クノタチホのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
鏡の中の美しさのせいで微慢な自分を生きている中橋祐子という人物と、元の世界の強さのせいで無価値な自分を生きている中橋祐子という人物。
この2人は、どちらも似たような失敗をしている。
→見た目が変わっても中身で人生は変化するものだと感じた。
まるで心の醜形恐怖症に苦しんで来られた方。
→私はこれに悩まされてきたし、現在進行形で悩んでいるのだと感じた。自分の心が弱いから強くなくてはいけないとたくさん勉強してきた。本当にすべきは、知識をつけることもそうだが、それよりも「分からない」「できない」「やりたくない」を素直に言えることだと思った。
見た目が良い人への偏見や嫌悪感、内面重視に偏った美意識、 -
Posted by ブクログ
結論から言いますと、素晴らしい本でした。
性の問題だけでなく、あらゆる問題の糸口が見えるかもしれません。
今悩み事がある人、何かが足りないと感じている人には強くおすすめしたいです。
私は心も身体も女ですが、高身長、筋トレ好きなため、見た目はあまり女性らしくありません。
しかし、固定観念?ゴリゴリです。女として愛されたいと強く思ってます。
読み初めからずっと、読んでいて苦しかったです。
男性の身勝手さに、イライラしてました。
女の子を大事にしてよ!優しくしてよ!って。
この思いが、私をより苦しめていたんですね。
また心が少し成長した後に読んだら、別の発見がある気がします。
何度も読み返した -
Posted by ブクログ
エッセイかと思ったら小説?だった。面白かった。
婚約破棄された女性の話が1番好きだった。『顔より中身が大事というのは、自分の外見を否定されているようだ』っていう主人公の考え方にとても共感した。同じ捻くれ方をしてしまいそうだと思った。
『美醜に囚われすぎてそれ以外の価値を探さないのがコンプレックスに悩み続ける理由』って言葉が心に残った。確かに、美人でもそうでない人でも平等に悩むよなぁ。美人が全く苦労しない訳ではないし。自分を自分で認めて愛して自信を持っていかないとダメなのかもって心底思った。
自分のコンプレックスについてよく向き合えた。
電車とか街中でも、美人な人が多すぎて気持ちがしんどい時