じゅん麗香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映像化しても面白いのでは?という特徴的な登場人物というのが第一印象。
歴史的にも興味深い神楽坂という街の花屋さんを舞台に繰り広げられる短編ミステリー集とでも表現するといいのでしょうか。
笑顔がないとコンビニをクビになるような、子供も泣かせちゃう主人公待雪。
そんな彼が中性的な美男子の坂の下フラワー店長薊と出会い、今まで感じたことのない感覚を受け、少しづつ変化を見せる中、様々な事件?に巻き込まれる。
花に関する知識を存分に持つ著者なのだろうと感じるが、花だけでこれだけのミステリーを編み出せるのか?と驚くとともに、血生臭くないストーリーとなっているところがあたたかみを感じる。
今は亡き母の残し