ハレム―女官と宦官たちの世界―(新潮選書)

ハレム―女官と宦官たちの世界―(新潮選書)

1,815円 (税込)

9pt

3.3

性愛と淫蕩のイメージで語られてきたイスラム世界の後宮・ハレム。奴隷として連れてこられた女官たちは、いかにして愛妾、夫人、母后へと昇りつめたのか。ハレムを支配する黒人宦官と、内廷を管理する白人宦官は、どのように権力を手にしたのか。600年にわたりオスマン帝国を支えたハイスペックな官僚組織の実態を描く。

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ハレム―女官と宦官たちの世界―(新潮選書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いわゆる、あの「ハーレム」です。
    女性が男性を取り巻いているようなアルファオスの象徴というか、破廉恥な文脈でもありそうな、あの現象?について。その語源を歴史を紐解き真面目に解説したもの。

    ハレムは、オスマン帝国のスルタン(君主)がトプカプ宮殿に構えたもの。アッカド語のハラムが語源。シュメール語には

    0
    2024年05月14日

    Posted by ブクログ

    オスマン帝国の君主がトプカプ宮殿に構えた、ハレム。
    それは帝国の国政と文化を担った場所であり、組織だった。
    第一章 ハレム前史―古代よりオスマン帝国初期まで
    第二章 ハレムという空間の生形―トプカプ宮殿の四00年
    第三章 女官たち  第四章 王族たち  第五章 宦官たち
    第六章 内廷の住人たち  第

    0
    2023年05月30日

    Posted by ブクログ

    "ハーレム"(ハレム)と聞くと女性を何人も侍らせている男性を想像してしまうが、それは昔の欧州の人々が"オスマン帝国"という巨大な国家に対しての蔑むこと、もしくは無知からくる想像であることが分かる一冊

    本書において"ハレム"というのは後継者

    0
    2023年05月07日

    Posted by ブクログ

    日本ではハーレムと呼ばれることの多いハレム。
    エキゾチックでエロティックな空間、と言うイメージが強いが、本書を読むと、官僚機構であった、とイメージがガラリと変わる。

    そもそも、国内の美しい女を侍らせ…ではなく、女性たちは奴隷身分であった。
    しかも、14世紀のハレムでは、王子の母が奴隷身分の他宗教出

    0
    2022年10月30日

    Posted by ブクログ

    イスラム帝国からオスマン帝国にかけてのハレムについて、その成立や目的、立地や人的構成など多岐にわたって解説されている。また、これらの帝国の簡単な歴史紹介にもなっている。
    本書によれば、ハレムとは、王位継承者のプールであり、王統が途切れず、かつ、親族どうしで王位継承の争いが起きないようにするという目的

    0
    2022年09月04日

    Posted by ブクログ

    とてつもない強大な帝国を築いたオスマントルコ。
    歴史の表舞台になかったトルコは今、ロシアウクライナ戦線で調停のテーブルに着く重要な責を担った存在として浮上してきた。

    近代から現代への流れを知りたく読むが、気鋭の研究家のペンは面白く読ませる、、簡易なのが非常に良い。

    「王位継承者の育成」に最もポイ

    0
    2022年08月10日

    Posted by ブクログ

    トプカプに行く前に読んでおくべき本。
    ハレムの組織については分かった。しかし、そこから次の疑問が湧いてくる。
    オスマントルコの皇帝は、かなり長くずっと奴隷出身の母の子で、母の出自はヨーロッパ、ウクライナなどが多かったとすると、皇帝って、金髪が多かったりする?そういう絵は見たことないけど、ターバンだか

    0
    2022年05月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    様々な角度からハレムが考察されていてとても興味深かったです。
    以下簡単な内容メモ。

    ・ハレムは構造が果たす役割が大きい
    ・王子はスルタンになるまで鳥籠の間で暮らす→ほぼ幽閉(至高の存在に至近するものでありながら、制限されている)
    ・王子は即位の機会がなければハレムにずっと軟禁される
    ・兄弟殺しが通

    0
    2023年01月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私にはどっちかというとガジェットネタかも。いろいろどうしてそういう考えになるんだか、はあるが海に沈められる話はぞっとする。

    0
    2024年06月28日

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