クノタチホのレビュー一覧

  • コンプルックス

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    鏡の中の美しさのせいで微慢な自分を生きている中橋祐子という人物と、元の世界の強さのせいで無価値な自分を生きている中橋祐子という人物。
    この2人は、どちらも似たような失敗をしている。
    →見た目が変わっても中身で人生は変化するものだと感じた。

    まるで心の醜形恐怖症に苦しんで来られた方。
    →私はこれに悩まされてきたし、現在進行形で悩んでいるのだと感じた。自分の心が弱いから強くなくてはいけないとたくさん勉強してきた。本当にすべきは、知識をつけることもそうだが、それよりも「分からない」「できない」「やりたくない」を素直に言えることだと思った。

    見た目が良い人への偏見や嫌悪感、内面重視に偏った美意識、

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    2025年02月13日
  • コンプルックス

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    人は見た目が9割とよく聞くが、それを認めてしまうと外見でしか物事を判断できない人間だあるとレッテルを貼られてしまうため、大声ではいえない。
    しかし、美しい顔とそうではない顔、顔以外は全く同じ二つの世界線を使って、この議題を進めていく構成となっている。

    物語の進め方がこうなったらいいな〜というチープな理想だけで描かれるものではなく、思い描いた理想の展開になるべるしてなったと言わんばかりの構成を作り出していて、読んでいて納得のできる話にまとまっていた。

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    2024年04月03日
  • 恥部替物語

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    結論から言いますと、素晴らしい本でした。
    性の問題だけでなく、あらゆる問題の糸口が見えるかもしれません。
    今悩み事がある人、何かが足りないと感じている人には強くおすすめしたいです。

    私は心も身体も女ですが、高身長、筋トレ好きなため、見た目はあまり女性らしくありません。
    しかし、固定観念?ゴリゴリです。女として愛されたいと強く思ってます。

    読み初めからずっと、読んでいて苦しかったです。
    男性の身勝手さに、イライラしてました。
    女の子を大事にしてよ!優しくしてよ!って。
    この思いが、私をより苦しめていたんですね。

    また心が少し成長した後に読んだら、別の発見がある気がします。
    何度も読み返した

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    2023年05月03日
  • コンプルックス

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    タイトルが気になって手に取った一冊。
    多様性が叫ばれる昨今、ルッキズムはよくないとされている。でも結局どんな分野においても本人が望むも望まぬも構わず、「可愛すぎる〇〇」とか「イケメンすぎる〇〇」がもてはやされるのは変わらない。私も含め幼少期より長年美しいは正義と世の中に刷り込まれてきた世代は、そうそう思考を変えられるものでもないと思う。
    でも、この本を読みながら、醜美を気にすれば気にするほど本当に大切な気持ちは見えなくなって、人間関係が拗れていってしまうなと改めて感じた。私自身もあまりに1つの判断基準にとらわれるのではと反省。

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    2025年08月07日
  • コンプルックス

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    ネタバレ

    登場人物と同じコンプレックスを抱えていたので、読んでみた。
    登場人物が全員幸せになっているから、そこがおとぎ話でモヤモヤしてしまった。

    でも内面美意識も外見の美意識もどちらも大切にしたいと思った。

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    2025年03月28日
  • コンプルックス

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    外見と内面どちらも好きになるには自分がコンプレックスに思っている側に焦点を当てて深く考えることが一番なのだと気付かされる本で25歳心に刺さった!

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    2025年02月11日
  • コンプルックス

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    日本人は気高い精神性を有していると思いこんでいて綺麗事が蔓延っているけど、実際はどうなのだろう。コンプレックスは何が別の魅力に目を向けるための足枷としており、来店者が気づくまでの話の中に自己啓発や学びがあり、非常に良い作品だと感じた。時間が仮想現実では66日経ってる。鏡に吸い込まれるかどうかの場面で、仮想現実に飛ばされそうな描写なのに飛ばされないまたは、現実世界に帰って来ない選択、変えられなくなる選択の描写は本作になかったですが、読んでみたくなりました。光太と亡き母のエピソードもあれば読みたい。 3.9

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    2025年02月06日
  • コンプルックス

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    Audibleにて。
    Instagramで紹介されていたり、書店で表紙を見かけ気になっていた作品だったので、Audibleで見つけ早速聞いてみました。
    ルッキズムをテーマに書かれている作品で、
    少なからず自分の容姿にコンプレックスをもっている人が多い世の中で、それをどう捉え人生を生きていくかが大事だと再認識。
    コンプレックスを持っていると、どうしても卑屈になってしまったり、自分の価値観で人を判断してしまいがちだけど、その考えを改めてフラットな状態で物事を考えなければなと思いました。

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    2024年10月07日
  • コンプルックス

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    私も顔のパーツで気になるところがあり、タイトルと帯、何より表紙の絵に惹かれて読んでみた。
    この本には顔にコンプレックスを持った女性2人が出てくるのだが、私は前半に登場した女性の方に共感する部分が多くあった。自分も容姿が気になってしまう事がある分、フィクションとはいえこの本に出てくる台詞や考え方が痛いほど分かる部分があり、思わず感情移入してしまう所があった。
    コンプレックスを克服した彼女たちの言葉は刺さる部分があった。
    私も一度でいいからナルシスの鏡の中の世界を体験してみたいな。

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    2024年10月06日
  • コンプルックス

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    顔面のコンプレックスは気の持ちようも変化させる。そして思ったより他人は外見より内面を見てるという点に気づくべき。

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    2024年10月03日
  • コンプルックス

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    美に対するコンプレックスの乗り越え方を教えてくれる小説。

    容姿について、コンプレックスや拘りが強い方にはかなり刺さる小説だと思います。
    ナルシスの鏡から学ぶ内容をとても多いと思います。

    この本を読んでから、人の表情や顔を見るのが楽しくなりました。
    ネタバレになるので、重要なポイントは書かないです。

    一言言えるのは、自分の価値観が大きく変わる小説です。

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    2024年09月05日
  • コンプルックス

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    ネタバレ

    難しい表現もあったけど、自分のことを好きになれるヒントが詰まった本でした。
    思い返してみたら嫌いなあの人も、攻撃的になってた人もコンプレックスをお持ちだったんですねと思ったら、少し気持ちが楽になりました。

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    2024年07月05日
  • コンプルックス

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    エッセイかと思ったら小説?だった。面白かった。
    婚約破棄された女性の話が1番好きだった。『顔より中身が大事というのは、自分の外見を否定されているようだ』っていう主人公の考え方にとても共感した。同じ捻くれ方をしてしまいそうだと思った。

    『美醜に囚われすぎてそれ以外の価値を探さないのがコンプレックスに悩み続ける理由』って言葉が心に残った。確かに、美人でもそうでない人でも平等に悩むよなぁ。美人が全く苦労しない訳ではないし。自分を自分で認めて愛して自信を持っていかないとダメなのかもって心底思った。

    自分のコンプレックスについてよく向き合えた。
    電車とか街中でも、美人な人が多すぎて気持ちがしんどい時

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    2024年06月15日
  • 恥部替物語

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    私がこのまま生きていたら、絶対にできない経験を読書を通して体感できました。


    夫婦の在り方や価値観、性に対する考え方etc。本当に人の数だけ沢山あって、どれが正しくて、どれが間違っているとかはない。
    その人がその人らしくいられることが大切。
    そう思いました。


    男らしさとは
    女らしさとは
    夫とは
    妻とは
    自分らしさとは

    今まで生きてきた中で、凝り固まっていた考えをほぐしてもらえました。もっと肩の力を抜いて、柔軟に考えられる人になりたいです。

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    2024年05月28日
  • 恥部替物語

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    ある日突然夫婦間で体が取り替えられてしまった話。
    作者さんが男女共の気持ちが分かる方なので、セックスレスに対しての両方の気持ちが分かる。
    ユーモアもあり、そうなんだと発見もあり、面白いお話でした。

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    2023年03月13日
  • コンプルックス

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    本当の美しさとは何か?
    自分が幸せになるために、本当に必要で足りないものに対して目を向けないようにしてる。
    ただのファンタジーじゃなくて、真っ直ぐ痛烈に突いてきた作品。
    装丁が素敵。

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    2025年05月06日
  • コンプルックス

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    おすすめ度 ★★★☆☆
    共感度 ★★★☆☆

    見た目の美しさについて考えさせられる本
    共感できる部分もあった。
    それでも見た目が美しかったらよかったのに
    っと何万回も思う。 大事なのは中身って思う部分もあるけど

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    2025年04月27日
  • コンプルックス

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    ポップな表紙からは想像できないほど深いことがファンタジー仕立てで綴られており、時々心がぐっと抉られた。

    ルッキズムがテーマではあるが、それ以上に「心のあり方」に焦点を当てている。

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    2025年01月13日
  • コンプルックス

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    実在の人を思い起こさせるような、しかもその人が読んだら嫌な思いをしそうなキャラ設定は好きじゃないけれど、「偏食の人が同じモノばかり食べるように、綺麗事が好きな人はそういう本ばっかりを買って読み漁るけども何も人生が変わらない。」と文は頷けた。

    人生に変化を求める人とそうでない人がいるからどちらがいいということではないけれど、私はジワジワといい方向に動いて行きたいからこれからも乱読して自分の行動に小さな刺激を与え続けていきたい。

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    2024年12月16日
  • コンプルックス

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    ネタバレ

    ルッキズムがテーマ。うむうむ。確かに美人も美人なりにコンプレックスがあるし、それを鼻にかけてしまっては嫌われて結局はいい人生は送れないというわけか。美人だけどそれを鼻にかけない子っているとは思うけどそれが一番難しいのかもしれないかも?

    内容は面白かった。3部とも、鏡の世界に行かない人、行ってから戻ってきた人、行ってから戻ってきて整形した人。なるほど。

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    2024年11月02日