長井短のレビュー一覧
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言葉の組み立て方に長井短さんの才能がほとばしってて、なんだ!?なんかすごいぞ!?と一気読み。
痒いところに手が届くように、わかりやすくて納得しやすい言葉で「この気持ち知ってる!」が表現されていて、主人公が頭の中で考えてる事が、まるで自分が考えてる事みたいに不思議なくらいスルスル読めた。
表題作の...続きを読むPosted by ブクログ -
カッコいいとは思うけど、理解したとかはとても言えない(言う資格がない)し、理解したふりをすることができない音楽を聴いたような気持ちになったのが表題作「私は元気がありません」を読んだ率直な感想。
それもあって一気に読み進めることはできなかったけど、
「ベストフレンド犬山」と「万引きの国」は単純に好...続きを読むPosted by ブクログ -
初の小説集って…、なんだ!?この才能は!!
台本通りな会話、同じではいられない関係、
スタンダードに乗っかったフリして、でも奥底に湧き上がる背徳感。
わかっちゃダメな気がするのに、この不穏な気持ち、知ってるかも…?
ざわっとする言葉が溢れててめちゃくちゃ面白い。
タイトル『私は元気がありません』『万...続きを読むPosted by ブクログ -
三作品からなる短編集
その中でも私は題名にもなってる"私は元気がありません"が好きだった。もう心に沁みた沁みた。
この主人公雪と似たものが多かったし
年齢も同じというところが余計に感情移入しやすかった。
3人組で仲が良くて、でも突然その中の1人が亡くなる。そこから残った2人は遊ぶたびに台本通りのよ...続きを読むPosted by ブクログ -
知の使い手としての手練れ、おふたりによる対談が収録されている。知とは過去の蓄積に他ならないことに気づかせてくれる。
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意外に早く最終回になり、少し物足りなさを感じましたが、ハッピーエンドで気持ちよく読み終える事ができました。私は、論理的に説明されないと心が動かない方ですが、三段論法で人の心は動かないと言うのも確かです。(しかし、昨今のおれおれ詐欺は、人の感情に訴えかける犯罪ですから、また厄介です。) 最終回は、...続きを読む
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前号に引き続き、「レトロゲームファクトリー」を読みました。これから一話完結のスタイルで進んで行くのでしょうか。今回は、各登場人物の背景的説明も徐々にされて来て、思いがけないコーギーの生い立ちも含まれていました。数日前には、レトロゲーム機の復刻の新聞記事もありましたので、40、50代である私達の世...続きを読む
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ちょっとひねくれてる人たちの繊細な感情を、みずみずしい会話と言葉で表現していて、独特な世界観に引き込まれた。
誰もが抱えているであろう、誰にも言えない後ろめたい気持ちが、この本の中で吐き出されていて、こんなふうに打ち明けて、それでも受け入れてくれる人と巡り会えたら最高だろうなと思う。
そりゃあ好きに...続きを読むPosted by ブクログ -
私たちにとってもなじみ深い、暦の上では秋だけれど、まだ夏といってよい日のはなし。情景描写が細やかな印象を受けた。
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この方の前作は知らなかったのですが、十分楽しく読ませてもらいました。ベルばらが好きな方にはもってこいと思います。匿名
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こんなリーフレットが電子で読めるとは。かなりの分量を試し読みできて、今後の参考になりました。公開終了が差し迫っているのがもったいないです。匿名