あらすじ
「ポーの一族」「トーマの心臓」の萩尾望都も激賞!
「面白いです! 『死神』を読んで、森脇さん、サリンジャーとかスタインベックとか漫画化したら最高だと思いました。少し昔のサイコでロマンチックなアメリカのムードが良く似合う絵です」
静かにすべてを見透かすような物語たち────
圧倒的な新しい感性、唯一無二の存在感。
78年の鮮烈なデビューから少女マンガに大きく影響を与えた漫画家・森脇真末味。
今もなお変わらぬ輝きで胸を打つ。
マンガ5編に単行本未収録の小説「レンタル・ボーイ」を加えた、珠玉の全6編。
【収録作品】
●「死神」
●「錆色ロボット」
●「天使の顔写真」
●「みりんでGО!」
●「ユージーン」
●[巻末特典]小説「レンタル・ボーイ」
●[書き下ろし]あとがき
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Posted by ブクログ
作者によると「系統の違う雑誌から頂いたお仕事」だそうですが、間違うことなく森脇真末味ワールドでした。
印象深いのは「ユージーン」。ああ、これ、これこれ、これは森脇真末味だわというのが実感できる完璧な作品。作者もその自負があるようです。
一方で、どれが気に入ったかと言われれば「みりんでGo」です。SLANも八角も出てこないけど、何というか『もう一つの緑茶夢』。水野が出てくるからというだけではなく、どちらかというと「意欲はあるが表現力に欠けるボーカル」とあった『緑茶夢』のバンド評と同じ頭脳から生まれた
と感じられて、やっぱり森脇真末味なのだなあと。
まあ、緑茶夢→おんなのこ物語→みりんでGoという流れを考えれば、必然といえばこれほどの必然もないのかもしれません。
こうした作品集にはがっかりさせられることも少なくないですが、本書については久しぶりに森脇真末味ワールドを堪能できて、今本当に幸せな読後感に浸っています。ご関係のみなさまに心よりの感謝を。