佐々木玲仁のレビュー一覧

  • 結局、どうして面白いのか

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     面白いと言われなくても面白いと思う。その理由はなんなのか心理学という難しい学問を紐解かなくても良いだろう。
     
     だってこの番組結構めちゃくちゃでしょ本来のバラエティーという物の一線を越えている気がする。それが受け手に新鮮に見えたという事ではないのだろうか。

     出演者が主ではなく番組製作者側が主ではないかとさえ思えてくる。実際、主の大泉君よりも裏にいる藤村というディレクターの方が面白いとすら感じる。 それは自分だけかもしれないが、それがまた見たいという一つの要素と自分ではとらえている。

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    2013年11月25日
  • 結局、どうして面白いのか

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    「物語」と「メタ物語」の関係や、「一緒に旅している感覚」など、ついつい何度も見てしまうのはなぜかというメカニズムが解説されています。
    時折「どうでしょう」仕立ての動画を作ることがありますが、それは真似にすぎないことを痛感しました。

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    2013年05月26日
  • 結局、どうして面白いのか

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    水曜どうでしょうの仕組みを至極単純に解明した素晴らしい本。
    正解だとは思わないが、何故面白いのか、を簡潔に教えてくれる本である。

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    2013年04月23日
  • 結局、どうして面白いのか

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    「私たちはたとえ実際にその場にいなくとも、ともに旅することができる」。読み終わった後、文末にあるこの言葉がじわじわと染みてきて、感動すらおぼえる、そんな一冊です。

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    2012年09月21日
  • 結局、どうして面白いのか

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    ネタバレ

     とりあえず、手元に届いた時点で、帯に内田樹先生のお名前があることに「わー!」っと一気に嬉しくなりました。好きなものとすきなものとが実は繋がっている、と知ったときの、この嬉しさって何なんでしょう。
     内容は、現役の臨床心理士であり教授の、ご自分と「どうでしょう」の出会いから、その魅力を探っていくというもの。描画法を基本に臨床をやっていらっしゃる方だからか、本文にも構造の図解が要所要所で挿入されているのもわかりやすい。そして、本文の4割が藤やん・うれしーのインタビューというのも、分析云々の前にファンには読んでて楽しく、また「勝手に分析して…」というモヤッと感もなく、すんなり読めるポイントだと思い

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    2012年09月10日
  • 結局、どうして面白いのか

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    身内トークって、他人には面白くないけども、共有する時間は長い友人同士では面白い、笑える話ってあると思う。

    水曜どうでしょうも、見始めた1回目2回目より見れば見るほど面白く笑えるようになるのは、それと同じ現象のような気がする。

    自分の周りにいる友人の面白さって、なかなか人に伝えられない。
    それに、身内トークって何回話しても笑えますもんね。

    赤の他人、しかもテレビを通して、それが成り立つって、やっぱりすごい事だなと。

    二重構造というのは、なんとなーく、いや結構?分かる。
    大前提として、4人が何かしら面白い事をやる。
    その舞台がヨーロッパなりユーコン川なりであって、ある意味水曜どうでしょう

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    2016年12月15日
  • 結局、どうして面白いのか

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    「何故どうでしょうは面白いのか」をテーマにした本。
    筆者は、臨床心理学とカウンセリングが専門分野のようですね。

    中身としては、ディレクター2人へのインタビューと放送を一次資料として用いていて、一般書ですので、そんなに難しい内容ではないと思います。
    仮説も、分かりやすい内容ですね。ありきたりという意見もあるかもしれませんが。
    仮説はあくまで仮説、他の説があってもおかしくないわけで。同じようにこの仮説のフォロワーが出てきて、新しい切り口で分析する方が出てくる、というのもまた、面白い発展の仕方でしょう。

    いつか、本当に論文の題材として取り上げられる日がくるかもしれませんね。

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    2015年10月19日
  • 結局、どうして面白いのか

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    ネタバレ

     興味深い分析だった。水曜どうでしょうの面白さを臨床心理士の著者が紐解く。
     背景から丁寧に要点を重ねて、結論までが論理的で分かりやすかった。結論で「分かりやすさ」より「分かりにくさ」を奨めるところが逆説的だが、要するに面白さが分かりにくいためにどうでしょうは面白いのであり、さらに分かりにくいことさえもうまく分かりにくくしていて、一見簡単に見える、と。
     うーん、分かりにくい。でも分かりにくいからこそ興味を引き続けることができる、ってことでもある、と。
     そして分かりやすく解説しちゃったけど、どうでしょうの面白さは変わらない。こんなことはどうでしょうの一面でしかないのだから。
     結論だけ聞いて

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    2015年03月22日
  • 結局、どうして面白いのか

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    どうでしょうファンとしても、
    物語について学ぶ身としても
    とても興味深く読めた。

    なるほどな~って思うこと多々あり。

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    2014年04月02日
  • 結局、どうして面白いのか

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    臨床心理士の立場でどうでしょうを紐解く、なかなか面白いコンセプトの本です。わかりやすいですし、どうでしょうファンには特にオススメ。

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    2013年10月20日
  • 結局、どうして面白いのか

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    心理学の先生が書いた、水曜どうでしょうの分析本。藤村D、嬉野Dのインタビューもふんだんに交えた本。
    特に嬉野さんの話す内容に深みがあり、水曜どうでしょうの質に大きく営業を与えていることを再確認できる良本。番組のファンの方にはオススメ。個人的にはこの4人はまさに音楽的にバンドをつくっており、かつもはやロケに失敗がない(藤村D(という意見が大変印象に残っております。

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    2013年06月02日
  • 結局、どうして面白いのか

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    「水曜どうでしょう」を、心理学的視点から捉えた一冊。
    「物語」と「メタ的物語」の二重構造に視聴者はまんまとハマっている。人に説明しづらいあの独特の面白さは、どこから来ているのか?構造なんて知らなくても面白いけれど、それでも知りたい!というどうでしょうファンのための本。
    完全に視聴者側の人間より、制作者側からの視点で読んだ方が、得られるものは大きいかもしれない。

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    2013年05月26日
  • 結局、どうして面白いのか

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     どうでしょうの面白さを心理学者が考えてみた本。
     テレビ番組ってそんなにおもしろい!何度も見たい!とか、って思ったものってほとんどない。でも、どうでしょうはなぜか何となく何回も見てしまう。そして、なんでなのかな?という疑問が自分のなかにもあってたまたま見つけた本。こんなくだらない疑問を真剣に考える心理学者とはどんなもんだろうというところにも興味があった。
     内容は、へ~って感じでなかなか面白く読めた。趣旨とは全然関係ないが、藤村(番組ディレクター)が俺の考え方にそっくりな感じがして面白かった。自己分析しているような。数ある部活の中からラグビーを選んだ理由と、俺がなんでこんなに直接的で間接的な

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    2013年04月01日
  • 結局、どうして面白いのか

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    『水曜どうでしょう』を臨床心理士が紐解く一冊。


    主旋律となる物語とメタ的な物語りの二重構造になっていること。

    この考え方は面白いと思いました♪

    特別扱いされない視聴者が親近感を自然と沸かしてしまうことというのも頷けます☆


    ということで、この内容を踏まえこれから『水曜どうでしょう』本編を観ようと思います(笑)

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    2013年03月31日
  • 結局、どうして面白いのか

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    どうして面白いのか。少し輪郭を得て、まだもやもやもあり。もやもや大事。書中の内田樹先生の引用「『わかった』はコミュニケーションの断絶」がとても腑に落ちた。

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    2012年12月28日
  • 結局、どうして面白いのか

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    わかったような、わからんような。
    いや、お話してる内容はわかるんですが。
    ただ読後感はフワッとしてて、読んで何かがカチッと解決してすっきりした!という感じではない。
    「どうでしょう」を観た後の、なんとも言えない心の穏やかさに近いものがありました。
    また「どうでしょう」を見たくなる本です。

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    2012年11月17日
  • 結局、どうして面白いのか

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    物語の二重構造 物語+メタ物語

    面白いことがあると、人間はどうしてもそれを追ってしまう。でも、カメラがその面白いことに反応すると、画面からはカメラが「にやけて」いることを感じてしまう。目の前に起こっておることをカメラ自身が面白がってしまうと、見ているほうはあまり面白がれない

    カメラが動くっていうのは、話を分ける、もう一つの肝心な物語があるんだっていうことの合図になる

    反復と偶然

    「メタ物語」の繰り返しを成立させるためには、「物語」が繰り返さないことが重要。「物語」レベルでの反復はないけれども、その「物語」を撮りに行って右往左往することはしっかりと反復している。この二重性が「水曜どうでし

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    2012年10月30日
  • 結局、どうして面白いのか

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     何故か臨床心理学者が藤村忠寿・嬉野雅道両氏にインタビュー、まさにタイトル通り「水曜どうでしょう」は何故面白いのかについて分析している。
     「水曜どうでしょう」、1996年の北海道に突如として現れた破天荒な深夜番組であり、それは徐々に全道に知られることになり、俺が高校生の頃には木曜朝の教室における最初の話題は「夕べの『どうでしょう』観た?」から始まった。それも若者だけではなく、案外高年齢の人々までその知名度は高かったのだ。
     そして2012年、「どうでしょう」は北海道を飛び越え、今や全国区レベルの知名度を持つに至った。
     しかし人から「『水曜どうでしょう』って番組のことをよく聞くけど、どういう

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    2012年10月02日
  • 結局、どうして面白いのか

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    HTB北海道放送の番組「水曜どうでしょう」ファンでもある臨床心理学の研究者の著者が、「水曜どうでしょう」がどうして面白いのかを専門分野の視点から解説している。同番組のディレクター陣の藤村さんと嬉野さんとの対話も含まれていて、撮影のこだわりや裏話がたくさんあり、水曜どうでしょうファンならば楽しめる一冊。

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    2022年02月11日
  • 結局、どうして面白いのか

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    同番組を臨床心理学の観点から、D二人のインタビューを交えて解析。言葉の選び方はともかく、ワシも構造としては同様のことを考えていたので、補完された感。Dのインタビューが如実に構造を説明している。

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    2015年06月01日