分本位の言動に居心地の悪さを感じる前半。しかし、あ...続きを読む
  • 女たちのニューヨーク
    登場人物がもれなく全員素晴らしい。人間味にあふれていて魅力的で、1番好きな人を決められない。

    私はもちろんこの時代を知らないし、NYという街も知らない。なんとなくSATCを思い出した。ちょっと違うけど。でももっとうんと前の時代の話ってことは、なんて前衛的なんだろう。

    なによりも、世界は”ただそこ...続きを読む
  • 女たちのニューヨーク
    控えめに言っても最高な一冊。
    どうして2021年になるまでこの本が存在しなかったのかと責めたくなるほど、これは女として生まれたからには避けては通れないバイブルのような一冊だ。

    嫌悪する人もいるだろうし、うんざりする人もいるかもしれない。でも目を逸らせないだろう。
    だって、ヴィヴはわたしたちが目を背...続きを読む
  • 女たちのニューヨーク
    ものすごくよかった。今年のベストワンかもっていうくらい。とっても好み!!
    1940年代のニューヨーク、素行不良で女子大から追い出されたヴィヴィアンは、ニューヨークで劇場を営む叔母ペグのもとで暮らすことになり、衣装係をしながら、ショーガールたちなどと自由奔放に遊びまわり、やがて大女優エドナがやってきた...続きを読む
  • 女たちのニューヨーク
    読者モニターとしてゲラを読ませていただいた。
    お世辞抜きで言うが、どれだけ低く見積もったとしても最っっ高に楽しかった。特にオープニングから失意のどん底となり一度ニューヨークを離れるまではこちらとしては「読んで」いるのに、確かに「見えたし、聞こえた」と感じる程。次々と現れる魅力的な人々とのやりとりや夜...続きを読む
  • 食べて、祈って、恋をして〔新版〕
    新版が出ていたので、旧版も持っているけど買いました。
    「十年目のまえがき」と、加筆修正された訳者あとがきが読みたくて。
    作者は実生活でフェリペと離婚し、親友だった女性とパートナーの関係であることを明かしたそうだ。その女性が癌で亡くなる最期まで付き添ったと。波瀾万丈。
  • 女たちのニューヨーク
    パワー・オブ・ザ・ドッグの凶悪な犬の力に続き、ブロークバック・マウンテンから吹きつきける荒々しい風が私の心をものすごい力で持ち去ってすっかりカラッポにしており、正直に言って今はニューヨークの気分なんかじゃ全然なかったのですが(もっとカウボーイくれ!という気分だった)、しかし他に読むものがなかったので...続きを読む
  • 女たちのニューヨーク
    怖い物知らずの若い時代。失敗と後悔と恥。誰の人生も真っ直ぐではなく全てが不公平だ。でも本書の登場人物たちは、みんな生き生きと自分らしく生きている、その姿に勇気付けられる。
  • 女たちのニューヨーク
    びっくりした。最初のほうはバブリーでキラキラでイケイケの酒池肉林で、正直、どこまでこれに付き合わされるの〜?!とちょっとウンザリ気味だったけれど、後半からのこの濃密さはなに。人生の楽しさ、喜びと、苦しさ、切なさ。その両方があっての重さ。そう、「この世界はまっすぐじゃない」。
  • 食べて、祈って、恋をして〔新版〕
    主人公との共通項は少なく、共感はしませんでした。只、自分と価値観が違う人をリアルに感じることができたこと、作中に出てくる宗教観の2点に関しては良かったです。
  • 女たちのニューヨーク
    1940年代の米国、地方の裕福な家庭に育ち有名女子大に進んだヴィヴィアンは大学を退学になり、ニューヨークで劇場を経営するペグ叔母さんの元へ放り出される。売れないミュージカルを劇場に住み込むダンサーたちと上演しながら、自分たちの思うままに暮らす叔母さんたちと仲間たちに魅了されヴィヴィアンはニューヨーク...続きを読む
  • 女たちのニューヨーク
    202104/モニターゲラ読み。登場人物達の設定やキャラ描写が見事なので、年代も舞台も身近なものではないのに、この世界に入り込んで楽しめた。タイトルは「女たち」だけど、対比して書かれる「男たち」もまたそういうふうにしか生きられなかった所はあると思う。恥や失敗を繰り返し年齢を重ねていく程、主人公ヴィヴ...続きを読む
  • 女たちのニューヨーク
    煌めくショービズの世界にすとんと嵌まり込む田舎出の娘。やりたい放題の生活にも何かしら自分への正当性を主張してる。ある出来事さえ、男は咎められないのに何故女性だけが?と他人を傷つけた事より現状の生活を疎んでる。ここからどんな共感が得られるのかと思ったが‥前半の眩しい位の煌めきと後半の地道な生き方のコン...続きを読む
  • 食べて、祈って、恋をして〔新版〕
    ままならない人生をリセットし、自分自身にもう一度出会うため、エリザベスは旅に出る。イタリアでは語学勉強に励みながら食の快楽を、インドではヨガの修業で心の静けさを、バリ島では人とのつながりを通して人生のバランスを学ぶ・・・知性とユーモアをもって自分のまわりを見つめなおす筆致が、いまなお世界中の女性たち...続きを読む
  • 食べて、祈って、恋をして〔新版〕
    鬱、と言っていいのか分からないけれども、心のバランスを失った人ってこんなに大変なの⁉という衝撃がすごい。普段明るくて賢くてすごくポジティブな感じの人なのに、じぶんの人生のこととか失った恋のこととか考える部分にくると長くて暗くて面倒で読んでいられない。
    そこまで深く考えるからこそ、後半で自分なりの答え...続きを読む