ハワード・パイルのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
13、14世紀に実在したとも言われる森に住む盗賊達のエピソード。森に差し掛かった人たちから半ば奪い取るように貰いつつも鹿肉やエールでもてなし、芸や武勇伝を聞かせて楽しませることで例え悪役でも愉快な時間を過ごす。
弓使いの名手にして人望のあるロビンが仲間を従えて法に縛られない自然に満ちた生活を送る様は痛快であり、憧れる。読んでいる際ロビンと恋人のエピソードがないのは不思議ですが、そこはやや納得は出来ないものの解説にて触れられていますね。
終盤のフィンズベリーで弓使いの大会に出場したあたりからのエピソードが特に好きです。
シャーウッドの森にはロビンフッドゆかりの観光地があるとのことで、いつか訪れた -
Posted by ブクログ
2巻までをまとめてこちらで。
著者の挿絵にかなり期待していたのですが、以外とさり気ないボリューム。
もう少し多め・大きめで見たかったという欲がある。
ただ、イラスト・話の内容は共に素晴らしい。
おしむらくは、訳文が今一つの印象。
二人で訳しているためかは不明だか、所々破綻している文が見られた。
セリフではなく、地の文で突然語尾が「~しちゃった。」などとなっている点も少々戸惑う。
また、原文の古い雰囲気を表現しているのかも知れないが、一般的でない言葉が使われており、対象が中学生~という点に疑問を感じる。
若い時こそ良い文に触れて欲しいが、その点、個人的にこの書は勧められない。