森脇真末味のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作者によると「系統の違う雑誌から頂いたお仕事」だそうですが、間違うことなく森脇真末味ワールドでした。
印象深いのは「ユージーン」。ああ、これ、これこれ、これは森脇真末味だわというのが実感できる完璧な作品。作者もその自負があるようです。
一方で、どれが気に入ったかと言われれば「みりんでGo」です。SLANも八角も出てこないけど、何というか『もう一つの緑茶夢』。水野が出てくるからというだけではなく、どちらかというと「意欲はあるが表現力に欠けるボーカル」とあった『緑茶夢』のバンド評と同じ頭脳から生まれた
と感じられて、やっぱり森脇真末味なのだなあと。
まあ、緑茶夢→おんなのこ物語→みりんでGo -
Posted by ブクログ
今読むと90年代の映画っぽいなぁ、と思うが、森脇作品の「匂い立つ」感じが凝縮。異国の血が混じり、イカつい外人顔の寡黙なバーテンダー金子と、裕福な大学生でチャラ男、筋金入りのフェミニストで女たらしな仲尾、この二人の関係が「本編」としえどこかにあって、「踊るリッツの夜」はスピンアウト番外編だろう。仲尾は「あんな面白いオモチャ」と言ってはからかってばかりいる金子に対して、精神的ホモな感情を抱いているのに気付いてない。その気持ちはからかうと面白いだけではない。ペーパームーンコミックス収録の『男は寡黙なバーテンダー』では、この二人が肉体関係を結んでいると解るのだが、この作品はハヤカワコミック文庫で手元に