ジェイソンレナルズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ウィルの兄、ショーンが殺された。
街中で、誰かに拳銃で撃たれて。
ショーンはアトピー性皮膚炎の母親のために特別な石けんを売っている店に行かなければいけない。でも、その店のある地域を縄張りにしているリッグスといさかいがあって、リッグスはショーンをよく思っていない。ショーンはリッグスに撃たれたに違いないとウィルは考えた。
ウィルには守らなければならない掟があった。兄も、仲間もその掟を守っていた。
愛する者を奪われたなら、復讐をしなければならない、という掟だ。
ショーンの机の引き出しに入っていた拳銃を見つけたウィルはそれをズボンの後ろに刺して、自宅のある8階からエレベーターに乗った。
1階に着いて街に出ればリッグスを待ち伏せして、拳銃で復讐すればいい。
エレベーターは7階で停止した。誰かが乗ってくるのだ。
果たしてウィルの運命は?
作者はアメリカ人の詩人で、この小説も長い詩のような形で進む。
作者自身も昔友人が拳銃で撃たれて亡くなったという。
そうやって意味もない暴力で命を落としてしまう若者へのメッセージとしてこの詩のような小説を書いたと思われる。
日本はこういう世界にないから、中々リアルにこういうものを捉えることは難しい。果たして、このメッセージはアメリカの少年少女には届くのだろうか。