ブライアン・カプランのレビュー一覧

  • 大学なんか行っても意味はない?――教育反対の経済学

    Posted by ブクログ

    教育投資の効果は大きい――学歴が上がれば賃金も増える。その理由は、高い教育を受けることで仕事の生産性が高まり、その生産性に応じて賃金も上がるから、ではない。そうではなくて、教育の「シグナリング」効果こそが賃金を高めてくれるのである。

    「シグナリング」は本書のキーワードだ。教育を受けることで(というか、卒業証書を手に入れることで)、学生は自分が「知力・真面目さ・協調性」を備えた人物であると示すことができる。なぜなら、こうした能力が欠けていたら無事に学校を卒業できなかったはずだからだ。これがシグナリングである。

    教育についてのもっと素朴な見方は人的資本論と呼ばれる。学生は学校教育をつうじて多く

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    2020年08月19日
  • 大学なんか行っても意味はない?――教育反対の経済学

    Posted by ブクログ

    タイトルの邦訳が悪い

    内容とはあまり関係ないが、「街灯の下で鍵を探す」という言葉が本書にあり、ぼくはそれがコラッツ予想の証明を確率論でやろうとしている数学者たちの愚かさを端的に表した言葉であるように思った。

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    2024年02月17日
  • 大学なんか行っても意味はない?――教育反対の経済学

    Posted by ブクログ

    教育とはシグナリングである。という本

    同じようなことを考えていたので特に新しい考えはなかったが、アプローチが経済学という手法なのが自分とは違ったなぁという感じ。

    ただ、教育がシグナリングである限り、どんなにバカなインフレ状態のシステムでも変革をもたらすにはみんながみんなそれを理解し全員が変わらなければいけない。
    それが経済学の難しいところなんだよな…


    どうやったらこの教育業界を変えられるのか。

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    2024年01月05日