小笠原弘幸のレビュー一覧
-
オスマン帝国の君主だけではなく、建築家、作家、画家など文化を担った人物も採り上げられている。建築はともかく、トルコの絵画や文章に触れることは、なかなか難しそうだ。Posted by ブクログ
-
江戸幕府250年、オスマン帝国600年、如何に存続させたか。やはり三世代までにしっかりとした基盤構築している。崩壊の理由も財政問題から怠慢政策から内部組織崩壊へと繋がっている。Posted by ブクログ
-
世界史とってなかったこともあって知識がまだらなので第一次世界大戦の敗戦国のうちにオスマン・トルコが含まれていることを知ってちょっと驚いてその歴史に興味を持ったので。日本だと鎌倉時代から明治にかけて実に36代、600年続いた王朝の通史を新書にコンパクトにまとめたものなのでかなり大雑把ではあるけれどかえ...続きを読むPosted by ブクログ
-
【読書】厚みがある割には分かりやすくサクサク読めた。オスマン帝国の歴史に詳しいわけではないので、この国の歴史の流れとそこに出てくる重要人物が丁度いい感じで出てきて、凄く分かり易かったな。この国の歴史もこうやって読むと面白そうだなって感じで更に知りたくなった感じかな。ホント面白かった。Posted by ブクログ
-
13世紀末から20世紀まで長期にわたって存続したオスマン帝国の通史。
ヨーロッパ史とイスラム史を繋ぎ止める重要な立ち位置であったにも関わらず、今まであまり顧みられてこなかったこの国を非常にわかりやすくまとめ切った本書。
世界史を授業で学んだ限りでは当初は興隆を見せるも、近代には帝国主義とナショナリ...続きを読むPosted by ブクログ -
オスマントルコという国は歴史上の古い、しかも縁遠い国というイメージがあった。東ローマ帝国を滅ぼし、更にウィーンなどの欧州を脅かした敵方というイメージもあった。それを相手方から見ることによって全く知らなかった世界を学んだ気がする。それも既に19世紀のうちに立憲民主主義を確立し、ケマルによるアタチュルク...続きを読むPosted by ブクログ
-
オスマン帝国600年の通史。わかりやすくまとまっている。オスマン帝国の通史はなんどか読んだ気もするのだが、日本語原書はこの他に50年前の1冊があるだけらしい。ほんと?オスマン帝国が安定した理由のひとつに王位継承が比較的スムーズで、有名な兄弟殺しの他に、奴隷を母として王子が産まれることにより、外戚の介...続きを読むPosted by ブクログ
-
オスマン通史はなかなかない。
それぞれの時代を適切に区切りながら、各王の治世と、社会・世界構造の変化を織り交ぜて、記述している。
物語というよりは、教科書的な表現も多いが、所々のエピソードが上手く挟まり、飽きずに読めた。Posted by ブクログ -
"ハーレム"(ハレム)と聞くと女性を何人も侍らせている男性を想像してしまうが、それは昔の欧州の人々が"オスマン帝国"という巨大な国家に対しての蔑むこと、もしくは無知からくる想像であることが分かる一冊
本書において"ハレム"というのは後継者を育てるための巨大な組織機構であることがわかり、女性の扱いに...続きを読むPosted by ブクログ -
オスマン帝国の有名な人物10人を取り上げた列伝。
「オスマン帝国外伝 ~愛と欲望のハレム~」というドラマが世界的にヒット。
私もこのドラマがすごく面白かったので、もう少し史実を知りたいと本を探して読んだものです。
中東で600年も栄えたオスマン・トルコ。
いかにして版図を拡大し、栄えたか。
政治だ...続きを読むPosted by ブクログ -
日本ではハーレムと呼ばれることの多いハレム。
エキゾチックでエロティックな空間、と言うイメージが強いが、本書を読むと、官僚機構であった、とイメージがガラリと変わる。
そもそも、国内の美しい女を侍らせ…ではなく、女性たちは奴隷身分であった。
しかも、14世紀のハレムでは、王子の母が奴隷身分の他宗教出...続きを読むPosted by ブクログ -
青学史学科、東大文学博士
九大准教授
君主、女性(王室、革命家)、芸術家(建築含む)を取り上げる
●創始者オスマン一世 在位1299頃〜1324
・事跡やひととなりについて、確かなことはあまりわかっていない。
・二つの説
ルーム・セルジューク朝の後継者
ルーム・セルジューク朝の権威を認め...続きを読むPosted by ブクログ -
イスラム帝国からオスマン帝国にかけてのハレムについて、その成立や目的、立地や人的構成など多岐にわたって解説されている。また、これらの帝国の簡単な歴史紹介にもなっている。
本書によれば、ハレムとは、王位継承者のプールであり、王統が途切れず、かつ、親族どうしで王位継承の争いが起きないようにするという目的...続きを読むPosted by ブクログ -
とてつもない強大な帝国を築いたオスマントルコ。
歴史の表舞台になかったトルコは今、ロシアウクライナ戦線で調停のテーブルに着く重要な責を担った存在として浮上してきた。
近代から現代への流れを知りたく読むが、気鋭の研究家のペンは面白く読ませる、、簡易なのが非常に良い。
「王位継承者の育成」に最もポイ...続きを読むPosted by ブクログ -
トプカプに行く前に読んでおくべき本。
ハレムの組織については分かった。しかし、そこから次の疑問が湧いてくる。
オスマントルコの皇帝は、かなり長くずっと奴隷出身の母の子で、母の出自はヨーロッパ、ウクライナなどが多かったとすると、皇帝って、金髪が多かったりする?そういう絵は見たことないけど、ターバンだか...続きを読むPosted by ブクログ -
難しいです…。
なかなか馴染みのない、オスマントルコ。
もっとわかりやすい、簡単なものはないかしら?
もしくは物語だと、スルスルと頭に入ってくるのになー。
さらに、私にあうトルコの本を探します。Posted by ブクログ -
トルコの歴史を勉強したいので読みました。
うん、なかなか馴染みのない国だからか難しいです。
この本で取り上げられた人物の中で私が知っているのは、アタチュルク大統領だけ!
小説とか漫画でトルコの歴史の概要をつかんでから、再チャレンジしようかな。Posted by ブクログ -
近代ヨーロッパの本を読んでると、崩壊しかけのオスマン帝国が出てくるので気になって読んでみた。
ただ教養として軽く読むには難しかった。聴き慣れない横文字のせいかも。でも、オスマン帝国がどのような特徴を持っている国か、現在にどう根付いているのかがなんとなくわかったと思う。もうちょっと簡単な本を読ん...続きを読むPosted by ブクログ -
600年続いたオスマン帝国の栄枯盛衰が、わかりやすくまとめられている。
最近のトルコ共和国のエルドアン大統領の強権的な言動から、オスマン帝国回帰と言われるなどの報道を見聞きしてから、ほとんど知らないオスマン帝国の歴史を知りたかったので。Posted by ブクログ