半月板損傷のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アータルと偽ミタマの戦いはこれまでのどの戦いよりも激しいものに
これ、アータルが凄いのもあるけれど、この激闘の最中にアルラル達を助け出そうとするカイ達も凄いな…修羅場の慣れっぷりが半端じゃない
でも、やはり注目が集まるのはアータルの変化か
初期のアータルは国が造り出した機構の一部のような存在だった。けれど国に捨てられた事で彼女は改めて自分は何の為に生きるかを模索してきた訳だ。その理由が仲間のため、というのは少年漫画感が有りつつ、同時に孤独なアータルが村の者達を家族のように捉えているのだと見えてきて良いね
そうしてアータルが気持ちの良い価値観を提示してくれただけに癇癪を起こしたように、アータルの価値観を否定しようとした偽ミタマの考え方は気になるな。偽ミタマは本体の分け身という程度に考えていたのだけど、分け身の方にも何らか独自の価値観が備わっているのだろうか?
急襲・救出作戦は失敗に終わった。それどころか貴重な戦力のアータルが重症…。これは大切な家族を危険に晒されたガイアでなくても激怒しようというもの
それだけにガイアに言い返さないどころか何処か気不味そうに見えたユキトの思惑は気になるな。彼がミタマに語ったように再優先事項は村人達を守る事。その目的からすればアルコーンや皇国の平和なんて優先度は下がるのか…。でも、その思想は別の見方をすれば自分の命すら時には優先度が下がるかも知れず
彼が命を擲って始めようとする新たな作戦はどのような事態を引き起こすのだろうね?
また、ユキトの思惑と関係なく行動を始めたガイアの独断のような暴走は事態をどう揺らがすのかな? -
Posted by ブクログ
ここに来てミタマの来歴、というか卜部の家がどのようにして邪教信仰を始めるようになったかの一端が描かれたね
第一話時点のユキト視点だと家が信仰する宗教ってどう考えてもヤバさしか感じられないんだけど、卜部とミタマの始まりはなんて事のない友達関係から始まったというのは意外性の有る話
けれど、これによってミタマがユキトだけに執着する理由に合点が行ったよ
ただ、気になるのはナユの奇跡からどのようにしてユキトの酷い家庭環境へと繋がったか曖昧な点かなぁ
しかも第一話の紹介だとユキトの父・聡一朗ってあくまで新宗教の教祖という扱いなんだよね。
ナユの時点では共同体という扱いだった集団が一度は壊滅して、聡一朗の代で復活したとかになるのかな…?
もう一人のミタマが現れた事で事態は急を要する状況に。ミタマ教団の中枢であるミタマが力を使えなくなったし、おまけにアルラルやシルリルが囚われてしまった
万策どころか一つの策すら絞り出せないような難局。これに対してユキトがあまり慌てていないが打開の鍵も持っていない様子にはあまりピンと来なかったり。これまでも危機的事態は何度も有ったけど、今回はこれまで以上の筈なのにあの態度は何だろうね?
また、態度という点では神でなくなったミタマに対してのユキトの大笑いが本当に酷いんだけど、あの時に明かされた本音によってユキトがどうしてミタマを邪険にしていたかがようやく判ったよ…
ユキトは神に苦しめられてばかりの人生だった。だから神も信じられない。だからこそ、神でなくなりユキトにとって要らない存在なんだと涙を流す彼女は役立たずの普通の少女みたいになった事でユキトの真なる相棒になれたわけだ
そうして始まる逆襲劇。策が無いなら暴走すれば良いじゃないと言わんばかりにアルコーン達を解放して好き勝手させる展開は爽快感があるね
まるでクライマックスが近付いているかのような大暴れ。だというのに肝心のユキトとミタマは土下座行脚なの…?
いや、情報伝達と将来的な協力への布石という意味では結構大きいけど、この局面で主人公がやる事なの…… -
Posted by ブクログ
異世界で宗教活動する本作、遂に世界観の裏側が語られ始め、かなりSFチックになってきたね
ただ、それと同じくらい強烈だったのはスムマヌスによる現代的な漫画家生活だったのだけど。同人作家に週刊と月刊連載を同時にやらせるとか無茶過ぎて笑ってしまう
ミタマという何でも有りな存在が居るとは言え、少し前まで普通の村人でしか無かった者達を巻き込んで分業作画させるって無理が過ぎるだろうに(笑)
意外だったのはユキト全力指南の同人誌が全く売れなかった事か
そういや、最近は忘れがちだったけど初期のユキトは結構失敗続きだったっけ。今回の件は彼の才能の狭さを露呈させるもの
そこで更に意外な要素と成ったのはガイアによる手助けか。ユキトとは共同戦線を張っている状態だけど、彼の尻拭いまでするとは思わなんだ
何はともあれ、スムマヌスや多くの人の尽力、あと尊い犠牲(笑)によりユピテル人気はあっという間に高まったようで
ただ、このような展開で万事解決と行かない処が本作の難しい処
スムマヌスの記録、そしてユピテルの回想によって語られる双子の悲惨に過ぎる過去
貧困や管理から解放される為の救世主として欲された道具のような存在。教団から抜けられても道具扱いは変わらず
そんな環境で二人がそれぞれ願ったものは似ているね。スムマヌスは妹を守りたい。ユピテルは姉を忘れたくない
地獄のような世界で双子はそれぞれ違った形で互いを想い合っている
だったらユピテルが暴走しているように見えようと、ユキトが双子の片割れを殺してしまう事が双子にとっての解決策になるわけがなくて
異なる視点からとはいえ、ユキトの過ちを止めたアルとシルの姉妹は良い判断をしたね。彼女らは最近ユキトが忘れそうになっている守るべき平和の象徴的存在に思えるよ
ただ、ユキトにはどこまで二人の言葉が届いたのかな……
この巻で最も驚愕させられた要素となったのはロキとミタマが繋がっていた点か
アルコーンなら誰が裏切っていても不思議ではない本作だけど、まさかミタマとロキが……
「この人物が裏切っている筈がない」のド真ん中にいるような存在が敵方と通じているだなんて予想外にも程があるよ!
そして、ユキト至上主義のミタマがロキに協力しているなら、ロキの目的はユキトがあの世界で生きていく点において何かしら関わりがあるのだろうか…? -
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ダキニもガイアもしょうもないアルコーンとして登場しながらも最終的には脅威へと変化しただけにスムマヌスもその類かと思いきや、この巻を通してずっとしょうもない存在のままだったな……
脅威性はユピテルが担う感じになるのかな?
さておき、スムマヌスの登場で始まった同人誌編の方がしょうもない話だった気がしないでもない(笑)
でも、ユキトが考えている事は布教活動という面においては真っ当なものだね。というよりこれまでも何度もやろうして上手く定着させられなかった「偶像崇拝」の欠けたピースになりそうな
同人誌という媒介を通じてそこに描かれた人物へ強い関心を抱かせる。継続的にその状態を続けられば同人誌そのものが聖典となるわけか
ミタマ人気が微妙なのはどうかと思うが、これによってアータルはかなり強化されそうな予感
同人活動をしつつ、別方面で始まるのは裏切っているカクリへの制裁兼皇都へのプレッシャー
物資略奪って大規模に成功すればそりゃ皇都の民を飢えさせる事が出来るかもしれないが、ちょこちょことやる程度では嫌がらせか注目を集めるくらいの意味しか生まれないはず
ユキトの狙いは何だろうね?
というか幾ら略奪の対象が裏切りのカクリだからって、カクリ同士を衝突させるのも少しユキトらしくないね
これまでのユキトの方針はカクリの住人はあくまでも信者として扱い、皇都やアルコーンとの戦いには引っ張り出さなかったのに
アルは必死に信じようとしているようだけど、今回ばかりは悪手を打っているような……
この同人誌編は様々な要素が絡み合っていて、今の段階ではまだ方向性が見えないような
ベルトランと再会したユードラ、争い合うカクリ、囚われのユピテル…。そこへ同人王という存在がどう関わってくるのだろうね? -
Posted by ブクログ
圧倒的な力を持つテュポーンを擁しての進撃。それを皆の力を集めたり、家族の結束によって打ち破って行く様子は良いね
どれもガイアの知らなかった要素であり、同時に彼女が軽んじた大切さでも有る
一方でそのガイアが理解できなかった『家族』が彼女に救いを授けるのか…
カイは『長男』としてガイアに報いを与えようとした。けど、『長女』であるシアンがこれを阻むなんてね…。まるで家族としての役割分担が明瞭になったかのような瞬間。だからこそ、シアンが問い掛けたガイアにとっての家族観が意味を持ったのかな
正直、ガイアがこれで大人しくなるとは思えないのだけど、それでも『家族』を求めようとする心が彼女にある限り、平穏は保たれるということなのかな?
一方で気になるのはロキの動向か。まさかあの局面でロキの力添えがあるなんて思いもしなかったよ
あそこでユキトがガイアを倒した所で、また倒された所でロキへの影響なんてほぼ存在しない筈。それでもロキがユキトを助けたのは何故だろう……
幾つもの懸念を抱える中で登場する新たなアルコーンとカクリ。いやはや、これまでに無いレベルでぶっ飛んでるなぁ(笑)
文化レベルで言えば、ユキトの居た時代と雲泥の差な筈の神無き世界で同人即売会を見る事になろうとは(笑)
ここからシリアスな展開とかどう引っ繰り返っても不可能だと思うんだけど、一体どうなるのだろう(笑) -
Posted by ブクログ
力を増すロキ放置でアイドル編突入とか尖ったことしてるね、この作品
「神さま」だけでなく、「音楽」すらあの世界では存在してなかったようで。ならアイドル人気を浸透させるのも難しいかと思いきや、随分とあっさり大人気に……
今の段階では元々の勢力圏を相手にしているだけだから、本当の意味でアイドル人気が広がっているわけじゃないんだろうけど、ユキトが言うように信仰の強さを強靭化させるという意味では有用な手段となるのかな?
第1巻の頃からネタキャラのような立ち位置に落ち着いてしまったベルトラン。この巻では哀れさが更に進行するあまり、ユキトに惚れ始めてない……?
ていうか、教団に恭順させるを通り越して洗脳の領域に入ってる気もするよ?
まあ、考えてみれば女の姿になった事でそれまでの経歴も名誉も何もかも失って、唯一役割を与えてくれるし、認めてもくれるのがユキトだけなのだから、こうなってしまうのもやむを得ないのかもしれないけども……
アルとユキトの仲が停滞しているだけにユキトとベルトランがどうなっていくか興味はあるけど、ユキトはベルトランをそういった対象として見る事はないんだろうなぁ……
そしてベルトランの隠密を入り口に始まるガイアの秘密探り
アルコーンらしく何かを隠しているかと思いきや、少々毛色の違ったものだったようで。信者を増やす事が至上命題となるアルコーンにおいて、ごく少数の疑似家族を作る事はガイアにとってどのような利点を生み出すんだろう……?また、ガイアの家族宗教を潰す為に始めたユキトの策略はどこまで通じるのかな?
ひとまずはユキトの狙いを裏切る形で独自の戦略を始めたばかりにピンチを迎えてしまったダキニがあの外獣からどう生き延びるかという問題になるのだろうけど -
Posted by ブクログ
ユキトが村を守リ続ける為にミタマの信者数を増やすなら、神を目指すアルコーンと対立する流れは必然。けれど、最初の対立を正面衝突ではなく潜入からの内部崩壊を狙う展開はドキドキ感が有るね
ただ、潜入先となったダキニ教団があまりにも飛び抜けた組織である点は思わず絶句してしまうが。施設の入り口に佇む女性の格好もヤバければ話している内容もヤバい(笑)
あまりに常軌を逸した組織。それだけにユキトとアルラルが一瞬にしてダキニの罠に嵌ってしまうのも仕方ないというもの
そういった意味では早い段階で協力者が見つかったのは少し都合のいい部分がありつつも願ったり叶ったりな展開だろうね。やはり組織を内部崩壊させるには裏切り者が必須だし
また別の面として、ユキトは信者数の増減を上手い具合に使っているね。前巻の段階では信者数をミタマとアータルで分けてしまって問題ないのだろうかと疑問に思っていたのだけど、ミタマやアータルの行動を操作する事で信者数のバランスを崩しアータルを強化するという展開には驚かされたな
ミタマとアータルでは得意分野が異なる。だからこそ、両者のパワーバランスを操ることで局面に一致した行動ができるようになる。ユキトは既に神と信者の関係を上手く捌いているね
潜入、リシュの求心力を利用した内部分裂、そしてとっておきのタイミングで呼び出した奥の手
全ては順調に進んでいるように見えるけれど、武力制圧を狙うなら信者数で上回るダキニをそれこそ力で倒さなければならない。ユキトはこの展開を読んでいるのだろうけど、果たして単純な力比べをどう乗り切るのだろうか?
一方でダキニの過去やリシュの出生を見る限り、ダキニとユキトが共生する余地は充分にあるようにも思えるけれど……
話の内容には関係ないけれど、着々とおかしな方向に進み続け変態度が上がるロイには笑ってしまう
元々ヤバいタイプでは有ったけど堂々と右手が恋人だと宣言するまでになるとは思わなんだ(笑)