B.W.カーニハンのレビュー一覧
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開発言語として広く使われているC++やJAVAの源流とも言えるC言語に関する解説本。
著者の頭文字からK&Rともよばれるバイブル本です。言語を創り出した当人たちの手による、過不足のない非常に丁寧な言語の解説本です。
ところが、意外と評価は様々。「言語の思想などどうでも良いから手っ取り早く習得した形にしたい」という向きの方には、本書のような一つ一つ丁寧に意味合いまで含めて解説しているのはまどろっこしいと感じるのでしょう。でも、この本をじっくり読み込めないと、後々、ポインターや配列などC言語の様々な落とし穴にはまって必ず苦労します。
C言語の習得と使いこなしには、この本とネットでの追加情報が -
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いわゆるK&R。学部一年のとき、プログラミングの教科書として採用されていたのでしぶしぶ買ったのを覚えている。人生で初めて買ったプログラミングの本であった。
それで、この本を読んでC言語を勉強するのだが、これが難しいのだ、凡人には(笑) そこで、「独習C」なるより平易な本を併読し、せっせとK&Rのサンプルコードを書き写し、実行していたことを覚えている。
ただ、難しくてよく分からなかったというのは最初のうちだけで、努力の末一通り読破したあと、再度読み返してみると、これが非常に分かりやすく、かつ面白くて驚いた。という意味では、良い本だった。
ただ、C言語の最初の一冊、にはどうか -
Posted by ブクログ
C言語の王道本。
Cなんて新人の頃に少し書いたことがあるだけでほとんど機械的に書いていただけで、その特徴や雰囲気を掴んでいなかった。それではいかんだろうということでC言語を再学習することに。
1章こそCプログラムのシンタックス等初歩的な内容だったが、徐々に密度が濃くなっていく。シンプルだが「C言語とは」を理解する上で実は奥深い演習問題も豊富。
C言語。ここまで1からやらなきゃいけないのかという思いは確かに感じる。しかし低水準を意識させられる言語的な要求事項により、必然的にコンピュータの理解やアルゴリズムの考え方が身に着くのも確かで、キャリアの初期にしっかり取り組んでおけばよかったと実感。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初にC言語を覚えるときに、この本の初版を読みました。
Hello Worldのプログラム例は、UNIXプログラミングとしては最適だと思います。
しかし、関数でプログラムを書くという視点では疑問に思いました。
main, printfは、C言語関数として例外の代表例だからです。
関数でプログラムを書くということは、試験を単純にしたいという要望があるからではないでしょうか。
Hello Worldから、単体試験プログラムが書けるようになるには、長い道のりが必要かもしれません。
自分では、C Puzzle BOOKとCプログラムの落とし穴の2冊で勉強しました。
その後、Safe -
Posted by ブクログ
C言語でプログラミングをしたことがある人なら一度は耳したことがあるかもしれない「C言語のバイブル」とまで呼ばれる本です。僕自身も学生時代にその響きに魅了されて購入しました。
ですが、正直あまりお勧めできる本ではありません。間違ってもC初心者が最初に読んではいけません。
その理由として、とにかく分かりにくいということが挙げられます。内容を完全に理解するためにはC言語のプログラミング経験がある程度ないと厳しいです。読んでいて「なんでこんな書き方をするの?」、「現在の開発環境には当てはまらないのでは?」と感じる箇所もいくつかあります。(主にポインタ関係)
また、ネット上のレビューを見る限りではかな