森脇真末味のレビュー一覧

  • 森脇真末味セレクション 死神

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    作者によると「系統の違う雑誌から頂いたお仕事」だそうですが、間違うことなく森脇真末味ワールドでした。

    印象深いのは「ユージーン」。ああ、これ、これこれ、これは森脇真末味だわというのが実感できる完璧な作品。作者もその自負があるようです。

    一方で、どれが気に入ったかと言われれば「みりんでGo」です。SLANも八角も出てこないけど、何というか『もう一つの緑茶夢』。水野が出てくるからというだけではなく、どちらかというと「意欲はあるが表現力に欠けるボーカル」(この言い方ほんと好き)とあった『緑茶夢』のバンド評と同じ頭脳から生まれた
    と感じられて、やっぱり森脇真末味なのだなあと。

    まあ、緑茶夢→おんなのこ物語→みりんでGoという流れを考えれば、必然といえばこれほどの必然もないのかもしれません。

    こうした作品集にはがっかりさせられることも少なくないですが、本書については久しぶりに森脇真末味ワールドを堪能できて、今本当に幸せな読後感に浸っています。ご関係のみなさまに心よりの感謝を。

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    2026年01月16日
  • 踊るリッツの夜

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    今読むと90年代の映画っぽいなぁ、と思うが、森脇作品の「匂い立つ」感じが凝縮。異国の血が混じり、イカつい外人顔の寡黙なバーテンダー金子と、裕福な大学生でチャラ男、筋金入りのフェミニストで女たらしな仲尾、この二人の関係が「本編」としえどこかにあって、「踊るリッツの夜」はスピンアウト番外編だろう。仲尾は「あんな面白いオモチャ」と言ってはからかってばかりいる金子に対して、精神的ホモな感情を抱いているのに気付いてない。その気持ちはからかうと面白いだけではない。ペーパームーンコミックス収録の『男は寡黙なバーテンダー』では、この二人が肉体関係を結んでいると解るのだが、この作品はハヤカワコミック文庫で手元にある『グリフィン』と『天使の顔写真』には収録されてない…幻の短編になってしまったのか…今読んで思うが、金子はあんげん、仲尾はたっつんで容易に脳内変換可能だよ(笑)
    『ブルームーン』の英一・英二の双子の話も、作品集に関連作として散りばめられているので、全部読まないと気が済まない。

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    2013年12月30日
  • Blue Moon 1

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    全5巻。ひたすらハラハラしたけど最後はやっぱりそうなってしまうんだ、と納得。”成長する”ってつらい。いつまでもこのままでいたい。でもそれは私が英二的だから?捨てられなければ歩き出せないのか。

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    2009年10月04日