槇あおいのレビュー一覧

  • 猫の目を借りたい

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    想いを残して亡くなった人が、瞬き7回の間だけ、猫の体に入って大事な人に会うことができる。
    「お布施」として猫のユキが求めるのは1番幸せな思い出を語ること。
    どの思い出も温かくて、よりいっそう切なくなる。
    ちょっと生意気な美猫ユキも魅力的。瞬きを我慢してくれたり、優しいところもあるし。
    千鶴の心の傷も、少しずつ癒えていく。
    隣人の重雄もユニーク。実際にお近づきになるのは、私はちょっと、だけど。
    もしシリーズの続きが出たら読みたい。

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    2023年05月26日
  • 猫の目を借りたい

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    人なんて単純なものでね、満腹になればいい具合に眠くなる。寝ればスッキリする。

    起きたら家中の窓を開けて風を取り込む。

    迎え盆には胡瓜の馬で早く走れるよう、送り盆にはたくさんのお供物を持って帰れるようどっしりした茄子を使って精霊馬を作る。

    読後感がとても良い本でした。
    東野圭吾「クスノキの番人」を彷彿とさせる、好きなジャンル。
    どこかで誰かがきっとみててくれる、徳を沢山積んで、それが子孫に回ってくれたらと思えた。

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    2023年04月29日
  • 猫の目を借りたい

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    なんとなく買ってみて、読んでみましたがとても感動しました。このお話の登場人物の人たちみたいに、他人の嫌なところも受け入れて、強く生きていけるようになりたいなあ…。人に優しく自分に優しくって難しいですね。

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    2023年03月22日
  • 猫の目を借りたい

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    とても心が暖かくなる物語でした。
    登場人物のイメージ像についてしっかりと説明されていたので、頭の中で場面を想像しながら読み進めやすかったです。
    思わず涙が出てしまい、喫茶店で読んでいたので慌ててハンカチを取り出しました。
    もう一度読み直したくなる作品です。

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    2023年03月17日
  • 猫の目を借りたい

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    ネタバレ

    イラストレーターの千鶴はSNSの誹謗中傷から廃業し引きこもりの生活をしていた。叔父が緊急入院し飼い猫のユキの面倒を見るため叔父の家に引っ越すことに。ユキには「猫語り」という特殊な能力があり成仏できない霊を体に宿し、7回瞬きする間だけこの世の人と対面させることができる。お布施と称した「人生で一番幸せな想いで」をユキが気に入った場合のみだが。千鶴は「猫語り」の仲介役を務めることになり、対面相手と霊の思い出をイラストに描き、自分を取り戻してゆく。3話収録だがどのお布施も切なく心あたたまる話で胸に応えました。

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    2024年02月05日
  • 猫の目を借りたい

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    人と人との繋がりってあったかいなぁ。
    いいことばかりじゃないけど
    想う気持ちはあったかい。
    ユキは気まぐれ猫のようで
    瞬きするのをプルプルしながら我慢する
    とっても優しい子だった。

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    2024年01月29日
  • 猫の目を借りたい

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    登場人物が皆さんほのぼのとした方で、優しい雰囲気の文章で読みやすかったです。亡くなった方も残された方もお互いの事を思いやっているんだなと伝わってきました。
    ユキちゃんが7回瞬きをする間だけ相手と通じてられるのですが、想いを伝えるには短いのかも。一生懸命瞬きをしないように耐えているユキちゃんが健気で可愛かったです。
    ちょっと生意気な所も可愛かったです。
    猫好きさんにはたまらない一冊でした。

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    2023年07月14日
  • 猫の目を借りたい

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    ユキはいつも最後の瞬きを我慢してて偉い。
    私自身猫と暮らしてると、
    そんな猫の姿を想像するだけでウルウルする。

    亡くなった人の心残りが成就する、
    ユキみたいな存在が本当にいたら良いのに。
    とにかく猫が愛おしすぎる。

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    2023年06月21日
  • 猫の目を借りたい

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    うさぎ屋大賞2位。霊になりユキのオッドアイの目の中に入り7回瞬きをする間だけ1人の人間に会えるとしたら、自分なら誰に会いたいだろう。心残りから彷徨うのは嫌だけどかわいいユキとの不思議な体験には喜んでしまいそうな設定。弁護士の話は、大切なものを顧みない勝手な性格には少し微妙な気持ちになったけど殉職した消防士や毒親の話には胸が痛むし悲しくなる。どの思い出話もあったかくて優しくてユキがヘソ天する気持ちがわかる。この先も、千鶴が猫語りをしながらまたイラストレーターの道を歩めたらいい。とにかくユキがかわいい。

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    2025年07月21日
  • 神田まないたお勝手帖 : 1 白星にぎり

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    舞台設定が似ているからどうしても比べてしまうけど、比較するとこちらはしっとり感がないというか上っ面だけというか、登場人物にもあんまり魅力を感じなかったし・・・もしこちらを先に読んでいたら、また違う感想になったかもしれないけど・・・なんかいろいろ残念。

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    2021年01月10日
  • 神田まないたお勝手帖 : 4 八重ちらし

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    第四弾で最終巻
    父の病から店を引き継ぎ、自分なりに店を
    父と亡き母の親友が相思い出で結ばれ、本人も、落語家が真打にそして結ばれることに
    他の登場人物にも大変なハッピイが

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    2020年11月23日
  • 神田まないたお勝手帖 : 3 棚ぼたん鍋

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    第三弾
    隣のお手伝いの息子の危機を救う常連の浪人、かつての婚約者に絡む女の本心は、父の危機から新しき後継ぎとしての自覚

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    2020年11月10日
  • 神田まないたお勝手帖 : 2 花火がつお

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    第二弾
    常連の隠居と家を捨てて花火師と家を出て行った娘との初鰹を通しての話、出入りの浪人の息子との縁、妹と力士との恋、人情噺三篇

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    2020年11月10日
  • 神田まないたお勝手帖 : 1 白星にぎり

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    シリーズ第一弾
    登場人物紹介の一弾か
    まずは小唄を教えているおきょうの飼い猫かどわかし、泥棒騒ぎから妹と相撲取りの恋、そして食あたり事件から噺家の兄弟子の息子、そして偽物の母親の登場と真相
    まあ、軽く読み流す

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    2020年10月28日
  • 神田まないたお勝手帖 : 1 白星にぎり

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    お料理の描写が イマひとつ。
    湯気や匂いや そんなのまで漂ってきそうなのを
    期待していたけれど あっさりし過ぎかな?
    ちょっとザンネン。

    でも、出てくる人達は
    あたたかみのある人達で 好感持てる。

    変に考え込まなくていいから
    通勤電車の中の読み物には ぴったり。
    続きもポチッたから 届くのが楽しみ(*´ω`*)

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    2020年02月09日