大阪大学ショセキカプロジェクトのレビュー一覧

  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    いろんな分野の考えをいっぺんに吸い込めて、とても楽しかったです♪ 難解で理解の及ばない分野もありましたが、ドーナツという私にも易しい仲間のお陰でなんとか読み進めることができました。ドーナツ最高!

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    2024年01月21日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    ドーナツを通して、様々な学問をつまみぐいする本。私は文系を専門としているけど、数学(幾何学)もおもしろいと思った。それくらい分かりやすく書かれており、それぞれの分野の入門書的要素も含む。

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    2015年10月16日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    表紙には見るからに美味しそうなドーナツ。真ん中で穴が「I’m here」と言っている。そこにいるのは分かったが、「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」とは何の事やらさっぱりわからない。
    この命題に果敢に挑戦した12人の識者は何れも大阪大学の教員で各分野の研究者だ。
    工学研究科の准教授は「切る」「削る」とは何か、から始め、旋盤、フライス盤、レーザーまで持ちだしての加工を考える。加工精度を上げるために樹脂を侵食させて固定化する?もうドーナツは食べられなくなっている。
    数学の准教授は「数学において論理的思考は自由である」と豪語し、「ドーナツの穴は、そこに指を入れていることで穴の存在を認識できる」と定義

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    2014年07月21日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」という難問に、阪大の教授陣は各分野を生かしてどのように立ち向かうのか。
    「超ドーナツが超々ドーナツの本性を現し(数学)」とか、「私たち一人一人は小さな存在である。ドーナツのかなたに夕陽が沈み、ドーナツの地平から朝陽が昇ってくる(精神医学)」とか、ドーナツでとてつもなく壮大な話になっている感じが面白かった(しかもそれでその学問の深淵が分かった気なするのも面白い)。
    質問に答えていないようなものもあるし、ドーナツという単語は出ているけどドーナツ関係ないじゃんという話もあるけど、各分野の要約みたいな、そして身近に感じられるのが楽しい。
    コラムや、各章の題名の付け方

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    2016年09月29日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    ネタバレ

    親友(朋友)から借りた、タイトルから惹きつけられる魅力的な本。恥ずかしながら、これがネット上で話題になった有名なコピペであることすら知らなかった。そして冒頭に解答のコピペが掲載されてるけど、これがまた上手いなと。ネット民の言語スキルすごいな。
    このタイトルを解決しよう、というより一つの命題について様々な学問に基づくアプローチをしたらどうなるか、という本。美学の章と数学の章が特に好みで、数学の章を執筆した教授の文章はわかりやすいし、興味深かった。4次元ね。対して、精神医学的人間論の章の文章のわかりづらさときたら。
    兎にも角にも、物事をミクロ的、マクロ的、そして多角的に考える大切さを学びましたとさ

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    2016年01月28日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    「ドーナツの穴」を巡って、大阪大学の教員が自身の専門領域からそれぞれ執筆している。そのまま「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」という問題に答えているとは言えないものもあるし、ちょっと展開が強引だなと思うものも多かった。だが、普段あまり目を向けない分野を知るきっかけになったのは面白く、執筆者の目論見通りといった感じ。

    ↓の章が面白かった。
    ・第0章 ドーナツの穴談義のインターネット生態学的考察
    このドーナツ問題は、もともとネット上のネタだったが、それがいつ頃どのように流行ったのかの調査。そこから生態系としてのインターネット、クチコミの伝播過程の解釈によるマーケティングの効果測定といったものに展

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    2015年06月28日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」という実に興味を引くタイトルにつられて読んでしまったけれど、実際の内容はサブタイトルの「穴からのぞく大学講義」のほうだった。

    というわけなので、おじさんにとっては、少々手遅れ感を感じるほろ苦な読後感。

    若い人たちには、特に、大阪大学を目指す人には、おすすめ。

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    2015年05月24日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    大阪大学の学生・教員・出版会によるショセキカプロジェクトが作製した本。
    各学問において、ドーナツから連想されるトピックを10名ほどの研究者が解説している。
    「ドーナツを穴だけ残して食べる」という一見パラドックスに思える現象も、見事に実現している研究者もいる。(工学と法学)
    そのほかの研究者については「食べる方法」については言及していないことも多いけれど、サブタイトルである「越境する学問-穴からのぞく大学講義」というテーマに沿ったいろんな理論を読むことができる。
    ドーナツに関わるコラムも満載。

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    2015年05月24日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    大学の勉強ってものすごく面白いんだなー。
    私は言語学専攻でしたが、言語学の観点から「ドーナツの穴だけ残して食べる方法」ってなんだろう?なんて真面目に考えたくなったほど。

    まったくわけが分からない章もいくつかありましたが(笑)ちゃんと理解したいなって思いました。なので分からなかったところはもう一度読むつもりです。完全に理解できたわけじゃないし、なんじゃそりゃーって感じだったけど、数学的思考から見たドーナツを食べる方法が面白かったです。ちゃんとドーナツ食べる話だったし。

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    2015年03月05日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    ネタバレ

    読めば読むほどドーナツが食べたくなるという、ダイエターの敵の本。小難しいこと考えると、甘いものが欲しくなるんですもの。
    歴史学みたいに、ドーナツの穴から離れたところで学問の方法を語ってしまった先生もいましたが、大概の先生が自分の学問手法を使ってドーナツの穴を語っています。
    考えること論じることが楽しくて仕方がない先生たち。自前の学問手法をドーナツに応用するのは無理かもと思いつつも、力づくで語って行くその様が、面白いのよ~。

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    2014年07月24日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    先輩にいただいた本。

    阪大学生が企画、作成、販売まで行った本。
    タイトル通り「ドーナツの穴だけ残して食べる」ことに関して、経済学、法学、哲学、工学など様々な分野の教員が、その学問的アプローチで検証している。

    学生による補足、語句説明があり、理解を助けてはいるが、全ての理解は難しい。だが、当著に『学問とは関心をもったものごとに対して、各個人が研究、検証、探求していくもの』の思いを強く感じた。全てを理解する必要はなく、関心をもったことを1つ発見してほしい。また、それについて深く学び進めてほしい。ということだろう。

    『学問』のあるべき姿について、書いている。各章の内容は深すぎることはないので、

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    2014年05月28日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    ネタバレ

    興味深かったのは数学、法律の分野の教授の話
    タイトルの命題がスッキリすることはもちろん期待しないでいただきたい

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    2014年04月09日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    母校が出版した一風変わった本に挑戦。

    様々な学部の教授たちが「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」について考えています。

    2人ほど授業を取っていた(パンキョーですが)先生の名前を見つけてテンション上がりました。

    それぞれの分野で考えたらこうなった、ということなんでしょうが、ドーナツの穴、置いてけぼり!!という話も少なくなく…

    しかし、いろんな学問、いろんな見方、いろんな考え方があるんだなと改めて考えるきっかけになりました。

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    2014年03月07日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    序盤は設問に対して真正面から取り組んでいるが、全体の2/3くらいは「ドーナツ」をキーワードに自身の専門の内容を解説するもの。題名からすると「それはちょっと」と思う。
    ただ、大学の教養課程の1コマを受けているようで、それはそれで面白かった。
    哲学とか医学とか、ふだんなかなか手に取らない本。

    「人の中心にある理想は消えない」というのが、もっとも心に残った。設問の答えとしては受け入れ難いが。

    大学生が書籍化プロジェクトに取り組んで出版するまでの経過が紹介されていて、とてもよい経験になったと思う。きっかけは講義とはいえ、自ら積極的に動くとそれなりの結果として返ってくるのだなあ。

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    2019年11月23日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    大阪大学の教授がドーナツの穴についての考察から各分野の様々な理論をまとめた一冊。

    経済学から哲学、化学など様々な分野でドーナツの穴から様々な考えや講釈が出てきて面白く読めました。
    ドーナツの穴をいかに残すかや次元のから捉えたドーナツの食べ方、ドーナツを巡る裁判事例など大学での講義の一端を感じることができました。
    また、世界各国のドーナツについてもまとめられていて興味深いものでした。

    本書を通して大学の講義の一端に触れることができ、ドーナツの穴を通して様々に展開されていく話題の数々を味わうことができました。
    読んだ人によって様々な感じ方がある一冊で、難しいところには解説も付いており、大学の勉

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    2019年11月01日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    ドーナツを穴だけ残して食べる方法を、各分野の教授陣がいたって真面目に考えている本書。「ドーナツとは家である」や環状オリゴ糖'シクロデキストリン'など、普段触れることの少ない学問分野の考え方に触れられるのが良い。問題に対する答は一つではないことがわかる。自分だったらどう考えるか、一緒に考えてみるのも良いかもしれない。

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    2019年09月18日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」というテーマで大阪大学の学生がまとめ上げた本。実際に阪大教授たちに講義っぽい感じで執筆をお願いしたようで、サブタイトルのとおり大学講義っぽい内容になっている。
    なので、読者次第でハマる話もあれば、拒否反応が出る話もある。私はオリゴ糖がダメだった…(´へ`)

    個人的には、第2章の美学の観点からのお話はめっちゃ面白かった。食べてなくなるドーナツなどドーナツの風上にもおけない!笑

    この本は横書きで書かれているのですが、句読点ではなくカンマ(,)とピリオド(.)なのがすっごい読みづらい。理系の話も扱うから横書きでもいいんだけど、私の知る限り日本語の横書きの教科書

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    2015年08月14日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    ドーナツを穴だけ残して食べる、という一見ばかばかしい命題に様々なジャンルの学問から真剣に考察、紐解いていく。タイトル通りに真剣にどうしたらドーナツの穴を残せるかと考え論じられているものは少ない。様々な学問への入門アプローチと言ったところか。完全文系の私には理系ジャンルはちんぷんかんぷん。読むのも眠くなってばかりだった。工学は真剣にドーナツの穴を残す方法を論じており大変興味深かった。数学はそれをいっちゃ身も蓋もないじゃないかという文字通り斜め上の回答であった。

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    2015年06月16日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    ネタバレ

    試み自体は面白いと思う。
    ただ、ドーナツを穴だけ残して食べる方法自体に言及している記述は
    全体の割合から言うと少ない。

    また、前書き部分でのみ触れられていたが
    ランチの女王というドラマの中に出てきたエピソードのような
    文学的なノスタルジックまたはファンタジックな解決法を自分は期待したので
    そういった見地からの方法論は全く無かったのが残念。

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    2015年01月13日
  • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

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    「ん? ドーナツを穴だけ残して食べるって……!?」
    一見、矛盾しているように思えるタイトルが、実は深い深い。哲学や数学、工学などの様々な分野から、大阪大学の教授たちがこの方法に解を与えるべくアプローチしていく。
    というわけで自分には内容の半分もきちんと理解できてはいないと思うのだけれど(笑)、そんなことはどうでもよい。このテーマの“大いなる矛盾”に各ジャンルのエキスパートたちが真剣に取り組み、解説してくれることに意味があるし、そこがこの本の面白いところなのだから。

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    2014年10月18日