狭間諒多朗のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
マスメディアで印象論によって語られる現代若者像の切り取られ方に辟易していたのでデータに基づいた検証を行っている本書を手に取った。
若者を男/女、大卒/非大卒で分けて様々な検証がなされており様々興味深い結果・考察が導き出されている。
LEGsという定義は本書で初めて知ったため非常に興味深かった。
一方、採取されたデータについての考察内容が著者の印象と無関係ではないと感じる部分もあり、この分野(人間科学、社会学)のデータ分析の難しさも感じられた。
自分たちが所属する階層も対象に含めて論じる必要がある以上は主観を完全に取り除くことは不可能と思うが、統計データを用いることで限りなく客観的であろうと