小笠原理恵のレビュー一覧

自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

小笠原理恵

ただただ自衛隊の皆様ありがとうという気持ちです。
防衛予算を減らすという事は他国から攻撃されたら死に近づくということです。
ふるさと納税制度で自衛隊への寄付があったら見返り無しで全額そこに寄付します。
そのような国民もいるということをわかって欲しいです。

自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

小笠原理恵

著者は関西の方なんで面白おかしく一気に読みきれます。
でも内容はふと立ち止まって読むべきところが多くあります。
なぜか国防を担う自衛隊にアレルギーをもつ人が多い日本ですが自分の大切な人を自分の力だけで守れない現実を見つめる必要があると思います。
遠交近攻を説くまでもなく隣国に仮想敵国と認定されている現実です。
「小さなことからコツコツと」が伝わる大阪からもせめてケッツビーにならぬよう「トイレは後顧の憂いなく」と声を上げる必要があるのかと思います(笑)

こんなにひどい自衛隊生活 (Hanada新書 006)

小笠原理恵

国防の要、自衛隊員のリアルな哀しい日常。貧しい食事、老朽化した官舎、劣悪な装備品。陽の目を見ない組織だからこそ見過ごされてきただろう事実。これぞ正に国家の危機だろう。

こんなにひどい自衛隊生活 (Hanada新書 006)

小笠原理恵

驚きと危機感でいっぱいだ。
災害時や有事の際に命をかけて任務にあたる自衛隊の実態がこんなに酷いとは。
「安上がりの防衛」で有事にどう対応するのか。
なぜ隊員が必要な備品を自己負担するのか。
なぜ隊員が満足な食事にありつけないのか。
国会議員、国は何やってるんだよと怒りもこみあげる。

一部でいいから、ふるさと納税のように用途を指定して納税できたらいいのに。

こんなにひどい自衛隊生活 (Hanada新書 006)

小笠原理恵

芸能人に、「元」自衛隊員が何人かいる。私の周りにも「元」自衛隊員が何人かいる。つまり、長い間自衛隊で務めることは困難だと言うことだ。
この本に書いてある内容は、私が思う何倍も異常な世界であった。まるで、第二次世界大戦ころの状態をいまだに保っているかのようである。誰もが得をしないルールは即刻変更、中止し、安心して任務につけるよう、国はバックアップすべきだ。
非常に勉強になった本だが、この著者は自衛隊に思いが強すぎるため、客観的立場から物申すと良いのではないかと思った。

こんなにひどい自衛隊生活 (Hanada新書 006)

小笠原理恵

過去の著作は、自衛隊員かわいそう、との情緒的な内容が多く個人的には低評価であったが、本書は数値やデータなどの記載も増え、安全保障の観点からの記載も多くなった。
諸外国との比較に関する記述もあり、課題・問題の着目点が良くなったように思う。
自衛隊の装備品について低評価する専門家や識者にはアンチが多く、内容ではなく誰が発信したかに反応する方々もネット界隈で多く見受けられるが、応援団と自称する著者が提起する課題について、冷静かつ客観的な評価が行われることを望む。
特に目新しい提案があるわけではないが、それだけに何十年と放置されてきた課題であり、ファンの多い？著者の影響力に期待したい。
重箱の隅をつつくことを書くと、防弾装備についてはレベル換算とかで書いてもらえたら、とか、今は予備もほぼ89式、だとか、89式自動小銃よりは89式小銃と記載してもらいたいとか、わがままですかね。

自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

小笠原理恵

自衛隊の状況がひどいと聞いてはいたが、ここまで酷いとは。
予算はない理解はない保証もない。
意見することすら許されてない。
保険も恩給もない。
災害出動も、予算が余分につくわけではないから、その分ほかのことができなくなる。
間違ってるだろう。
国を守るための武力装置が尊敬されない国があっていい筈がない。

本当にそれでも文句言わず、国のために、使命のために働く自衛隊員になぜ、名誉一つ認められないのか。

自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

小笠原理恵

書名は奇を衒っているが、内容は真面目で読みやすい。予算がないばかりに自衛隊の機能が低下しつつある、という大きな課題を訴えている。隣国の動向を鑑みるに、大いに考えさせられる。経費削減、予算縮小だが頑張って成果を出せ、とは会社組織でありがちなことだが、自衛隊がここまで貧しているとは知らなかった。

自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

小笠原理恵

世界で第六位の実力を持つという自衛隊。予算削減の結果、備品や光熱水費削減。定数不足も含めロジスティック軽視の旧日本軍につながる日本人の病理。

自衛隊に関する諸々の問題点を指摘する衝撃の一冊。
自衛隊員は労働基準法の適用外で24時間拘束されても勤務時間外は暖房費は出ないし糧食は天引き。他の行政機関同様に官舎は減らされるし、数年に一度の転勤の費用も多くは自腹だという。
待遇の悪さが人員不足の一因であろう。

待遇面のほか、基地や艦船の入渠するドックは外から丸見え、土地を外国人が購入できるという、機密面についても述べている。さらに道交法など戦闘中の戦車など自衛隊車両にも適用されるなど、法制面の不備についても。

山本七平の説だったと思うが、員数さえ揃っていれば、という員数主義は日本の組織の病理。

「国のために死ねるか」という本があったが、有事の際の自衛隊員のための待遇と周囲の意識は大いに改善の余地がある。
危機に対する日本人の意識はどこまで低いのだろうか。

こんなにひどい自衛隊生活 (Hanada新書 006)

小笠原理恵

まさにタイトルどおり

自分が暮らす日本の現状を知るために多くの人に読んでもらいたい

災害派遣などで見る機会が多い自衛隊がどんな苦労をして対応してくれているのか。いい意味で読むと辛くなる本であった