野村総合研究所IT基盤技術戦略室NRIセキュアテクノロジーズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ毎年出版されている野村総合研究所の本。将来の戦略について、IT業界におけるロードマップの把握のために読んでみた。
・最初の対談ではNRIがどのような方針でロードマップを考えているのかわかる。過去のロードマップも振り返ることができて、答え合わせのようで面白い
・やはり生成AIに関する話題がHot。AI用の高性能SoC/NPUや、ロボティクス、クラウドネイティブの話もあり。
・サステイナビリティについての話は発見が多かった。今後製品開発においても、環境配慮における法規が出てくるかも(すでにある?)
・1/4~1/5程度は、セキュリティの話。ここも面白くて、イノベーションの加速に向けてセキュリティ技 -
Posted by ブクログ
少し前にレイ・カーツワイルの『シンギュラリティはより近く』を読んだためか、非常に現実的でリアリティがあり、確かにそうなるだろうなと納得感を強く感じた。
新しい技術の発見や期待感はあれど、結局のところ、
HWの革新、コストの低下、法制度の整備、それに企業のコンプライアンスやセキュリティへの担保等がともに追い付いて横に並ばないと、普及、社会実装にまでは至らない。
その辺の流れが、これまで注目技術を追ってきて常に予測を立ててきた本書のチームだからこそよく見えていて、それが現実味に裏付けを与えている。
なので良くも悪くも、「想像していたよりもずっと未来は現実的だね車もしばらく空を走る予定もなさそうさ」 -
Posted by ブクログ
ネット社会ではセキュリティー管理・技術提供がもっと重要だがハッカーと「イタチゴッコ」が現実だ。今後は更に複雑となる金融における暗号通貨・デジタル通貨などでの詐欺も生成AIなど巧みになり知らぬ間に情報漏洩は多発する、防御する技術は追いつくことがないと予測できる。基本的には個人・企業の自主管理しかない。個人で言えばネット遮断で解決だが出来る限り個人情報等の提供・インプットは必要以上にしないことしかない。今後期待したいのがデジタルヘルス(医療のデジタル化)だ。特に日本は政府の劣化技術に周回遅れの導入は民間が実際利用できるまでに時間がかかりすぎることが課題だ。(知識見識と行動力のリーダーシップの欠如)