あらすじ
成立は12世紀、平安末期と言われる。本朝(日本)、天竺(インド)、震旦(中国)、すなわち当時認識していた全世界に伝わる仏教譚を集めた類聚説話集。本巻の舞台は天竺。釈尊の生涯や伝説、修行、各種霊験、因果応報……綿々と伝わる教えを壮大なスケールで、ときにユーモラスに展開する。講談社学術文庫刊『今昔物語集』(一)~(五)より現代語訳を抽出し、一冊に再編集。
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Posted by ブクログ
講談社学術文庫
今昔物語集 天竺篇 全現代語訳
訳:国東 文麿
出版社:講談社
かなり、読み切るまで、時間がかかってしまった。
天竺の由来は、インダス川をサンスクリット語でシンドゥ、ペルシャ語で、ヒンドゥ、ヒンドゥを中国で、漢訳したものが、天竺というものだ。
仏教の初期は、ゴータマ・シッタルダの親族がメインで形成された宗教集団だったようだ
息子や、育ての母、いとこなどがくわわっていて、出家といっても、なんだかんだで、出身国の支援はあったようだ。皇太子殿下が新しい考えのもと、世の中を変革する運動を起こしたら、だれだって注目するし、信じもするだろう。ただの乞食のいうことはだれも信じないが、皇太子みずからが、啓蒙活動を行っているようなものだ。
ただ、いくら皇太子の言うことだとしても、文字もよめないような、庶民では、複雑怪奇な仏教の教えなど理解はできない。それで必要になったのは、説話集だっただろう。適当に短いし、あきる間もない。
仏陀にも、出家する前には、3人の嫁がいたし、唯一の息子が、親父と一緒に出家してしまったのは、国家としても誤算だったのだろうが、キリストとちがって、仏陀は、その一生を平穏に終わることができている。
<天竺編>
釈迦
父 浄飯王
母 摩耶夫人
叔母・養母 摩訶波闍波提;異母兄弟 難陀(十大弟子とは違う)
異母兄弟 孫陀羅難陀(摩訶波闍波提の子)
妻 耶輸(陀羅)羅睺羅の母
妻 瞿夷(第一婦人)
妻 鹿野
長男 羅睺羅(耶輸陀羅の子)
叔父 甘露飯王 阿難の父
叔父 斛飯王 提婆達多の父
叔父 白飯王 阿難(十大弟子)の父
摩訶男 浄飯王の後継者 親戚筋
<十大弟子>
舎利弗 智慧第一
目連 神通第一
迦葉 頭陀第一
須菩提 解空第一
富楼那 説法第一
迦旃延 論議第一
阿那律 天眼第一
優波離 持律第一
羅睺羅 密行第一 釈迦の長男
阿難 多聞第一 釈迦の従弟
長爪梵志(倶絺羅) 問答第一 これって上のだれ?
<全体観>
もともと、安倍清明の奇譚が面白くて、今昔物語集という膨大なアーカイブに興味をもちました。
仏教についても、三島由紀夫や、鈴木大拙などの著書を含めて、日本史の重要な中心線の一つであり、拾い読みでも、知識があれば、引用や、背景などもぼんやり見えて、歴史の旅は楽になる。
現代語訳というのと、豊富な語釈があったので、講談社学術文庫を選びました。
ついつい目に入ってしまう語釈を読みながらだと、読むスピードが落ちてしまう。
索引がないのが不満ですが、同じものが何度もでてくるので、おぼえておかなくてもよいかも
第11~21巻の本朝仏教説話が、シリーズされていないので、ちょっと残念です。他の出版社もあたりましたが、現代訳で、本朝仏教説話をカバーする書はみあたりませんでした。
今昔物語集とは、全31巻の説話集であり、著者も、成立年もわからない。一説によると、1120年前後との説もあるようです。和漢混交文で、原本は鈴鹿本と言われています。
共通なのは、出だしが、「今は昔」で始まることである。落語のように、明快に「おち」があるわけではないので、一部不満感が残るのは気のせいでしょうか。
<天竺編>
印度(インド)編です。仏典からの引用など、中国へ伝わったものがベースのようです。
<原本まえがき>
冒頭にある原本まえがきにある、マップは以下のとおりです
講談社学術文庫では、本朝仏教説話に関する出版はありません
第1巻 天竺 仏教史、仏像霊験説話
第2巻 天竺 霊験説話
第3巻 天竺 霊験説話
第4巻 天竺 因果応報話
第5巻 天竺 因果応報話* ~ここまで講談社学術文庫天竺編(印度編)
第6巻 震旦 仏教史、仏像霊験説話
第7巻 震旦 霊験説話
第8巻 欠 推定 菩薩諸天霊験説話
第9巻 震旦 因果応報話
第10巻 震旦 世俗説話* ~ここまで講談社学術文庫震旦編(中国編)
第11巻 本朝仏教説話 仏教史
第12巻 本朝仏教説話 仏教史、三宝霊験説話、仏像霊験説話
第13巻 本朝仏教説話 仏像霊験説話
第14巻 本朝仏教説話 霊験説話
第15巻 本朝仏教説話 霊験説話
第16巻 本朝仏教説話 観音霊験説話
第17巻 本朝仏教説話 地蔵その他霊験説話
第18巻 欠
第19巻 本朝仏教説話 因果応報話
第20巻 本朝仏教説話 因果応報話
第21巻 欠 推定 皇室関係説話 ~第11巻から第21巻は、講談社学術文庫未出版
第22巻 本朝世俗説話 藤原氏逸話
第23巻 本朝世俗説話 僧俗、剛力話、
第24巻 本朝世俗説話 工芸、医術、陰陽、管弦、詩歌
第25巻 本朝世俗説話 源平武人
第26巻 本朝世俗説話 地方民衆の運命談 ~ここまで講談社学術文庫本朝世俗編(上)
第27巻 本朝世俗説話 霊鬼、狐、野猪の怪異談*
第28巻 本朝世俗説話 滑稽諧謔談
第29巻 本朝世俗説話 盗賊談
第30巻 本朝世俗説話 恋愛、和歌伝説
第31巻 本朝世俗説話 雑記、口碑伝* ~ここまで講談社学術文庫本朝世俗編(下)
いわゆる奇譚は、第5、10、27、31巻にあります。
目次
原本まえがき
凡例
巻一
釈迦如来、人界に宿り給へる語 第一
釈迦如来、人界に生まれ給へる語 第二
悉達太子、城に在りて楽を受けたまへる語 第三
悉達太子、城を出でて山に入りたまへる語 第四
悉達太子、山に於て苦行したまへる語 第五
天魔、菩薩の成道を妨げむとせる語 第六
菩薩、樹下に成道したまへる語 第七
釈迦、五人の比丘の為に法を説きたまへる語 第八
舎利弗、外道と術を競べたる語 第九
提婆達多、仏と諍ひ奉れる語 第十
仏、婆羅門の城に入りて乞食し給へる語 第十一
仏、勝蜜外道の家に行き給へる語 第十二
満財長者が家に仏の行き給へる語 第十三
仏、婆羅門の城に入りて教化し給へる語 第十四
提何長者、自然太子を得たる語 第十五
鴦堀魔羅、仏の指を切れる語 第十六
仏、羅睺羅を迎へて出家せしめ給へる語 第十七
仏、難陀を教化して出家せしめ給へる語 第十八
仏の夷母憍曇弥(きょうどんみ)、出家せる語 第十九
仏、耶輸多羅をして出家せしめたまへる語 第二十
阿那律・跋提、出家せる語 第二十一
鞞羅羨(ひらせん)王子、出家せる語 第二十二
仙道王、仏の所に詣りて出家せる語 第二十三
郁伽長者、仏の所に詣りて出家せる語 第二十四
和羅多、出家して仏の弟子と成れる語 第二十五
歳百二十に至りて始めて出家せる人の語 第二十六
翁、仏の所に詣りて出家せる語 第二十七
婆羅門、酔ひに依りて意ならず出家せる語 第二十八
波斯匿王、阿闍世王と合戦せる語 第二十九
帝釈、修羅と合戦せる語 第三十
須達長者、祇園精舎を造れる語 第三十一
舎衛国の勝義、施に依り富貴を得たる語 第三十二
貧女、仏に糸を供養せる語 第三十三
長者の家の牛、仏を供養せる語 第三十四
舎衛城の人、伎楽を以て仏を供養せる語 第三十五
舎衛城の婆羅門、一匝り仏を遶れる語 第三十六
財徳長者の幼子、仏を称して難を遁れたる語 第三十七
舎衛国の五百の群賊の語 第三十八
巻二
仏の御父浄飯王死に給ひし時の語 第一
仏、摩耶夫人の為に忉利天に昇り給へる語 第二
仏、病の比丘の恩に報い給へる語 第三
仏、卒堵波を排し給へる語 第四
仏、人の家に六日宿りし給へる語 第五
老母、迦葉の教化に依りて天に生まれ恩を報ぜる語 第六
婢、迦旃延の教化に依りて天に生まれ恩を報ぜる語 第七
舎衛国の金天比丘の語 第八
舎衛城の宝天比丘の語 第九
舎衛城の金財比丘の語 第十
舎衛城の宝手比丘の語 第十一
王舎城の灯指比丘の語 第十二
舎衛城の叔離比丘尼の語 第十三
阿育王の女子の語 第十四
須達長者の蘇曼女、十卵を生ぜる語 第十五
天竺に、焼香に依りて口の香を得たる語 第十六
迦毘羅城の金色長者の語 第十七
金地国の王、仏の所に詣づる語 第十八
阿那律、天眼を得たる語 第十九
薄牱羅(はつくら)、善報を得たる語 第二十
天人、法を聞き法眼浄を得たる語 第二十一
常に天蓋を具せる人の語 第二十二
樹提伽長者の福報の語 第二十三
波斯匿王の娘善光女の語 第二十四
波羅奈国の大臣、子を願へる語 第二十五
前生に不殺生戒を持てる人、二国の王に生ぜる語 第二十六
天竺の神、鳩留長者の為に甘露を降らせたまへる語 第二十七
流離王、釈種を殺せる語 第二十八
舎衛国の群賊、迦留陀夷を殺せる語 第二十九
波斯匿王、毘舎離の三十二子を殺せる語 第三十
微妙比丘尼の語 第三十一
舎衛国の大臣師質の語 第三十二
天竺の、女子父が財宝を伝へざりし国の語 第三十三
畜生の百の頭を具せる魚の語 第三十四
天竺に異形の天人降れる語 第三十五
天竺の遮羅長者の子、閻婆羅の語 第三十六
満足尊者、餓鬼界に至れる語 第三十七
天竺の祖子二人の長者、慳貪の語 第三十八
天竺の利群史比丘の語 第三十九
曇摩美長者の奴、富那奇の語 第四十
舎衛城の婆提長者の語 第四十一
巻三
天竺の毘舎離城の浄名居士の語 第一
文殊、人界に生まれ給へる語 第二
目連、仏の御音を聞かむが為に他の世界に行ける語 第三
舎利弗、攀縁して暫く籠居せる語 第四
舎利弗・目連、神通を競べたる語 第五
舎利弗、阿難を慢づる語 第六
新竜、本の竜を伏せる語 第七
瞿婆羅竜の語 第八
竜の子、金翅鳥の難を免れたる語 第九
金翅鳥の子、修羅の難を免れたる語 第十
釈種、竜王の聟と成れる語 第十一
須達長者の家の鸚鵡の語 第十二
仏、耶輸多羅の宿業を説き給へる語 第十三
波斯匿王の娘、金剛醜女の話 第十四
摩竭提国王、燼杭太子の語 第十五
貧女、現身に后と成れる語 第十六
羅漢の比丘、報を感ぜむが為に獄に在りし語 第十七
二人の羅漢の弟子を駈へる比丘の語 第十八
須達の家の老婢、道を得たる語 第十九
仏、頭陀し給ひて鸚鵡の家に行き給へる語 第二十
長者の家の屎尿を浄むる女、道を得たる語 第二十一
盧至長者の語 第二十二
跋提長者の妻、慳貪女の語 第二十三
目連尊者の弟の語 第二十四
后、王勅を背きて仏の所に詣れる語 第二十五
仏、迦旃延を以て罽賓国に遣はせる語 第二十六
阿闍世王、父の王を殺せる語 第二十七
仏、涅槃に入らむとして衆会に告げ給へる語 第二十八
仏、涅槃に入り給はむとする時に、純陀の供養を受け給へる語 第二十九
仏、涅槃に入り給はむとする時に、羅睺羅に遇ひたまへる語 第三十
仏、涅槃に入り給へる後、棺に入れたる語 第三十一
仏、涅槃の後、迦葉来るれる語 第三十二
仏、涅槃に入り給へる後、摩耶夫人下り給へる語 第三十三
仏の御身を荼毘にせる語 第三十四
八国の王、仏舎利を分けたる語 第三十五
巻四
阿難、法集堂に入れる語 第一
波斯匿王、羅睺羅(らごら)を請ぜる語 第二
阿育王、后を殺して八万四千の塔を立てたる語 第三
牱拏羅(くなら)太子眼を抉られ、法力に依りて眼を得たる語 第四
阿育王、地獄を造りて罪人を堕せる語 第五
天竺の優婆崛多、弟子を試みたる語 第六
優婆崛多、波斯匿王の妹に会へる語 第七
優婆崛多、天魔を降せる語 第八
天竺の陀楼摩和尚、所〃を行きて僧の行ひを見たる語 第九
天竺の比丘僧沢、法性を観じて浄土に生まれたる語 第十
天竺の羅漢の比丘、山人の子を打つに値へる語 第十一
羅漢の比丘、国王に太子の死を教へたる語 第十二
天竺の人、海の中にして悪竜に値へる人、比丘の教へに依りて害を免れたる語 第十三
天竺の国王、山に入りて裸の女を見て衣を着しめたる語 第十四
天竺の舎衛国の髪起長者の語 第十五
天竺の乾陀羅国の絵仏、二人の女の為に半身と成れる語 第十六
天竺の仏、盗人の為に低けて眉間の玉を取られたる語 第十七
天竺の国王、酔象を以て罪人を殺さしめたる語 第十八
天竺の僧房の天井の鼠、経を聞きて益を得たる語 第十九
天竺の人、国王の為に妻を召さるる人、三帰を唱ふるに依りて蛇の害を免れたる語 第二十
国王の為に過を負ひし人、三宝を供養して害を免れたる語 第二十一
波羅奈国の人、妻の眼を抉れる語 第二十二
天竺の大天の語 第二十三
竜樹、俗の時、隠形の薬を作れる語 第二十四
竜樹・提婆二菩薩、法を伝へたる語 第二十五
無着・世親二菩薩、法を伝へたる語 第二十六
護法・清弁二菩薩、空有を諍へる語 第二十七
天竺の白檀の観音、身を現じたる語 第二十八
天竺の山人、入定の人を見たる語 第二十九
天竺の婆羅門、死人の頭を貫きて売れる語 第三十
天竺の国王、乳を服して瞋りを成し耆婆を殺さむとせる語 第三十一
震旦の国王の前に阿竭陀薬来れる語 第三十二
天竺の長者、婆羅門と牛突きの語 第三十三
天竺の人の兄弟、金を持ちて山を通れる語 第三十四
仏の御弟子、田打つ翁に値へる語 第三十五
天竺の安息国の鸚鵡鳥の語 第三十六
執師子国の渚に大魚寄せたる語 第三十七
天竺の貧しき人、富貴を得たる語 第三十八
末田地阿羅漢、弥勒を造れる語 第三十九
天竺の貧しき女、法花経[2]を書写せる語 第四十
子を恋ひて閻魔王の宮に至りし人の語 第四十一
巻五
僧迦羅五百の商人、共に羅刹国に至れる語 第一
国王、鹿を狩りに山に入りて娘師子に取られたる語 第二
国王、盗人の為に夜光る玉を盗まれたる語 第三
一角仙人女人を負はれ、山より王城に来れる語 第四
国王山に入りて鹿を狩り、鹿母夫人を見て后とせる語 第五
般沙羅王の五百の卵、初めて父母を知れる語 第六
波羅奈国の羅睺(らご)大臣、国王を罰たむとせる語 第七
大光明王、婆羅門の為に頭を与えたる語 第八
転輪聖王、求法の為に身を焼ける語 第九
国王、求法の為に針を以て身を螫されたる語 第十
五百人の商人、山を通りて水に餓ゑたる語 第十一
五百の皇子、国王の御行に皆忽ちに出家せる語 第十二
三つの獣菩薩の道を行じ、菟身を焼ける語 第十三
師子猿の子を哀れび、肉を割きて鷲に与へたる語 第十四
天竺の王宮焼くるに歎かざりし比丘の語 第十五
天竺の国王美菓を好み、人の美菓を与へたる語 第十六
天竺の国王、鼠の護りに依りて合戦に勝てる語 第十七
身の色九色の鹿、山に住み河の辺りに出でて人を助けたる語 第十八
天竺の亀、人の恩を報ぜる語 第十九
天竺の狐、自ら獣の王と称して師子に乗り死にたる語 第二十
天竺の狐虎の威を借り、責められて菩提心を発せる語 第二十一
東城国の皇子善生人、阿就䫂女と通せる語 第二十二
舎衛国の鼻欠け猿、帝釈を供養せる語 第二十三
亀、鶴の教へを信ぜずして地に落ち甲を破れる語 第二十四
亀、猿の為に謀られたる語 第二十五
天竺の林の中の盲象、母の為に孝を致せる語 第二十六
天竺の象、足に枎(くひ)を蹈み立て人を謀りて抜かしめたる語 第二十七
天竺の五百の商人、大海において摩竭大魚に値へる語 第二十八
五人、大魚の肉を切りて食せる語 第二十九
天帝釈の夫人舎脂の音を聞きし仙人の語 第三十
天竺の牧牛の人、穴に入りて出でず石と成れる語 第三十一
七十に余る人を他国に流し遣りし国の語 第三十二
ISBN:9784065178706
判型:文庫
ページ数:696ページ
定価:2110円(本体)
2019年11月11日 第1刷発行
Posted by ブクログ
人間界に降りた釈迦の生誕譚から入滅、入滅した後にまで及ぼした影響、生前譚などが載せられている巻一から五までを収録。お釈迦様は生まれた時から人間離れしていた。個人的に面白いと思ったのは巻一生誕譚と巻五の生前譚。生誕譚は摩耶夫人の脇から生まれ、一国の王子として育ち、それに鬱屈として仏道に入る。相当な鬱だったのだなぁ。生前譚は巻五。釈迦の前世は多くあり、必ずその近くに弟子たちがいる。ある時は共に過ごしある時は狩られある時はその身を捧げて血肉となる。そのほかにも教訓めいた話も多く王となって慢心した狐の話や空を飛びたいと鶴に願った亀の話など。動物が登場人物になると途端に楽しくなった。