あらすじ
これまで、「良かれと思ってしたことが裏目に出る」「優しくした相手に傷つけられる」「舐められやすい」などの経験をしたことはありませんか? 思い当たるところがあれば、ページをめくってみてください。 【実は、本書のタイトルは、「優しい女性は、優しさという美徳を肯定するあまり、優しくないのはいけないことだという思い込みにされ、ついつい自分の優しさの内実を問わず、優しさを発揮する相手と場所と機会を間違えるので、思わぬトラブルを起こすはめになり、他人にも迷惑をかけることになり、結果として不幸になりやすいので、優しい女性が不幸になりやすいのは自業自得だよね」としたかった。しかし、こんなに長いタイトルは著者の私でも覚えていられない。だから、このタイトルにした。すみません。】(本文より)「愛ある鞭で希望を持てました!」と話題の著者が、鋭く解説します。これからは、ちゃんと自分を大事にして幸せになろう!
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Posted by ブクログ
これは好き嫌いが分かれるかもしれないけど、
刀でバッサバッサ斬っていくかのような語り口は、
私には爽快で、うんうん頷くものだった。
たとえば、
夫と離婚したいけど子供を片親にしたくないから
子供のために我慢している、という人がいる。
たとえば、
親をみないとならず、自分の楽しみも結婚も旅行も人生さえ諦めた、という人がいる。
たとえば、
会社で理不尽な扱いを受けているのに、
辞めることもせず、我慢している人がいる。
こういう人達は、子供のため、親のため、会社のみんなのため、頑張っている優しい人達なのか?
いやいや、けしてそうではない。
もしかしたら、優しさだと勘違いしてるだけで、
観察力不足や、思考不足が招いた結果ではないのか。自己犠牲は優しさではない。
離婚しないと選択したのは自分であり、親をみるのも、会社を辞めないのも自分の選択なのだ。
それを、子供のためとか、親のせいでとか、転嫁してはいけない。
男に貢いで貯金を失ったとしても、そんな男と付き合い続けたのは自分なんだから、被害者ヅラしてはいけない。
優しさを発揮する相手と場所と機会を間違えてはいけない。
この本は、クズ人間に利用されることなく、損することなく、優しさの内実を検証して、高次元の優しさを獲得して、幸せな人生を創ってほしいという、
著者の愛ある叱咤激励だと思う。
行政や、法律や、しっかり調べて学ぶことで回避される不幸もあるのだ。
よしよし頑張ったね、とは言ってくれないけど、
書かれているのは慰め(癒し)や共感ではなく、
しっかり生きていきなさい!! ということだ。
参考文献もたくさん書かれている。
私は、とてつもなく励まされた。
自分の人生は自分で引き受けるものだ。自分で守るものだ。しっかり生きていくぞ!!!
Posted by ブクログ
自分を愛すること、自分を大切にすることを追求してこそ、人を愛し、大切にすることができ、「優しさ」を実践できるようになる。
そんな普遍的でみんな知っている原理原則だけど、具体的にどういうことなのかが分からなかったり、人によって解釈が大いに分かれる大命題に対して、下世話で具体的なネタを駆使し、圧倒的な分かりやすさで表現してくれている。
人や社会に貢献し、尽くし、価値を提供し続けるにあたり、絶対的に整えるべき自分自身の人生哲学、情緒、倫理観。今の世の中に求められるコンテンツ。