写真や動画でさえもその本質を伝えることが難しいVR。それが文章として言語化されていることにまず驚く(私はVRを体験したことがないので、まだわかった気になっただけの段階ではあるが)。
それこそ数十年前からバーチャルリアリティというものはあったが、注目されては失望され…の繰り返しだったのではないだろう
...続きを読むか。
それが今、何度目かの盛り上がりを見せているのは技術革新とともにVRの扱い方、接し方が分かってきたというのは大きいのかもしれない。本書を読んでそう感じた。
共感と親密さがVRから得られるようになってくると哲学的な問いが持ち上がってくる。これは同じく近年盛り上がりを見せているAIについてもいえるだろう。
本書を読み進めながら、テクノロジーとフィロソフィーが混ざりあっていくであろう未来に思いを馳せた。