IPL経営戦略研究会のレビュー一覧

  • IPランドスケープ経営戦略

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    本書は知的財産(知財)を活かした経営に関し、その重要性を説いてくれる一冊。

    IPランドスケープとは。

    <知財を駆使したビジネス分析>
    広義の意味では、知財を活かした経営そのものであり、自社の知財の状況を理解し、自社の強み・弱みを踏まえて新たな戦略、ビジネスモデルへ取り組み、会社の未来を拓くこと。

    <知財経営を可能にする分析手法>
    狭義の意味では、特許などの知財データ、その他のデータを駆使して自社の状況を分析し、経営者に分かりやすく説明する。新たなビジネスモデルを提言すること。

    アップルやインテルなどの欧米の知財を経営に活かしている事例を紹介。それらの徹底したオープン&クローズ戦略を解説

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    2019年08月30日
  • IPランドスケープ経営戦略

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    欧米における知財部門は、初めから経営戦略事業戦略を決める役員会に組み込まれている。

    日本の電気が大量に出版していた特許の中には、本来は営業機密として工場内に留めておかなければならなかった。製造ノーハウが相当を含まれていた。

    実際日本の携帯端末メーカーの関係者は、クアルコムは法外な得ライセンス料を求めてくる。彼らはメーカーでは無いので、我々の時を使ってクロスライセンスに持ち込むこともできない。

    そのことを何より示しているのが、日本の上場会社、製造業においてさえ、知財部門のトップは役員になれず、平野部長にとどまることが多いと言うことだ。

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    2024年05月01日
  • IPランドスケープ経営戦略

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    知財戦略はビジネスの事業戦略と密接な繋がりがあり、特許重視のプロパテントは会社の将来を決める重要な要因だ。これまでの日本は特許の数を重視するあまり、質(基本特許)が出しきれていない。これからは改良特許だけでなく基本特許が大切だと思う。第2章ではバブルチャートを使った各社の具体事例がよく記されている。日本海海戦の勝利とミッドウェイ海戦の敗北もIPランドスケープの勝敗ともよく結びつけられる、と感じた。

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    2021年03月14日
  • IPランドスケープ経営戦略

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    ネタバレ

    第1部はそれなりに説得力のある文章だが、第2部からは普通のパテントマップの話になっていて、ちょっとイマイチ。自社の戦略を知財情報から立てたという事例が紹介されていれば良かったのかもしれないが、なかなかそこまで紹介できないのだろうな・・・というか、やっぱり経営戦略にまで活用できていない、といことなのかもしれないな。

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    2021年05月31日
  • IPランドスケープ経営戦略

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    IPLが経営的に必要というのは分かったが、じゃあIPLをどう作成するのか?どう読みといていくのかという点は分からず、中途半端な印象。

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    2020年05月06日
  • IPランドスケープ経営戦略

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    ネタバレ

    第1部とあとがきの総論的な話は面白かった。例えば以下のような話。

    ・オープン&クローズ戦略とは、要は自社のコア領域を知財で徹底的に守り(許諾もせず)、それ以外はオープンにするという話。

    ・ベンチャー設立で地獄を見た知財マンが、ナブテスコの知財責任者になり、徹底的なIPランドスケープで経営者や事業部に認められた話。

    ・戦争もビジネスも勝利にはライバル分析の努力が必須であり、日露戦争→太平洋戦争と、戦後復興→80年代以降は、分析の努力による勝利→奢って分析をしなくなったことによる敗北という構図が共通するという話。

    ただ、具体的なIPランドスケープのケーススタディの第2部は、自分の知

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    2019年10月23日