藤森かよこのレビュー一覧
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ネタバレとりあえずエイリアンとかのあたりは何かのたとえとして私は処理して、前作に引き続きタイトル通りの賢察に満ち他者へのエールにあふれた1冊で巧みな語り口にページをめくる手が止まらない。でも前よりはハードかも。心を少しガードしながら読む。面白くて優しさもあって好きなんだけどそうね、そう思うんだ、そういうこと、ありだよね、(私はそう思わない、と云いたいが私は気弱なので口に出して否定しない)ということの多いリアルな友達の話を聞いている気分。いやここまで物知りの友達はなかなか身近にいないけど。
紹介してあるAIの参考書は早速DLしたし、また永遠の魂についてのあたりはなんか唐突と思ったけどとても感動したので、ずっと覚えたまま死のうと思うくらいだ。
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Posted by ブクログ
自己啓発本批評家の独断と偏見によるわかりやすい人生の攻略本。作中で様々な書籍について紹介されていて、私も10冊ほど「読みたい」リストにインさせてもらった。
この本は青春期、中年期、老年期に区切って、そのタイミング・タイミングでどう生きていくべきなのか論じられている。
正直、自分が現在進行形でいる青春期に関しては、私も「馬鹿ブス貧乏」なりに悪戦苦闘して読書も嗜んできたので「だよね〜」というような内容が多く、学びは少なかった。
特に「セックス」に関する部分とかは、アセク・ノンセクもいるしなぁ〜、とちょっと共感できない部分もあり…。
ただ結婚観はすごく共感できて、「生活費獲得労働を他人に委託するという蛮勇はなかった」という感覚に「わかる、わかる!」と思ってしまった。
いま、結婚願望がない要因として、私は「殺傷与奪の権を他人に奪われたくない」(笑)から、稼いだ金を自分だけで使える状態でいたいんだよなぁと思った。
だが、中年期〜老年期の記載には学ぶこともすごく多かった。筆者も66歳にしてLGBTにも理解があり、本当に感度の高い方だなぁとすごく関心。
こういう歳の取り方をしていきたいし、新しい価値観に対して学ぶ意欲を失わないでいたいなと思う。
また、中年期〜老年期に対するネガティブイメージに対しても「ストップ」を言ってくれているようでよかった。
中年期になっても、女性はエネルギーがあるから精力的に動け、とか老年期の人々に対する差別や健康問題とか…。
老人への差別に対しては、自分も知らず知らずのうちにしてしまっていたなぁ、と反省。
どうして、私たちは自分の未来の姿である老人を肯定できないのかね。
最近、ポッドキャスト番組「over the sun」(この本の帯コメントもしているジェーン・スーさんの番組)などでも中年期に対する希望や苦労を配信していて、ある程度加齢に対して肯定的に話されることも多くなってきたけど、まだまだ否定的なイメージがやっぱり多いよなぁ。
老年期を迎えても、精力的で感度の高い人間でいられるように、加齢をポジティブに捉えるところから始めていきたい。
また、健康問題・終活に関してはすごーく勉強になった。この手の話は自分が老人になる頃にはもっと変わってきているかもしれないので、めちゃくちゃ感度高ためて勉強していきたいと思った。 -
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藤森かよこ先生の「馬鹿ブス貧乏本」第三弾。
このシリーズはこれで完結らしい。
今回は「愛と性」がテーマということで、とても楽しく読ませてもらった。性的退却する一方の男性たちに対し、主体的に性に立ち向かおうとする女性たちのさまざまな営みが紹介され、踏みつけられてきた女たちのしぶとさを感じる。女の「連帯する」という強みはこんなところにも発揮されるのかと驚嘆したのは、女性用風俗の体験談を共有し合うオフ会や、「不倫互助会」なるものの存在だ。男同士では絶対にあり得ないだろう。
また、女性の性的自己決定権は、政争の具にされたり、金儲けの機会にされるほどに脆く危ういという指摘は、胸に刻んでおきたい。先人たちが血の滲む努力で獲得してきた権利を無に帰すようなことはあってはならないが、日本では妊娠中絶がしやすいからと言って、その権利を濫用して自分を傷つけないようにという教えは、若い頃の自分に言って聞かせたい思いだ。男性も同様、女性に望まぬ妊娠をもたらさぬよう十分に注意せよ、さもなくば必ず因果応報があるという呪いのような文章は、生殖能力のあるすべての男女に啓発すべきだろう。
さて、馬鹿ブス貧乏シリーズ第一弾の黄色本に衝撃を受け、付箋を貼りまくって何度も読み返している藤森ファンの私だが、第二弾以降、オカルト・陰謀論趣味が前面に来すぎていて、ちょっと困惑している。もちろん藤森先生は、そうした陰謀論を全面的に信じてはおらず、むしろ面白がっておられるのだが、無批判にそれ系のヤバい本を紹介するので、馬鹿ブス貧乏な読者としてはそれを鵜呑みにしかねない。
藤森先生の本は、読書ガイドとしてとても優秀なのだが、読んでおくべき素晴らしい本と、真に受けてはいけないトンデモ本が同列に並べられていることには危うさを感じる。本文にも書かれているが、そうしたトンデモ理論を「陰謀論!」「科学的でない!」と端から否定してかかるのではなく、その中にも的を射ている部分があるから影響力を持つのだ、という視点を持って見てみようということが言いたいのはわかるが、そのような動機でそうしたアヤしい宗教や思想に取り込まれてしまう人も少なくないので、その辺にはしっかりと警鐘を鳴らしていただきたい。 -
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新型コロナが変化を加速させた。「遠い未来」は「近い未来」になった。
アフターコロナは、もう元の世界には戻らない。多くの人が、今まで曖昧にしか理解できていなかったことに体感を持って気付いたからだ。
本書は、アフターコロナ対策からその先の未来までを範囲にしている。
万能なAIが本当に出来てしまえば、全人類の97%を占める「馬鹿ブス貧乏な」ボクらは無用者階級になってしまう。それはそれでいいよと思う人は、もう何もしなくていい。だけど、「俺は無用じゃねぇ」と踏ん張りたいなら、今のうちに準備するしかない。
この本は、読みたい人だけ読めばいい。本書は、ちょっと毒が強めだ。のんびりした内容に思える表紙からは想像できないくらいクセが強い。
そんなクセ強めの著者と、一対一で真っ向から対話をしたい人だけ読むべき本だと思う。
万人にはけっしておすすめはしない。 -
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諸々網羅されてて面白い。女性の生きづらさについて、年齢のステージ別にまとめてあるのだが、外見とか性欲とか更年期とかが、キャリアや人間関係と併せて一冊に纏まってるなんて、なかなかないパッケージだ。
ただ政治経済について副島隆彦を相当推してる所は、若干引く。個人的には危なさそうなので手を出していないゾーンである。もう少し穏当なところで落ち着いても良いのではないか。
あと「馬鹿」と銘打ちつつも著者は院卒・大学の先生で、ひたすら読書/生涯の学びを推奨している。したがって読書ができる程度の知性(の獲得)が前提となっている。まあ本書を手に取る人間は読書家だろうとは思うけど… -
Posted by ブクログ
「人間は誰もが情報の束だ。誰もが、どんな他者からも学ぶことができる。あなたも学ぶことができる。出会う人はすべてあなたの教師だ。10歳の子供からも学ぶことができる。貪欲に学ぼう。情報は、あなたの内部からわきあがって来ない。外から来る。実は外部からもたらされる。この心的態度を身につけてないと、あなたは年齢を重ねるごとに、いきづらくなる。あなたの世界が狭くなる。それは、つまらないことだ。」
「本当の意味での教養とは、多くの人々の努力で支えられ維持されている世界に対する想像力を持つことだ。他者に対して自分ができることは惜しまず実行し、自分にできないことや、してはいけないことは抑制することだ。」
元祖リバータリアンであるアイン・ランド研究の第一人者が放つ本音の『女のサバイバル術』学校では絶対に教えてくれなかった!、、、帯より。
著者が低スペック人間に向けて書いた自己啓発本。
「馬鹿」「ブス」「貧乏」という言葉がたんまり出てくる。
歯に衣着せぬ物言いなので、心が弱っているときは読まないほうが吉。馬鹿ブス貧乏で何の対策もなく生きてきた人間には耳が痛い。痛すぎる。
でも、読んで良かったです。
「あなたは「彼ら」に関係なく幸福でいることだ。権力も地位もカネも何もないのに、幸福でいるってことだ。平気で堂々と、幸福でいるってことだ。世界を、人々を、社会を、「彼ら」を無駄に無意味に恐れず、憎まず、そんなのどーでもいいと思うような晴れ晴れとした人生を生きることだ。「彼ら」が繰り出す現象を眺めつつ、その現象の奥にある真実について考えつつ、その現象に浸食されない自分を創り生き切ることだ。
中年になったあなたは、それぐらいの責任感を社会に持とう。もう、大人なんだから。
社会があれしてくれない、これしてくれない、他人が自分の都合よく動かないとギャアギャア騒ぐのは、いくら馬鹿なあなたでも三七歳までだ。」