野村啓介のレビュー一覧

  • ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち

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    軍事の才能を発揮し、フランス革命によるカオス社会でのし上がったナポレオン1世。皇帝となりフランスを統治するが、退位し、島流しに。しかし、彼はカムバックを果たし、再び皇帝となる。しかし、ロシア遠征の失敗をきっかけに再び退位、島流し、そして死去。山あり谷ありの人生を一気に駆け抜けた歴史に残る英雄だ。

    ここまではよく知られている世界史の話。本当におもしろいのはナポレオン1世の息子2世、甥の3世、3世の息子4世、それぞれの数奇な運命だ。と、語る著者は彼ら4人をほぼ同ページ数で紹介。フランス革命以後のヨーロッパ社会でナポレオンファミリーは名誉貴族のような存在で好意的に受け入れられていたようだ。今の日本

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    2019年09月11日
  • ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち

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    有名な初代、挟まれた2代、知る人ほど知る3代ときて知らなかった4代。興味深い読めたが、やはり浅くなる。まあ4代だとそうなるよね。

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    2025年07月15日
  • ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち

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    あるようでなかったナポレオン4代に渡る歴史大河。
    一世、三世は有名だが二世、四世も面白い。初代ナポレオンがコルシカ人として、イタリア、フランスの間で揺れ動いた少年時代から、恐怖政治のロベスピエールの1武将として歴史に現れ、テルミドールの反動で失業し、総裁政府で再度表舞台に現れる。その後、出世の階段を駆け上がり、クーデターてトップにおどりでて、ロシアの冬将軍に完敗する。エルバ島続いてセントヘレナ島へ流され終焉を迎える。
    二世はオーストリアて生涯を終え、三世は第二帝政を実現する。現在、三世の評価が低いが、今のパリの街並みを作ったり、パリ万博、スエズ運河開通など現代まで残る大きな功績を残していた。対

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    2024年10月05日
  • ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち

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    ナポレオンの家族史といった内容、政治・軍事に関する深堀はなかった

    ボナパルトとは、フランス語読み、ブオナパルテで、コルシカ系、もともとは、イタリアジェノバのリグーリア地方に由来する
    母レティティアも、コルシカ移住のジェノバ人の家系である。また、ナポレオンには、妹、ポリーヌがいた。

    ナポレオンは、もともと、コルシカの出身で、フランスに疎外感をもっていた。自分がフランス人であるというよりも、コルシカ人であるという自覚のほうがずっと強かったのである。

    1785年、15歳でパリ士官学校を卒業したときは、58人中42番の成績であった、だが、通常4年かかる課程をわずか1年で卒業できたことは極めて優秀

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    2023年06月17日
  • ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち

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    1回目読み終わりました。ナポレオン3世に関して、マルクスが著した「ルイ・ボナパルトのブリュメール18日」(講談社学術文庫)でしか触れたことがありませんでした。そのため、同書に記された凡庸な人物という評価に引っ張られて、大した人物ではないと先入観を持ってしました。情け無い事です。
    しかし、本書を読んだところ、そのような先入観に基づいては、ナポレオン3世の意思や業績を率直に評価する事が出来ないことに気付かされました。
    もちろん、著者の記した本書が絶対に正しい評価とも限りませんが、改めて自らの愚に気付かせてくれたことに感謝しています。
    ナポレオン1世から現代のナポレオン一族に至るまで言及されています

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    2021年03月13日
  • ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち

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    興味のあったナポレオン3世の偉業であるパリの都市計画も、結構あっさりでびっくりした。
    ナポレオン1世は世界的に有名であるが、子孫達はどうだったのか?という疑問に答えるフランス名門一家の波乱に満ちた人生の評伝は、面白い。
    一番、苦労をしたのは、ナポレオンの実母だと思う。息子は英雄・皇帝から流刑人というジェットコースターの様な人生を皇太后として以上に母親として見守りつづけたのだから。

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    2019年03月29日
  • ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち

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    ネタバレ

    ナポレオン、ナポレオン3世だけでなく2世、4世とほとんど知らない人物たちの事が読めるのが嬉しいナポレオン3世ももっと知りたい人物で更に興味が出た。普仏戦争でのナポレオン3世の立場とか今まで思ったのと違ったりパリコミューンとかこのあたり歴史にも興味が出てきた。

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    2025年09月26日
  • ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち

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    有名な二人のナポレオンだけでなく、当然ながら第2世、第4世がいた!この二人がどんな人だったか、フランス政界における存在感の大きさも初めて認識した。そして現代の7世にまで至る。今なお、ナポレオンという名前のフランスにおける影響の大きさの背景が理解できる。ナポレオン3世の評価が愚かな皇帝という低すぎる中で、実は立憲君主制の見識のある指導者であったし、現代のパリの街づくりへの貢献への著者の評価の高さが新鮮。1世のコルシカ人としての意識で、フランスからの独立を望む立場、むしろイタリア寄りのスタートが面白いところ。

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    2019年04月19日