飯田浩司のレビュー一覧
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ネットで有名になったニッポン放送(ラジオ)のニュース番組「ザ・ボイス そこまで言うか!」「OK! Cozy up!」のパーソナリティー飯田浩司の初著書。
自ら取材に行き、自ら番組内容を構成するというスタンスで臨んでいる異色のアナウンサー。
飯田さんは青山繁晴参議院議員が絶賛し番組内で 「コーちゃんはかなり勉強しているから」と言わせた人物。長年のお付き合いである(師匠)辛坊治郎さんにも「今後この男がマスコミを支える」といわしめた快男児である。
You tube 、Podcast、radikoといったインターネットを駆使した番組配信で知られる飯田氏であるが自分の名前を冠した「OK! Cozy up -
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ニッポン放送アナウンサーによるニュース論。著者は現場に足を運んで人々の声に耳を傾け、法案やデータを読み込むなど丁寧に取材を行うことを重視しており、「反権力」に酔って安易なレッテル貼りや世論操作に終始し、報道の責任を取らないマスメディアのあり方を批判しています。
沖縄基地問題や安全保障、東日本大震災の被災地などについての著者の意見は以前から知っていることと重なり、非常に納得のいくものでした。個人的には加計学園問題について丁寧に解説されていたことに好印象を持ちました。
テレビや新聞を主な情報源として、何でもかんでも「アベが悪い」と政権批判している人にこそ読んでもらいたい一冊です。何事も客観的事実を -
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ほぼ毎日聞いているOK Cozy-upの飯田浩司氏の初の著書。中身は毎日聞いているだけあって、うなずけることばかり。日本人の文化として(もしかして人類全体にもあてはまるのかもしれないけど)2元化して物事を考える/評価する傾向にあり、それに思いッキし迎合しきっているマスコミがどのように見られているかというのを内側から綴ってくれています。安倍首相のある断面を評価→安倍支持者!→ネトウヨ!→夫婦別姓賛成!みたいな飛躍を容易にしてしまうし。そのような単純化された図式を求めるようになり、無批判に受け入れるワイドショー見ている人たちの劣化が激しい。そのような層に向けた番組を作るので、作りての劣化も激しい。
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ネタバレ昔は、「ザ・ボイス そこまで言うか」のpodcastが大好きで、毎日のようにダウンロードして聞いていたけど、そのパーソナリティである飯田さんの初の著作。その名の通り、権力を牽制する意味で、何が何でも現政権に反対姿勢を採ろうとするマスコミの在り方についての批判。もちろん、そういうスタンスに対する批判でもあるのだけど、沖縄の基地問題、自衛隊に対する批判、東日本大震災の被災地、経済政策について、彼自身が取材し、一次情報に当たり、考え、感じたことを中心に、報道の在り方を問う作品。といえばいいのかな。割と飯田さんの放送を聞き、スタンスが近いのですんなり読めたけど、それでも辺野古基地に関する認識は少し違っ
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ニッポン放送の飯田浩司アナウンサーの初著書である。
飯田アナのラジオをポットキャストで5年くらい聴いている。パーソナリティの飯田アナがコメンテーターを迎えてニュースを解説していく番組である。日替わりで様々な専門家が語る。大変勉強になって面白い。わたしのニュース情報の多くがここからになっている。
テレビと違って、ラジオは1人が話す時間が長い。議論を深めていく飯田アナの姿勢に共感する。飯田アナ本人が生まれていない時のこともまるで見てきたかのかのように語るので勉強ぶりに感心する。本書は普段飯田アナが語っている話なので知っていることも多いが、ラジオという媒体で奮闘する姿が浮かび上がり、思いが伝わって -
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ザ・ボイスやOK cozy UPのラジオ番組で知られたニッポン放送飯田アナの著書。マスコミ側の人間としては珍しく、現在のマスコミの偏向報道をおかしいと批判する。
反権力という旗を掲げれば全て正義だというマスコミの風潮を、自らの取材を通じて得た事実を基に反論する。良識派。
普段からラジオを聴いているので、本の内容は聴いたことがあるような中身で目新しさはなかった。しかし、飯田アナの考え方や主張がスッキリまとめてあってとても読みやすい。全章通じて紋切り型の結論ではなく、質問を呈すような終わり方で、もう少しズバッと言い切ってもいいんじゃないかと思った。
それにしても飯田アナはよく勉強してるし、現場も