感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年03月22日
すごく現実的に淡々と、社会や女の人生というものを捉えている印象だが、最後まで読むとそこにあるのは愛だと感じました。
馬鹿でブスで貧乏、それをはっきり認めてしまえば、人生を生き抜く戦略が立てられる。耳障りの良い言葉が溢れる昨今だからこそ、心に響くものがあり、何もないからこそ、一日一日を丁寧に大切に生き...続きを読むていかねばならないのだと、勇気をもらいました。
Posted by ブクログ 2021年12月23日
タイトルに惹かれて購入。
現代女性が生き抜くための方法を説く指南書。
かなり辛口だがためになる。将来にぼんやりとした不安を持ってる女性におすすめ。
Posted by ブクログ 2020年06月29日
【長すぎる前書きより】
現実とファンタジーを区別するということは、自分にできることとできないことを区別することでもある。P39
文章が軽快で読みやすく、何より自分が感じている日々のモヤモヤを聞いてもらって言葉にしてもらったような共鳴感を覚える内容だった。
私は非ヒラメ人間であり、貨幣の下の平等主...続きを読む義者だったんだと思った。
Posted by ブクログ 2020年05月09日
グサグサ来る文章を読みながら、頭のどこかで言い訳や逃げ道を考えたいがそれをさせてくれない程「あなたは馬鹿でブスで貧乏なのだから」から始まる言葉で現実をさらに突き付けられる。でも読みがいはとてもあったし、一冊を通して、生きてる間の学び続けることの大切さを痛感した。
37歳まで、65歳まで、そして死ぬま...続きを読むで、の3パートに分かれているが、自分の属するパートはスラスラ読めたが、それ以外は読むのに時間がかかった。
今まで書籍の参考文献を気にした事は無かったが、文章にも紹介される頻度が半端じゃない。一度読んでみたいという興味を持った本が非常に多かった。
Posted by ブクログ 2020年03月01日
“国語能力の習得と習熟は、あなたが楽しみつつ生涯かけてするべきことだ。あなたに国語能力がついていくにつれて、生きていることは面白く、ラクになっていく。
あなたは馬鹿なので、国語能力が開花するのは遅い。中年になってやっと蕾がほころびかける段階に達する。それでいい。焦っても急いでもしかたない。馬鹿なんだ...続きを読むから時間はかかる。”(p.122)
“ただ、目の前のすべきことに集中して確実に淡々と努力するしかない。遅々たる歩みを重ねるまっとうな日々の蓄積である自分の人生を、堂々と落ち着いて引き受けるしかない。”(p.147)
“自分がいかほどの恩寵の中で生きているのか、いかほどの他人の努力の上に生きてきたのか、あらためて意識すると、私の寂寥は消える。”(p.305)
Posted by ブクログ 2023年04月20日
タイトルに含まれる属性の人でなくても、驕らず、自分の実力を低めに見積もって、謙虚に過ごすことは、そうしない場合と比べて、より慎重で安全方向の態度と言えるだろう。タイトルはちょっと過激すぎるように感じるし、本文中で「あなた」の枕詞として、タイトル内の修飾語が何度も何度も書かれているのがちょっとくどく感...続きを読むじるが、途中から読む人対策と、自分の立ち位置を思い出させてくれる効用を期待しているかなと思う。世の中のこと、政治のこと、陰謀論など、真面目寄りの部分が本書に深みを与えていると思う。続巻を読むかは微妙なところ。
Posted by ブクログ 2023年02月03日
男性が読んでも面白いだろう。女性からどう値踏みされているか、女性の生き方のどこがどう辛いか理解できると思う。中学高校の課題図書でもいいくらい。巻末の参考図書を片っ端から読んでみたい。自分を消耗させねば。
馬鹿ブス貧乏とまあ耳が痛くなる言葉をずけずけと言われていますが、中身はとても愛のある(?)内容になっています。
平々凡々な人間がこれからどう生きていけばいいか、考えとその参考になる本を多く紹介しています。
引用元になった本もこれから読んでみようと思います。
Posted by ブクログ 2022年01月06日
フェミニストが書いた本という感じで気分が悪くなるような記述もあるが、参考になる部分もある。おすすめの本がたくさん載ってあった。働き続けること、学び続けることは重要。
Posted by ブクログ 2021年10月17日
昔、こういうこと言ってくれるオバチャンていたよなぁ…という感じの本です。口は悪いかもしれませんが愛を持って、心配してくれて書いてくれてる感じがしました。読んでよかった。
いちいち癇に障る文章もありますが(笑)本質的な大事なことも教えてくれます。読後「おばちゃん、ありがとね!ぼちぼちがんばるわ!」と思...続きを読むい本を閉じました。そういう本です。
Posted by ブクログ 2021年08月01日
低スペック女子(本文より)が現代を生き抜く為のサバイバル的指南本
一歩踏み込んだ内容の自己啓発本
文献も多数引用されていて、巻末リストから興味を持ったら即探せるのも魅力です
図書室の本棚で何気なく目に留まって拝読しました
Posted by ブクログ 2021年05月03日
ミステリでもなんでもないが、なかなか衝撃的なタイトルと中身。
そして、とても気が引き締まる本だし、作者なりの愛をとても感じた。
一人で生きていこうと一度でも思った女性に贈りたい本。(タイトルのせいで贈ることはできない)
Posted by ブクログ 2021年03月17日
・読んで感じたこと
著者は馬鹿ではない
面白そうな本が数多く紹介されている
国語は苦手でも磨く必要あり
・読んだ理由
容姿の重要さを感じる機会が多々あり、自分の容姿に対して少しコンプレックスを 持っている。そんな中でたまたまこの本が目に入り、容姿に加えて頭の良さに劣等 感を頂く女性がどのよ...続きを読むうに生きていったのかが気になり読むことにした。
・この本をオススメしたい人
自分に劣等感を抱き生きづらさを感じている人
Posted by ブクログ 2021年01月02日
自己啓発本批評家の独断と偏見によるわかりやすい人生の攻略本。作中で様々な書籍について紹介されていて、私も10冊ほど「読みたい」リストにインさせてもらった。
この本は青春期、中年期、老年期に区切って、そのタイミング・タイミングでどう生きていくべきなのか論じられている。
正直、自分が現在進行形でいる青春...続きを読む期に関しては、私も「馬鹿ブス貧乏」なりに悪戦苦闘して読書も嗜んできたので「だよね〜」というような内容が多く、学びは少なかった。
特に「セックス」に関する部分とかは、アセク・ノンセクもいるしなぁ〜、とちょっと共感できない部分もあり…。
ただ結婚観はすごく共感できて、「生活費獲得労働を他人に委託するという蛮勇はなかった」という感覚に「わかる、わかる!」と思ってしまった。
いま、結婚願望がない要因として、私は「殺傷与奪の権を他人に奪われたくない」(笑)から、稼いだ金を自分だけで使える状態でいたいんだよなぁと思った。
だが、中年期〜老年期の記載には学ぶこともすごく多かった。筆者も66歳にしてLGBTにも理解があり、本当に感度の高い方だなぁとすごく関心。
こういう歳の取り方をしていきたいし、新しい価値観に対して学ぶ意欲を失わないでいたいなと思う。
また、中年期〜老年期に対するネガティブイメージに対しても「ストップ」を言ってくれているようでよかった。
中年期になっても、女性はエネルギーがあるから精力的に動け、とか老年期の人々に対する差別や健康問題とか…。
老人への差別に対しては、自分も知らず知らずのうちにしてしまっていたなぁ、と反省。
どうして、私たちは自分の未来の姿である老人を肯定できないのかね。
最近、ポッドキャスト番組「over the sun」(この本の帯コメントもしているジェーン・スーさんの番組)などでも中年期に対する希望や苦労を配信していて、ある程度加齢に対して肯定的に話されることも多くなってきたけど、まだまだ否定的なイメージがやっぱり多いよなぁ。
老年期を迎えても、精力的で感度の高い人間でいられるように、加齢をポジティブに捉えるところから始めていきたい。
また、健康問題・終活に関してはすごーく勉強になった。この手の話は自分が老人になる頃にはもっと変わってきているかもしれないので、めちゃくちゃ感度高ためて勉強していきたいと思った。
Posted by ブクログ 2022年10月08日
タイトルはえげつないが、おもしろい本だった。
ちなみに、本書でいう貧乏は「賃金労働をしなければ食べていけない」、本書でいうブスは「顔やスタイルで食っていけない」、本書でいう馬鹿は「一を聞いて一を知るのが精一杯」を意味する。本書では、読者に「馬鹿でブスで貧乏なあなたは〜」と呼びかけてくる。それが辛い人...続きを読むにはこの本は読めないと思うので薦めない。
世の中は生きづらい。特に本書でいう馬鹿ブス貧乏な女性には本当に生きづらい。それでも、ここまで潔く色々言われると、色々割り切って生きていける気がしてくる。そういう本。
Posted by ブクログ 2022年04月30日
馬鹿でブスで貧乏なあなたという、インパクトのある文言、タイトルで耳目を集める手段として使っているのでしょう。内容だけではスーッと受け流され、世の目にも止まらず埋もれてしまうので。内容はいたって大道の女性啓発。もしこの本に出合って少しでも物事を深く考えるようになれれば、またはなってくれればいい。
Posted by ブクログ 2021年08月31日
英文学の大学教師であった女性が定年を経て、世に放つ、馬鹿ブス貧乏で取り柄のない女たちに告ぐサバイバル宣言。
身も蓋もない本音のマシンガントークに受けまくる。
実際、ちょっと美人とか小金持ちとかお嬢様とか、ちょっといい学歴や家柄などに自らを欺かず、馬鹿ブス貧乏と太字で定義して世間に補助線を引くなら...続きを読むば、随分といろいろなものが見えてくる。
確かに、多くの女子には、上野千鶴子の本はハイブロウ過ぎる。
少しでもマシに、無難に、性差別や貧困に陥らずにしたたかに幸せを掴む知恵は、必要だ。
Posted by ブクログ 2021年01月24日
60歳過ぎてもくすぶり続けている女子がいることに衝撃!年を重ねると、温和な大人になるというのは幻想だった。
でも腹落ちすることが沢山書いてある。学生時代に読みたかったが、自意識過剰な年ごろには、このタイトルの本は手に取れない。
Posted by ブクログ 2020年07月29日
諸々網羅されてて面白い。女性の生きづらさについて、年齢のステージ別にまとめてあるのだが、外見とか性欲とか更年期とかが、キャリアや人間関係と併せて一冊に纏まってるなんて、なかなかないパッケージだ。
ただ政治経済について副島隆彦を相当推してる所は、若干引く。個人的には危なさそうなので手を出していないゾ...続きを読むーンである。もう少し穏当なところで落ち着いても良いのではないか。
あと「馬鹿」と銘打ちつつも著者は院卒・大学の先生で、ひたすら読書/生涯の学びを推奨している。したがって読書ができる程度の知性(の獲得)が前提となっている。まあ本書を手に取る人間は読書家だろうとは思うけど…
Posted by ブクログ 2020年01月26日
「人間は誰もが情報の束だ。誰もが、どんな他者からも学ぶことができる。あなたも学ぶことができる。出会う人はすべてあなたの教師だ。10歳の子供からも学ぶことができる。貪欲に学ぼう。情報は、あなたの内部からわきあがって来ない。外から来る。実は外部からもたらされる。この心的態度を身につけてないと、あなたは年...続きを読む齢を重ねるごとに、いきづらくなる。あなたの世界が狭くなる。それは、つまらないことだ。」
「本当の意味での教養とは、多くの人々の努力で支えられ維持されている世界に対する想像力を持つことだ。他者に対して自分ができることは惜しまず実行し、自分にできないことや、してはいけないことは抑制することだ。」
元祖リバータリアンであるアイン・ランド研究の第一人者が放つ本音の『女のサバイバル術』学校では絶対に教えてくれなかった!、、、帯より。
著者が低スペック人間に向けて書いた自己啓発本。
「馬鹿」「ブス」「貧乏」という言葉がたんまり出てくる。
歯に衣着せぬ物言いなので、心が弱っているときは読まないほうが吉。馬鹿ブス貧乏で何の対策もなく生きてきた人間には耳が痛い。痛すぎる。
でも、読んで良かったです。
「あなたは「彼ら」に関係なく幸福でいることだ。権力も地位もカネも何もないのに、幸福でいるってことだ。平気で堂々と、幸福でいるってことだ。世界を、人々を、社会を、「彼ら」を無駄に無意味に恐れず、憎まず、そんなのどーでもいいと思うような晴れ晴れとした人生を生きることだ。「彼ら」が繰り出す現象を眺めつつ、その現象の奥にある真実について考えつつ、その現象に浸食されない自分を創り生き切ることだ。
中年になったあなたは、それぐらいの責任感を社会に持とう。もう、大人なんだから。
社会があれしてくれない、これしてくれない、他人が自分の都合よく動かないとギャアギャア騒ぐのは、いくら馬鹿なあなたでも三七歳までだ。」