村上重良のレビュー一覧

  • 国家神道

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    神道や他の宗教の流れから始まり、国家神道がなんの目的を持って、そしてどのようにして成り立っていったのかが良くわかりました。まあ、色々な考え方があるとは思いますが、宗教と政治がまずい方向で混ざり合うと恐ろしいです。

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    2024年10月09日
  • 国家神道

    Posted by ブクログ

    国家神道の人為性を指摘して、それが神道の可能性を抑圧したことを批難。
    歴史的な流れがつかみやすくて良いけれど、意外に主観的だった。書かれた時代に即した問題意識なんだなと。

    国家神道体制が成立していった原因にはあまり深入りしていない、というかすくなくとも思想的必然性はなかったという論調。政治的な方向からたどっている感じ。大体、国家神道に内実はなかった、と評価しているから当然だが、物足りないとは思ってしまう。
    特に形成期以降には神道側の人間の動向については触れられず。宗教官僚としてばっさり。

    幕末明治初期の、神社・仏教と民衆との関わりが複雑。ややこしい。

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    2012年08月12日
  • 国家神道

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    [ 内容 ]
    国家神道は、近代天皇制国家がつくりだした国家宗教であり、明治維新から太平洋戦争の敗戦まで八十年間、日本人を精神的に支配しつづけた。
    本書は、国家神道の成立から解体までの過程を詳細にたどり、その構造と思想を分析して本質的性格を明らかにすることによって、神道が日本人にとっていかなる意味をもったかを追求する。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度

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    2011年05月21日
  • 世界の宗教

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    [ 内容 ]
    宗教の歴史を知ることは、世界史をより深く理解し、ニュースの背景や他国の文化を考えるときの大きな助けになります。
    原始宗教から三大宗教、儒教・道教、ヒンドゥー教にジャイナ教まで、成立や発展の経緯、教えの内容をコンパクトにまとめました。
    写真を一新した、ロングセラーの改版。

    [ 目次 ]
    1 宗教のはじまり
    2 古代の宗教
    3 仏教
    4 儒教と道教
    5 キリスト教
    6 イスラム教
    むすび 現代社会と宗教

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆

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    2011年03月26日
  • 世界の宗教

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    ジュニア新書とはいえ、嘗めてはならない本。他の宗教学関係の本ではどうでもいい問題らしくて、載っていないこともしっかりと記述してある。たとえば、ネストリウス派キリスト教で有名なネストリウスは何者なのか、二年来の疑問がこの本の中で解けたwああ、コンスタンティノープルの大司教だったのね。ネストリウスさん。ちなみに、この簡単にまとめられた中にグノーシス主義への言及があったことには驚いた。まあ、たったの数行ではあるけれど、普通無視されぎみなグノーシス主義を数行とはいえ取り上げたこの本のレヴェルの高さが云々。さて、この本は、知識の整理に使うような人にはいいかもしれないが、物がジュニア新書。お子様向けという

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    2009年10月04日