肋骨凹介のレビュー一覧
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購入済み
今巻は周囲の人々
前巻(4)では主人公ソラの過去が明らかになり、そして 「リンジンの底」も姿を現しました
そして、今巻(5)では、「呪文」を負い続ける人たちの過去が紹介されました
暮石ハトス:彼の祖父である落語家の弟たちの稽古相手の機械から独り立ちして、五代目 型割家四五六(リンジン落語家)となったリンジンとの交流
又肩アカシ:彼に「リンジンの底」の存在を遺産として残した父親
ヤドリ・ガイアン:途方もない暗号解読の世界へ又肩によって引き釣り込まれた過去と手に入れた仮設
四ツ目刑事リンゴ氏の悲しい過去
ソラに百合の想いを寄せていた過去をもつヒウノの息子マヤと宙二郎の無自覚な思わせぶり(これって薔薇?)
などなど -
購入済み
ベテランかと思ったら新人
面白い!
読みやすくて書き慣れてる感からベテラン漫画家さんなのかと思ったら2018年デビューで驚きました。
SFだと認識せず読み進めていたらいつの間にかSFらしくなっていてましたが読みやすさはそのまま。
魔女の正体(?)がもうすぐわかる…?と思ったところで次巻に続く…
続きが楽しみです。 -
Posted by ブクログ
スキッとした画面で、ニッチなネタをサラッと描いた作品。読みやすいけど、作り込まれてるなぁと思った。SFだけど説明はそう多くなくて、くどくなくていいけど、受け手の度量も試されるかも。毎話違ったネタをやってるのに、ちゃんと話は進んでる。設定も結構根深そうなので、今後どういう方向に話が広がっていくのか楽しみ。
連載版で既に何度か読んでるけど、書籍だと宙二郎の日記のような形で解説が挟まるため、より分かりやすく、より面白い。表面上は淡々と話が進むが、結構色々なネタが仕込んであるので、読み返すと理解が深まって楽しい。
ちゃんと製作覚え書きつきを購入。というか、汚れとかじゃなければ、帯に星空を模した -
Posted by ブクログ
SF。各話で少しずつ出された情報が繋がって核心に近づきつつあるような印象の巻。
魔女に近づこうとする人らはそこそこ必至だが、肝心の魔女は自然体で暮らしている辺り、秘密が分かっても大丈夫な仕組みとかになってるのかななどと思った。
お話ではリンジンがする落語と、リンジンから延びる糸の話が語られる「いときり」が面白かった。
リンジンのベースになるデータは多様だが色々切り落とされている情報があって、現実に体験した雑味のデータを入れないと人間に近づかないという話だったと思うが、これは確かにそうなのかもなと思った。リンジンとニンゲンのズレを弄った手相の生命線と設計寿命の落語ネタは面白過ぎた。
リンジン -
購入済み
第三巻は伏線
殆どは人工知能バスガイド(?)アディ嬢のお話です
stable Difusion や chatGPTなどで、AI(正確には Cognitive Computing System)が、いよいよ身近なものになってきた昨今(2022年12月)において、まもなく登場する近未来の姿を見せてもらうのは面白い
かつてStar Treckに刺激を受けて携帯電話が実現したように、若い読者が、この話に触発されて実装を目指してほしいと思う
宇宙時代の宗教?という非常に興味深いテーマも取り上げられている
日本人にとっての宗教を形を変えて説明していると言えるのかもしれない
ダウチテクノの技術局長御大自