ウォルターブロックのレビュー一覧

  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

    Posted by ブクログ

    アメリカの事例を日本に置き換えていて分かりやすいです。
    物事を別の視点からも知ることができて良かったです。

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    2020年08月20日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

    Posted by ブクログ

    うーん。

    出てくる話には、ちょっと納得させられてしまう所はありますね。上手いレトリックです。ですが、あんまり真に受けてはいけないんでしょうね。リバタリアンの理論ですから。

    でもまじめな話、今のアメリカの混とんとした政治状況を理解するのには、役立ちました。なるほどな。リバタリアンって、そう言う事なんですね。

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    2020年06月12日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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     アメリカを代表するリバタリアン(自由原理主義者)であるウォルター・ブロックによって1976年に発表されベストセラーとなった『擁護できないものを擁護する』を、現代(初版は2006年)に合わせ超訳した本。

     今日、世界は強大なテクノロジーの力を手に入れ、限られた一部の選ばれし者が、自由競争の理論のもとで莫大な利益を手にするという時代に突入し、経済的に裕福な生活を手にするか、貧困に陥るかは本人の努力次第という自己責任の考え方が広がりつつある。

     そのような中で、かつて自由原理主義者のバイブル的な存在だった本書を読むことで、次第に存在感を増している自由原理主義者の論理に触れ、好む好まざるにかかわ

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    2022年10月25日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    ネタバレ

    リバタリアニズムという、考え方を知れたのがよかった。また、社会の悪者とされている人々を経済の視点から養護しているのが新鮮で面白かった。特に印象に残ったのが麻薬を規制する法が麻薬の末端価格を引き上げ、麻薬中毒者が麻薬を手に入れるのを困難にし、そのことが悲惨な事故、事件を引き起こしているという指摘だった。全体的に面白い内容だったがリバタリアニズムには完全には賛成できなかった。もしリバタリアニズムが実践されれば、市場の原理によりある程度は秩序が保たれるだろうが、貧困層や社会的弱者は今より悲惨な目に合うと思う。

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    2022年02月03日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    序説「これからのリバタリアニズム」について

    本稿はウォルター・ブロックの『不道徳な経済学』の訳者である橘 玲によって書かれた序説である。橘 玲は小説からビジネス書まで幅広く手掛ける作家。

    本稿では、他の政治哲学との比較からリバタリアニズムを独自の視点でわかりやすく説明している。また、アメリカ社会において、なぜ敗者であるプアホワイトと勝者であるリバタリアンが手を組むのか。政治思想の構図を交えて説明する。さらにリバタリアンから進化したサイバーリバタリアンにも説明は及ぶ。リバタリアンはテクノロジーの力を手に入れ、より過激なサイバーリバタリアンへと進化した。彼らは、選ばれしものだけの究極に自由な世

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    2021年03月28日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    リバタリアンの視点から、人々が眉をひそめる行動が、実は大切である、と説く本。

    全体として、ケーススタディが続くのだが、各ケースを読むことでリバタリアンの主張がわかるようになっている。

    ・売春婦
    ・ポン引き
    ・女性差別主義者
    ・麻薬密売人
    ・シャブ中
    ・恐喝者
    ・ツイッタラー
    ・学問の自由を否定する者
    ・満員の映画館で「火事だ!」と叫ぶ奴
    ・ダフ屋
    ・悪徳警察官
    ・ニセ札づくり
    ・どケチ
    ・親の遺産で暮らす馬鹿息子
    ・ヤミ金融
    ・慈善団体に寄付しない冷血漢
    ・土地にしがみつく頑固ジジイ
    ・飢饉で大儲けする悪徳商人
    ・中国人
    ・ホリエモン
    ・ポイ捨て
    ・環境を保護しない人たち
    ・最低賃金法を遵

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    2021年03月05日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    著者がリバタリアンということもあって、極端な事例が多いが、だからこそ分かりやすい!
    社会経済がまるで生き物のように感じられるし、なにより経済を俯瞰して見れるようになる本ではないだろうか。一見ムダなことや悪に思えることも、全体で見ると社会に貢献している事実。社会はそれ自体が生き物のようにバランスをとり、調整している。適材適所ではないけれど、自然と社会の役割に配置されているのがすごいとしか言いようがない。

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    2021年03月04日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    P37 ウォルター・シャイデル『暴力と不平等の人類史――戦争・革命・崩壊・疫病』 東洋経済新報社の引用、『過去の不平等を検証したアメリカの歴史学者ウォルター・シャイデルによれば、古代中国でも古代ローマでも、平和な時代にはどこでも格差が拡大している。それを破壊するのが「戦争」「革命」「(統治の)崩壊」「疫病」で、二度の世界大戦やロシア革命、文化大革命、黒死病(ペスト)の蔓延のような「とてつもなくヒドイこと」が起きると、それまでの統治構造は崩壊し、権力者や富裕層は富を失って「平等」が実現するのだ』になるほどと思い、本を借りようと思ったら貸し出し中。2度読むと違う発見がある。

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    2020年08月18日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    1970年代に出版されたウォルター・ブロックの著書を橘玲氏が現代日本の仕様に合わせて超訳した書籍で、超訳といっても原著で述べられている著者の主張がキチンとわかりやすく、伝わっており、リバタリアニズムの理論では不道徳と言われる職業もキチンと経済を動かしているのかと妙に納得させられてしまう内容。

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    2020年08月12日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    リバタリアニズムの視点で見ると、不道徳・悪徳とされる事柄、事象がすべて逆転する。過激ではあるが納得性もあり、自由とは何か、国家の役割とは何かを考えさせられる。原書の発売から40年以上たっているが、著者の論理には一切手を加えず、今の日本の現状にマッチさせた翻訳は秀逸。

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    2020年06月24日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    今のアメリカの価値観を理解するのに好適。
    すべて市場原理に委ねるというのが最善とはいえないと思うが、だからといって今の日本がそれより良いとはいえず悩ましいところ。

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    2020年02月24日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    リバタリアンの考え方からすると、税金を巻き上げ、規制をし、市場を歪める国こそが悪で、悪者とされる不道徳な仕事に就いている人々は、むしろそれを是正しようとしてるヒーローだと。
    理想論に聞こえるけど、強ち間違ってはないと思う(思わされてしまった)。

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    2020年02月22日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    半分くらいまで読んだが退出。基本的に橘玲氏のいつもの主張のような展開が続くのみ。好きな人は好きだろうが、事実に基づいて居ないと感じる。
    本書のここが特に!と、否定しようとパラパラとめくって児童労働に関する項を読んでみた。すると、その時に本書の前書きがようやく腹に落ちた。児童労働を否定するのは労働者の再生産が出来ないからだ。しかしそれすらも国家を否定する彼らからしたら根底から間違っているのだから批判に値しない。ここで最初に戻るのだ、よって立つ土台が違うのだから話が通じない。

    本書の期待する感想ではないのかもしれないが、話せば分かる、などとほざく青年達こそ読むべきなのかもしれない。しかし本書の中

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    2021年05月20日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    ウォルター・ブロックの著書(1970年代に出版)を橘玲さんが現代日本仕様に超訳した作品(なので、ホリエモンとかもでてくる)。現代社会では「売春婦」「ポン引き」「麻薬密売人」「恐喝者」「悪徳警察官」といった人種は現代社会では当然不道徳とみられているが、「それっておかしくないかね?」と疑問を呈した一冊、「いやいやおかしいでしょ?」と読み進めつつも絶妙なロジックで最後は「そういう視点もあるのね」納得してしまう内容となっている。ヤギワタルさんの表紙イラストも味があっていい。

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    2020年04月04日