石橋文登のレビュー一覧

  • 安倍晋三vs財務省

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    安倍さんバンザーイみたいな感じだけど、戦後からつづく日本経済の浮き沈みを解説してくれる良本。民主党政権の裏側(事業仕分けは財務省のヤラセだったんかい!)とか宮沢喜一さんが史上最悪の首相だとか驚きと好奇心いっぱいで楽しめた。
    この本と出会わなければ「消費税増税=高齢化社会への当然の備え」という単純な知識で終わっていたと思う。


    ざっくり省略して、戦費を国債で賄った大東亜戦争の教訓から、税収と歳出がつり合う均衡財政(PB)を財務省は目標に掲げた。これは家計に例えると、パパの給料アップ(増税)に支出をケチる(緊縮財政)ことで、無借金&ママ(大蔵省)のへそくりも増えてニッコリという話。
    する

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    2024年06月15日
  • 安倍晋三vs財務省

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    タイトルは「安倍晋三vs財務省」だが、多少対立について書かれているものの、対立よりも財務省(あわせて影響をうける日銀・岸田総理も)に対する批判がメイン。

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    2024年08月28日
  • 安倍晋三秘録

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    ──内政は日本の優秀な官僚に任せておき、首相は外交・安全にこそ注力すべき(安倍晋三)


    『安倍晋三vs財務省』でその死を悼み、より知りたいと手を伸ばした一冊。それにしても産経石橋さんという人の自民党への食い込み方は尋常ではない。バックヤードの発言がひとつひとつ生々しい。

    さて『〜財務省』が戦後日本史だとしたら、本著は自民党下野(民主党政権)から復権までの平成史。いわゆる「失われた30年」の舞台裏と言える。
    欧米露中ほか海外からの評価を映し出す株価は8000円台。日本の崩壊を食い止め、V字回復させた安倍さんの功績は素晴らしい。知れば知るほど、再評価が進んでいることに納得がいく。

    ─2大政党

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    2024年06月27日
  • 安倍晋三vs財務省

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    ネタバレ

    財務省と安倍晋三さんとの戦いの歴史よりも、財務省が如何に政界に食い込んできて省是の増税工作を行っているかが印象に残った一冊でした。以下は、自分の備忘録です。

    ・岸田文雄は2021年、自民党に総裁直轄機関として「財政健全化推進本部」を作ってしまった。

    ・YCCは、財務省に忖度した黒田さんが安倍総理に消費税増税を促すために行った金融手法でないかと田村秀男さんは見ている。

    ・財務省は今も昔のままの天下り、渡り、の文化があるためOBでも財務省に逆らえない。

    ・財務省の真の意図は消費税の15%以上への引き上げで防衛費増額はさらなる消費増税へのまたとない踏み台。

    ・野党が政権を取っても政権運営で

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    2024年02月26日
  • 安倍晋三秘録

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    基本的には安倍さんの話だけど、菅さんや麻生さん森さん小泉さんなどの話も結構多く、あまり知らなかった側面もあり楽しめた。みんな結構人間くさい

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    2023年03月03日
  • 安倍晋三秘録

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    悲しい最期になってしまったけど、功罪半ばで語られるのが政治家だというなら、しっかり「仕事」をした政治家だったことは間違いないと思う。自民党支持者ではないけど、彼を受け継ぐリーダーがはやく現れてほしい、なにも決められない人でなく。

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    2022年07月14日
  • 安倍「一強」の秘密

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    安倍政権が強い最大の理由は、選挙に勝ち続けたこと。
    んじゃ、なんで選挙に強いかといえば、自民党自体が毎度一定数は票数を確保できるのであり、野党に票が集中しなけば勝てる。それに気がついて、野党の票が割れるように動くから。

    序章でもう試合終了か。

    そのあと、本章に入ると、筆者の記者人生を辿りながら、自民党の政局の裏を語り出す。
    その論は的確で、歴代首相についてのマスコミの伝え方が、その時々の状況、誘導によってどれだけ歪んでいるのか、議員同士の力関係や思惑なんかが浮かび上がって実に面白いのだけど、結局また、本のタイトルが浮いてしまうやつかあと思っていたのだけど。

    終章において、本の内容を簡単に

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    2019年10月30日
  • 安倍晋三vs財務省

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    悪の元凶、財務省が何故増税だけを考えるのか、その原点は、1947年に施行された財政法の第4条にある。すなわち「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以って、その財源としなければならない」
    これはひどい。もっともこれはアメリカが日本に戦争を2度とさせないようにするために課した足枷なのだ。憲法9条と同じだ。こんなものに縛られていたとは。ただ例外規定があり建設国債だけは認められるという。ならば防衛費もそうすればいい。まったく困ったものだ。

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    2024年09月27日
  • 安倍「一強」の秘密

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    様々な政治家の裏の顔が分かるので、読み物として面白い(途中よく分からないところは飛ばしたが)。

    ただ、著書が安倍晋三と親交があるので、肩入れしてるのではないか?と感じるところもある。
    安倍政権に対して肯定的なスタンスを貫いているが、それが政策に対する支持からくるものなのか、それとも個人的な関係からくるものなのか分かりかねる。

    もし後者であれば、人として高い評価を持っているということだろうが、政治家を評価する際は前者を重視すべきなのでは?

    個人的な感情移入が散見される本でした。

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    2020年05月09日
  • 安倍「一強」の秘密

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    安倍内閣とはどんな内閣なのか、誕生から現在までを一記者の目で物語のように記した本。小泉内閣や民主党政権(鳩山、菅、野田)などもちらりと出てくる。日々のニュースでは小さなトピックを追い過ぎて分からなくなっていたことが、歴史の流れで掴めることや、安倍首相の性格と成長なども書かれているので、とてもわかりやすい。安倍一強の秘密とは、結局のところ、東日本大震災前後に政権を担った旧民主党政権のあまりの酷さを国民が記憶したこと、政策的に一枚岩にはなれない野党の現状によることが大きいとしている。

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    2019年12月18日