アンドリューメインのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一応ミステリなのかな?いわれればありそうでなかった、シュミレーションモデルを推理の材料にしちゃうミステリ。確かに要素を恣意的に選択してプログラムかけたら傾向でまくりだろうなと。
しかし主人公が天才過ぎてちょっとやりすぎ~。生物、化学、医療系、プログラム系、実地もおっけーとかないやろw題名からインディージョーンズの生物学者ver.なのかと思ったけど、生物学者の範疇超えすぎw
あと、人の感情がわからない病(単語忘れた)だったら、話相手の微妙な心の機微とかわからんのではないかと思った。
ま、なんちゃって理系だもんで全体的には好きです。海外ドラマとかにしたら受けるかもしれない。読み物としては万人にはオ -
Posted by ブクログ
理科系が苦手な人はタイトルを見て本書を避けようとされるかもしれないが、理科系が苦手なぼくでもシリーズ一作目『生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者』ともども本作をしっかりと存分に楽しめたことを保証します。前作よりも理科系とかハイテク数学系などの場面に多くページが割かれている印象はあるものの、それらがストーリーや捜査に重要な小道具の役割を果たしてくれること、またそれら小道具の斬新さ、アイディアの豊富さで、理系云々以上にミステリー・ファンの好奇心をすごく掻き立ててくれるので是非ご安心頂きたい。
小道具ばかりではなく、セオ・クレイの持つ理系学者風の一風変わったキャラもなかなか読みどころである。譲歩 -
Posted by ブクログ
大学で生物工学を教えているセス・クレイ教授。彼がモンタナ州の人里離れた町に滞在中、近くの森で昔の教え子の死体が見つかりました。彼は教え子の死に衝撃をうけ、さらに自分が容疑者になったことから元来の偏屈気質に火がつきました。そして熊に殺されたとされるかつての教え子の死に疑問を抱き、独自に調査を始めるところからこの物語は始まります。事故当時、現場でフィールドワークをしていたセオが容疑者として疑われるのですが、ほどなくしてかつての教え子の殺害は熊の仕業とわかり釈放されることになりました。しかし、彼はこの事件は熊による食害ではなく殺人だと直感します。そしてモンタナの田舎の無能?警察を敵に回しつつ、思いも
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Posted by ブクログ
ネタバレ生物学探偵セオの二作目。
セオは前作の殺人鬼との対決で人生が変わったらしい。
国防情報局で働いているだけでなく、
自分が狩りをする方の人間だと自覚したようだ。
そして、悪党だとわかっていても行方不明の息子を探す男を
手助けすることに。
前作と違って、強い女性ジュリアンが活躍しないことや、
私刑を示唆するようなラストであること、
いかに前作後に訓練を受けたからといって
マジシャンさながらに手錠を外し、
格闘家さながらにその手錠を屈強な男にたたき込むのは
ちょっと無理があることを加味しても面白かった。
独創的な捜査方法で次々と真実を明らかにするからか。
庭に埋められていた犠牲者たちの骨を犬が -
Posted by ブクログ
ネタバレ「パードレはもいない」の後ろの広告で見て。
生物情報工学の教授セオは、
殺害された被害者がかつての教え子でだったため、
いきなり容疑者扱いされる。
警察は熊に襲われたと結論づけるが、
セオは科学的な追及で犯人は人間だと考え、
データを集め分析し、
同じ犯人の被害者と思われる女性の周囲を調べに行く…。
殺人者とホホジロザメの捕食のパターンが同じだと比較したり、
植生を調べて死体を発見したり、
さらにパターンから次々死体を発見したりと、
追及手段が面白かった。
発見した死体を警察で匿名で通報したり、
犯人に脅されて死体を盗んで身代わりとしたりと、
型破りなのも。 -
Posted by ブクログ
【腹減り度】
なし
【食べ物の割合】
☆
【1番美味しそうだったもの】
ダイナーのチェリーパイ(作中見るに美味しくは無さそうだけど)
*感想*
章が短いコマ切れで、とんとん拍子で話が進むので次々場面が変わる割にかなり読みやすい。
ヒロインのジリアンの、健康的なセクシーさと非常に可愛らしいキャラクターが◎。主人公のセオクレイは頑張ってるけどちょっと情けない。
本当にいるのかわからない、見えない敵を追うセオクレイは異常者のよう。ていうかあんなに死体掘り当てて送りつけてたら怪しすぎてセオクレイが捕まると思うのだけど。頭のおかしい学者程度の扱いなのでちょっと疑問だった(張られてたけど。)
タイトル -
Posted by ブクログ
マジシャンの書いた小説。なるほどと思う。東野圭吾の『ガリレオ』シリーズのような理系探偵のサイエンス・ミステリかとの予想を大きく覆し、本書はまるで、全体が仕掛けにみちたイリュージョンのようなエンターテインメント小説なのだった。火器や炎や鉤爪の活劇とバイオレンス・アクション。一人称現在形でのリズミカルな文体に着いてゆくだけで、探偵セオ・クレイの被る肉体的被害を自分が受けているかのような痛々しさに痺れてくる。
生物学探偵というタイトルから地味な先入観を持ってしまうこのヒーローは、一見普通の大学教授、かつフォールド・ワークと最先端のデジタル技術を駆使する研究者でありながら、実は真実を手にするため