イノウエミホコのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
★★★★★
手良ソラ(てらそら)の家は母親と二人暮らしです。父と兄はいるが、生まれてこのかた家族四人でくらしたことがありません。ソラは小学校一年生の時から台所に立ち、料理をするようになりました。おかげで五年生になるいま、たいていの料理はできるようになりました。
学校では月イチお弁当デーが始まります。ひょんなことから転校生の滝口ユウタと、男子だけど女子とつるんでる高野タケルと「男子弁当部」なるものを作り、料理を教えることになりました。
最初はクールであまり人と関わらないソラが、だんだんと変わっていって3人でお弁当コンクールにでるほどに。3人の実力はどれほどのものなんでしょうか。
最後のページには -
Posted by ブクログ
フィンランドから来るエリサをおせちで歓迎するはずが、おせちを作り始める前にエリサが来ちゃった! エリサと一緒におせち作りをすることにしたドタバタ男子弁当部の楽しいお話。
個性豊かな男子弁当部の賑やかな会話やみんなでワイワイ料理を作る様子がとっても楽しい。その中で、最初は心細くて無口だったエリサがみんなと打ち解けていくのは見ていて幸せだった。
また、エリサとの異文化交流の中で、日本のおせちやフィンランドの食文化について知ることができるのも面白かった。
家族みんなで、大人数でおせちを食べるラストも温かく、満足感でおなかいっぱいになれた。
中学年の子におすすめしたい作品。正月にぴったり。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ手良ソラ(てらそら・5年)はクールなイケメン。他人に無関心。母親は大学で栄養学を教えているし、父親は研究と称して単身赴任が多いので、家事分担としてソラも簡単な料理や家事は出来る。
タケルはよく女子に間違われるカワイイ系男子。気の強い北原レイラとよく一緒にいて、ひっぱられているようだが、思ったことは通す面もある。
ユウタはお調子者で、学校一の俊足だが、母子家庭で、食事はコンビニや外食が多く、仕事で忙しい母を心配しながら、寂しい思いも抱えている。
学校で月に1度、お弁当を持ってくる、という取り組みが始まることになり、ひょんなことから、ソラはタケルとユウタに料理を教えて一緒に弁当を作る、男子弁当部を -
Posted by ブクログ
好きなことを勉強して良い。自分のペースで、ゆっくりと学んでいく、そんな学習塾グリーンドア。しかし、生徒はたったの3人…おまけに、先生のダンナさんの会社が潰れてしまって、塾は存続の危機。そこで、生徒のマナ、カエデ、コタの3人は塾の宣伝のため、ポスター作りをすることにしたが…
個人的に、自分が行ってた個人塾を思い出しました。しっかり勉強を教えてくれるんだけらど、それだけしゃなくて、パソコンに興味を持ったら使い方を教えてくれたり、得意な教科では「これにチャレンジしてみなさい」と難易度の高い問題を出してくれて、丁寧に採点してくれたり(これは今の塾もやってるか)。ともかく、小さな塾で、勉強だけじゃなく -
Posted by ブクログ
男子弁当部を結成したソラたち。フリマに古着屋を出店することになった3人は、そこで弁当を作っていくことにする。しかし、そこで自分で野菜作りをしているという子が現れ、その子の弁当を見て自分たちの弁当に疑問を抱いたソラは…
間違って2作目から読んでしまいました。料理する小学生男子という設定の物語。その経緯はよくわかりませんが、この2作目だけを読むと、クラスメートたちとのドラマを絡めつつ、料理をする上での知識もきちんと抑える、という構造。ただ、どっちも中途半端な感が…。主人公は男子ですが、かわいい挿絵もあり、男子よりも女子に受けそう。読み応えは軽めなので、読書の苦手な子にも受け入れられそうです。