国東文麿のレビュー一覧

  • 今昔物語集 震旦篇 全現代語訳

    Posted by ブクログ

    全三十一巻からなる巨大説話集の中から、震旦(中国)が舞台となる霊験談・奇譚を集めた巻六から巻十まで収録されている。巻十では中国歴史上の人物の話もあった。中国文学の授業で扱った王昭君の話が好きなのだが、授業で行った時より掲載されている文章のほうが王昭君の主観が入っていた。自分の容姿への自信によって結果的に宮中から出れたことがハッピーエンドだと思っていたのに対し、本文では匈奴に娶られたのが嘆き悲しむことだと知って認識の間違いに驚いてしまった。霊験談(巻六~)では人が一度死後の世界に行く(仮死状態)→閻魔王に罪が重いと告げられ地獄行き寸前→菩薩・仏が表れて救う→生き返り神仏の存在を周囲に知らせ崇める

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    2026年02月09日